遼寧のある裁判所 5人の法輪功学習者に対して開廷
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 【明慧日本2025年2月13日】遼寧省朝陽市の法輪功学習者・蘭青中さんと妻の胡秀麗さん、賀洪軍さんと妻の付文輝さん、さらに田鵬飛さん(法輪功学習者の家族)の5人が、朝陽市公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官によって連行され、架空の罪で起訴されている。2024年12月2日、18日、23日の3回にわたり不当な裁判が行われ、警察と検察官がでっち上げたいわゆる証拠がその場で明らかにされた。双塔区裁判所は今年1月22日の午前に再び公判を開く予定だということを弁護士に通知した。

 3回の裁判において、警察と検察官がでっち上げたいわゆる証拠が次々と暴かれている。法輪功学習者たちは、皆善良な人々であり、国家のいかなる法律にも違反しておらず、心を磨き善行を積むことで家庭や社会に多大な利益をもたらしており、一切の害を与えていないことを明らかにしている。さらに、この裁判が冤罪であることを善意で指摘し、「警察の終身追責制」を念頭に、学習者を誹謗中傷する行為が誰にとっても良い結果をもたらさないことを注意喚起している。さらに、あらゆる角度からこの問題が関係者全員にとって将来的に及ぼす利害関係を説明している。しかし、一部の公安局、検察庁、裁判所の関係者は、これらの忠告に耳を貸さず、善良な人々への迫害をなおも続けている。

 2024年5月11日、遼寧省朝陽市公安局は統一行動を実施し、70人以上の法輪功学習者を一斉に連行した。その中には、内モンゴル自治区赤峰市に住む朝陽市出身の賀洪軍さんと付文輝さん夫妻、蘭清中さんと胡秀麗さん夫妻、さらには孫暁明さんと張鳳侠(張鳳霞)さん夫婦も含まれていた。この行動は、赤峰市にまで及ぶ越境連行であった。同日の早朝、5歳の息子を幼稚園に送るために準備をしていた田鵬飛さんは、階下に降りて自転車に乗ろうとしたところ、突然、複数の私服警察官が押し寄せ、彼に手錠をかけた。この様子を目の当たりにした子どもは恐怖で大声をあげて泣き叫び、何が起きたのか分からず、その場で「お父さんを連れて行かないで!」と警官に向かって跪いて懇願した。

 この事前に計画された大規模な連行は、数十世帯に苦難をもたらし、日常生活を破壊し、事業の継続も困難な状況に追い込んだ。善良な人々は刑務所に投じられ、肉体的および精神的な迫害を受け、その影響が家族の生活にも及び、元々正常だった社会の秩序に混乱を招いている。

 胸に手を当てて考えれば、法輪功学習者が殴られても殴り返さず、罵られても言い返さない善良な人々であることは誰もが承知しているはずである。ましてや、法輪功学習者の家族である田鵬飛さんの一家は、幼い子供が2人おり、すでに生活が困難な状況に陥っている。田鵬飛さんの妻は涙ながらに各部署に助けを求め、夫が一日も早く釈放され、働いて家計を支えられるようになることを願っている。そうすることで、2人の子供の学業を続けさせ、基本的な生活を維持し、この家庭を守ることができるのである。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/11/488194.html
 
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