ロンドンの中華街での新年祝賀 市民が法輪功への迫害反対を支持
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 【明慧日本2025年2月15日】旧暦の正月4日のロンドンの中華街は、灯籠が飾られ、獅子舞が新年を祝うなど、賑やかな雰囲気に包まれていた。人々は伝統的な佳節を祝うと同時に、人権と信仰の自由に関わる世界的な署名活動にも注目した。多くの通行人が法輪功の情報ブースに立ち寄り、資料を読み、中国で中国共産党(以下、中共)による法輪功学習者(以下、学習者)からの生体臓器収奪の暴虐を知ると、次々と請願書に迫害への反対を表明する署名を行った。

'图1:二零二五年大年初四,伦敦唐人街张灯结彩热闹非凡。法轮功<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>点的展板,吸引人们的目光,路过的民众纷纷接过学员传递的真相资料。'

2025年旧正月4日、ロンドンの中華街でパネル資料を読み、資料を受け取る市民

'图2~3:明白真相的民众纷纷支持法轮功反迫害的征签。'

中共による法輪功迫害に反対し署名する市民

 ロンドンの中華街は常に多文化が交わる中心地であり、学習者の今回の活動が、信仰の自由と文化の保護に対する世界的な関心を一層際立たせている。

 この署名活動では、7人の異なる背景を持つ人々が自らの経験と感想を共有した。中国からの移民、地元イギリスの企業家やエグゼクティブ、さらにはアメリカの留学生まで、彼らの体験談は、より多くの人々が目覚め、そして立ち上がり声を上げさせている。

 中国からの移民:中国人こそが国家の主である

 孫仁義(匿名)さんと姪の孫美仁(匿名)さんは、かつて中共政府の体制内にいた。彼らは中共内部の腐敗をよく知っており、最終的にイギリスに移住することを決断した。「中共を本当に理解している人は、みな「足による投票」(個人が自分の好みに合う公共サービスを受けられる地域に自由に移り住むことであり、現在居住する地方公共団体のサービスを含めた政治を選挙を通じて変えるよりも簡易かつ現実的であることからこのように呼ばれている)することを選択するのです」と孫さんは語った。

 彼らが中華街で中共による学習者からの生体臓器収奪の事実を聞いたとき、驚くことはなかった。なぜなら、中共が法輪功を迫害するのは、法輪功が有害だからではなく、学習者の数が共産党員よりも多く、さらに彼らが「真・善・忍」を信仰していることが、中共にとって脅威だからだと彼らは理解しているという。

 中共の虚言に気づいた孫仁義さんと孫美仁さんは、その場でかつて加入していた共青団と少年先鋒隊からの脱退を宣言し、「共産党は中国そのものではなく、中国国民こそが真の国家の主だ」と言った。さらに、学習者から贈られた『共産党についての九つの論評』を読むことを決めた。「この本は、中共によって植え付けられた毒害を根本から取り除くのに役立つ」と彼らは話した。

 子どもは時に大人よりも物事の是非を見極めることができる

 アンナさんは不動産投資家であり、ソーシャルメディアの仕事にも携わっている。彼女は夫と10歳の息子トーマス君と、12歳の娘とともに中華街を散策していたところ、学習者の署名活動に出会った。昨年も同じ場所で学習者と会話を交わしたことがあり、今回はトーマス君がいち早くこの場所を思い出し、「もっと詳しく知りたい」と自ら興味を示した。

'图4:安娜和儿子再次来了解真相,支持反迫害。'

アンナさんとトーマス君

 アンナさんはこう語った。「私たちは学習者と話をし、中共による法輪功学習者からの臓器収奪について聞きました。子どもたちは衝撃を受け、トーマスは『本当にそんなことがあるの?』と信じられない様子でした」

 請願書は18歳未満でも署名できると知ると、トーマス君は迷うことなく自分の名前を書き、続いてルイーザさんも署名した。さらにアンナさんを驚かせたのは、普段こうした署名活動に関わろうとしない夫が、学習者の説明を聞いた後、真剣な表情で署名したことだという。

 「今回の経験を通して、時に子どもは大人よりも物事の是非を見極める力があると感じました。彼らの純粋さと正義感に心を打たれました」とアンナさんは語った。彼女は、自分の子どもが幼い頃から思いやりと正義の大切さを学んでほしいと願っている。

