張美菊さん 吉林女子刑務所に拘禁され、家族の面会権も剥奪される
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 【明慧日本2025年2月17日】吉林省長春市の法輪功学習者・張美菊さん(52)は、2023年11月、自宅に押し入った警官に連行され、長春市女子拘置所に拘留された。その後、長春市朝陽区裁判所は張さんに懲役4年の判決を言い渡した。張さんは吉林省女子刑務所に送られ、1年余り拘禁されていたが、家族は張さんと面会することを許可されていない。

 家族は刑務所側と話し合い、張さんとの面会を求めたが、刑務所八監区は、張さんの登記簿謄本、結婚証明証、夫の身分証明証などのコピーを出すように要求した。張さんの息子はそれらの証明証のコピーを郵送したが、刑務所側は受け取っていないと言った。それで、家族はいまだに張さんと会うことができていない。

 長春市緑園区環境保護処に勤めている張さんは1999年前から、法輪功を学び始めた。法輪功を学んで、「真・善・忍」に従って自分を要求し、以前より精神状態が改善できた。今回、連行された後、張さんは会社に給料を差し止められ、年金保険も停止された。

 2023年11月22日夜7時過ぎ、長春市緑園公安局の平和大街派出所の私服警官3人が、張さんの家にやってきて、ノックした。張さんはドアを開け、警官の姿を見て、すぐにドアを閉めた。しばらくして、勤め先の上司・張成吉が張さんに電話をかけてきて、「警官は少し確認したいことがあるから、ドアを開けなさい」と言った。そして、張さんがドアを開けると、警官らは家に入り、1人が携帯電話で家中を録画をした。そして、張さんの夫は、警官に対し怒り、警官を押しただけだが、警官らは「警官を襲った」「法輪功の文言が書かれた紙幣を使った」との理由で、夫を連行し、葦子溝拘置所に5日間拘留した。

 そして、1人の警官は電話でさらに3人の警官を呼んできて、張さんの家を家宅捜索し、法輪功の書籍、法輪功創始者の写真、電動自転車の鍵、息子のパソコン、銀行通帳、張さんの身分証明証、他の証明証などの個人財産を押収した。その後、張さんの息子は平和大街派出所に行き、自分のパソコン、自転車の鍵、銀行通帳を取り戻した。

 派出所に連行された張さんはその後、長春市女子留置場に送られたが、家族と会うことが許されず、家族は張さんの状況がわからなかった。留置場側は家族に拘禁されている張さんのために留置場にお金を入れるようにと通知しただけだった。2024年6月、張さんは長春市朝陽区裁判所に懲役4年の判決を下されたとわかった。

 明慧ネットの迫害事例に対する不完全な統計によると、2024年に吉林省の9地区の法輪功学習者は依然として、様々な迫害を加えられていた。迫害を受けたのは1031人で、そのうち、迫害され死亡した学習者は、14人、不当判決を受けたのは78人、連行されたのは396人、嫌がらせを受けたのは287人、家宅捜索を受けたのは216人、強制洗脳をされたのは11人、放浪生活を余儀なくされたのは7人、行方不明になったのは4人、経済的な迫害を受けたのは18人で、押収された金額は15万7850元である。中国共産党当局が法輪功学習者の情報を封鎖しているため、多くの迫害事例は明らかにされていない状態である。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/9/490558.html
 
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