河北省女子刑務所「転向しないと、狂うか死ぬしかない」と脅迫する
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 【明慧日本2025年2月6日】最近、釈放されたばかりの法輪功学習者(以下、学習者)が明らかにしたところによると、河北省の学習者・王瑞伶さんと小愛さんは、「真・善・忍」の信仰を放棄することを拒否したとして、河北省女子刑務所での拷問によって精神に異常をきたした。さらに、刑務所の警官は、「転向」を拒否する他の学習者たちに対して、「転向しなければみんな狂うか、死ぬしかない」と脅迫した。

 王瑞伶さんは現在、河北省女子刑務所に不当に収監されており、「転向」を断固として拒否しているとして、ほぼ毎日暴行を受け、さまざまな拷問によって精神に異常をきたした。彼女は毎日、監房の窓によじ登って大声で泣き叫んでいる。

 小愛さん(彼女のフルネームは不明で、みんながこのように呼んでいる。年齢はおそらく30代で未婚)も「転向」を拒否したとして精神に異常をきたした。毎日ただ泣き叫び、喚いているだけである。

 学習者を専門に迫害する刑務官は、「この2人はもう狂った。放っておけ」と言い放ち、それを利用して「転向」を拒否する学習者たちを脅した。「転向しなければ、みんな狂うか、死ぬしかない。狂ったとしても、刑期が終わっても外に出られない。『転向』しなければ、死ぬだけだ」

中共酷刑示意图:殴打、撞头

中国共産党による拷問のイメージ図:殴打や頭を壁に衝突させる

 さらに邪悪なのは、刑務官がすでに「転向」した学習者に、まだ転向していない他の学習者を「転向」させるように強制している。さらに、刑務官は、「転向」を拒否する学習者たちの目の前で、その「転向」した人を殴る行為を行っている。この光景に耐えられず、多くの人が「転向」してしまった。

 王瑞伶さんの連行、不当な判決、および刑務所での迫害の現状

 王瑞伶さんは、現在73歳前後で、河北省遵化市堡子店鎮北嶺村の住民である。

 明慧ネットの情報によると、2019年7月6日午前3時過ぎ、遵化市内の複数の村や町に住む法輪功学習者たちが、ほぼ同時に警官による自宅侵入、連行、そして不当な家宅捜索を受けた。遵化市公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長は、「当日300人以上の警官を動員した」と言った。また、ある派出所の所長は、「逮捕の予定人数は30人以上と決められていた」と漏らしたという。

 警察はその日、19人の法輪功学習者を連行した。その中には、王瑞伶さん(当時68歳)と夫の馬拡さん(当時68歳)が含まれ、2人は自宅から警官に連行され、家は徹底的に荒らされた。

 同年12月17日、19日、23日の3日間にわたり、遵化市裁判所は王瑞伶さん、馬拡さんを含む12人の法輪功学習者に対して不当な裁判を行った。その後、これら12人の学習者に対して、不当に懲役2年から8年の判決を言い渡し、さらに2,000元から10,000元(約20万円)の罰金を科した。中でも王瑞伶さんは最も重い刑を受け、不当に懲役8年の判決を言い渡された。

 2021年4月16日の夜、王瑞伶さんは石家荘女子刑務所の第14監区に拘禁され、その後第13監区に移された。彼女は毎日、朝・昼・晩と暴行を受け、監房内では彼女の血痕が頻繁に見られていた。また、王瑞伶さんが薬を飲むことを拒否したため、刑務所の警官に歯を折られた。さらに、王瑞伶さんが一貫して「転向」を拒否していることを理由に、刑務所は家族との面会を禁止し、「転向しない限り面会は許さない」としている。

 また、明慧ネットが2024年7月7日に報じたところによると、遵化市裁判所によって有罪判決を受けた12人の法輪功学習者のうち、8人が順次釈放されたという。しかし、王瑞玲さん、田書学さん、張玉明さんは依然として収監されている。また、7年の刑を宣告された王建さんは、冀東刑務所で拷問を受け2023年4月3日に死亡した。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/15/488352.html
 
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