 企業家の正義への支持

 ジョニーさんはエネルギー業界の幹部であり、エネルギーハブやトラック充電プロジェクトの開発に取り組んでいる。彼は長年にわたり中国文化に関心を持ち、坐禅や気功を学んだこともある。健康を崩した際には中国の医師に頼ることが多く、東洋医学の恩恵を深く実感している。そのため、中華街で法輪功の修煉法や、中国で中共による法輪功への迫害が行われている事実を知ったとき、大きな衝撃を受けた。

 彼は「この功法の法理は本当に博大で奥深く、その理念は社会の最も素晴らしい価値観の上に築かれている。私は、なぜこれほど平和的な信仰が迫害されるのか? 理解できません」と言った。

 ジョニーさんは、中共が学習者から生体臓器収奪をし、それを利益の手段としていることを詳しく知り、怒りを込めて「これはまさに驚愕すべきことです! 2022年4月、英国議会は英国市民が中国での臓器移植を受けることを禁止する法律を可決しました。これは問題の深刻さを示しています」と述べた。

 ジョニーさんは、自身のリソースを活用して情報を広め、進行中の人権危機についてより多くの西洋人に知ってもらうことを望んでいるという。彼は、国際社会がこの深刻な人権侵害に注目し、これを阻止すべきだと強調した。

 法輪功の静かな力に夫婦が引き寄せられる

 ダニアさんと夫のサミュエルさんは家族で不動産業を営んでいる。ダニアさんは「彼らが静かに功法を煉っており、坐禅を組んでいるのを見て、とても感動しました。私は、身体と心の統一と自由は誰もが持つべき権利だと強く信じています。もし政府がこの権利を奪うなら、人々は誤った情報に影響されやすくなり、独立した判断力を失い、さらには操作されてしまうでしょう」と述べた。

'图5:丹尼娅和丈夫塞缪尔跟着法轮功学员学炼第二套功法后惊喜不已。'

法輪功の第二功法を学ぶダニアさんと夫のサミュエルさん

 ダニアさんはさらに、人々の文化や信仰を奪うことは、最終的に負の影響をもたらすだけだという。彼女は「文化と信仰は民族の根幹であり、もし強制的に消し去られれば、社会は混乱と不安定に陥るでしょう。私たちはこの情報を西洋世界へ広め、より多くの人々に真実を知ってもらい、この問題の深刻さを認識してもらう必要があります」と語った。

 サミュエルさんは補足して、「これはあまりにも非人道的だと思います! どうして『真・善・忍』を信じるだけで、こんなにも迫害を受けなければならないのでしょうか? 西洋では、多くの人が変革を促す力を持っています。だからこそ、認識を広め、影響を拡大することが非常に重要です。私は自分の力を尽くし、地域社会でこの情報を広め、より多くの人にこの声を届けたいと思います」と語った。彼らは、自分たちの選挙区の議員にこの問題を伝えたいと話した。

 好奇心から、サミュエルさんは実際に法輪功の功法を体験した。その結果、驚くほどの感動を覚えたという。「功法を練っていると、とても心地よく、内面が穏やかになるのを感じました」とダニアさんは話す。サミュエルさんも、「こんなにリラックスできる感覚は初めてです」と話した。彼らは功法を学び続けることを決意し、近くの煉功点に行く計画を立てたのである。

 アメリカ人留学生の目覚め

 アメリカからの留学生で国際貿易専攻の大学院生のニコルさんは、ロンドンで学ぶ間に、初めて法輪功が中共によって迫害されていることを知った。彼女と2人の同級生は、「これまで西洋の主流メディアで中共の臓器収奪に関する報道を見たことがなかった」と驚いた様子で話した。

'图6:妮可和同学们决定利用社交媒体平台,将真相传播出去,盼能尽早停止这场的迫害。'

アメリカ人留学生のニコルさん(左)と​​​​​同級生2人

 ニコルさんは、政府が人々の修行を妨害すること自体が間違っている、臓器収奪はさらに非人道的だという。「こんなに深刻な人権問題が、西洋の世界ではほとんど取り上げられていないのが信じられません。私たちは何かしなければならないと思います」と彼は話した。

 3人は、ソーシャルメディアプラットフォームを利用して、これらの情報を広め、より多くの人々に中共による学習者への残虐な迫害を知ってもらうことを決めた。ニコルさんは「もし世界中のもっと多くの人々がこのことを知り、声を上げて非難すれば、共産党への圧力はどんどん強くなり、早期にこの迫害を止めることができると信じています」と話した。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/5/490416.html
 
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