共産主義犠牲者追悼の日 ブルガリアの学習者が迫害に抗議
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 【明慧日本2025年2月18日】 毎年2月1日はブルガリアの「共産主義犠牲者追悼の日」であり、1944年から1989年の間に共産党による迫害で亡くなった人々を追悼する日である。2025年2月1日(土)、ブルガリアの法輪功学習者(以下、学習者)は、第二の都市プロヴディフと海辺の都市ヴァルナで、迫害の実態を伝え、迫害を阻止する活動を行なった。中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害はすでに25年以上続いており、学習者は信念を貫いたために拷問や虐待を受けている。この事実を知った多くのブルガリア市民は、学習者に声援を送り支持した。

'图1:普罗夫迪夫共产主义受难者纪念碑。'

プロヴディフの共産主義による犠牲者の記念碑

'图2~4:路人来了解<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>,并在请愿书上签名。'

法輪功迫害の実態を理解した人々は署名している

 プロヴディフでは、学習者たちは賑やかな歩行者天国カメニツァの階段前に集まり、法輪功のブースを設置し、人々にチラシを配布し、横断幕を掲げた。また、迫害を阻止するための2種類の署名を呼びかけた。一つは、中共による人権侵害を非難するための請願書、もう一つは、反対派医師組織(DAFOH)が発起したもので、ブルガリア政府に対し、政府、民間団体、市民が中共の学習者への迫害や生体臓器収奪に直接または間接的に関与しないように呼びかける請願書である。

 寒い天候にもかかわらず、多くの通行人が足を止め、中共による法輪功への迫害の実態を知り、請願書に署名した。

 市民は法輪功への迫害反対を支持

 オルガさんはブルガリアに住むロシア人女性で、この日、2人の幼い息子を連れて真相ブースを訪れた。彼女は学習者たちに自身の経験を語った。「共産主義の『赤い疫病』のせいで、多くの人々が故郷を離れざるを得なくなかった。共産主義は世界を混乱に陥れた。」

'图5:奥尔加明白共产主义的邪恶,她称呼共产主义为“红色瘟疫”。'

共産主義の邪悪さを知り共産主義を「赤い疫病」だと言うオルガさん

 法輪大法が迫害を受けていることや、中共が学習者の臓器を収奪して売買し、利益を得ていることを知った彼女は、大変衝撃を受け、「彼ら(中共)は人間ではないのですか?」と叫んだ。

 また、彼女は人権弁護士の友人がいることを話し、今日見聞きしたことを彼らに伝えると約束した。

'图6:认真听法轮功真相的女士和小女孩们。'

法輪功迫害の実態を真剣に聞いている子供たち

 別の女性は数人の少女を連れてブースを訪れ、中共による法輪功迫害や暴力について知り、恐怖と衝撃を受けた。彼女は「信じられません」と語りました。一人の少女は「わかりました。これは人権侵害ですね!」と言った。

 また、ある女性は横断幕の内容を読み終えると、すぐに2種類の請願書に署名した。学習者が「中国で今何が起こっているか、もっと知りたいですか?」と尋ねると、彼女は「知りたい人には、これだけで十分です。あなたの活動は称賛に値しますし、支持します。成功をお祈りします」と答えた。

 メディアが法輪功を報道

'图7~8:法轮功学员在保加利亚的海滨城市瓦尔纳(Varna)举办了反迫害活动。'

学習者たちは海辺の都市ヴァルナでも迫害の実態を伝える活動を開催

 同じ日、学習者たちはブルガリアの海辺の都市ヴァルナでも迫害の実態を伝える活動を行なった。彼らは有名なランドマークである海洋公園の入り口にブースを設置し、地元住民や観光客にチラシを配布し、中共による学習者への迫害の実態を伝えた。

 ヴァルナで最も視聴率の高いメディア**Actualno**はこの活動を報道し、《ブルガリア、中国、2月1日:私たちの共通点――共産主義の犠牲者に敬意を表して》というタイトルの記事を掲載した。

'图9~11:瓦尔纳当地媒体Actualno对法轮功活动进行报道的截图。'

地元メディアは法輪功迫害の実態について報道している

 記事では、1999年に中共が法輪功迫害を開始したことや、イギリスの裁判所で行われた国際検察官ジェフリー・ナイス)による正義の審判について取り上げている。

 2020年、ジェフリー・ナイス卿が主導したロンドンの「中国問題法廷」は、「良心の囚人からの強制的な生体臓器収奪は長年にわたり中国で行われており、多くの犠牲者が出ている」と全会一致で議論の余地なく結論を下した。

 さらに、記事は以下のように述べています。「2024年6月18日、ストラスブールで歴史的な決議が多数決で可決され、欧州議会(EP)が初めて決議を通じて、中国共産党による25年間にわたる法輪功学習者への迫害を行ったことに対する処罰を要求する」

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/8/490525.html
 
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