信仰を堅守する李向紅さん、李静さん 陝西省女子刑務所で迫害を受けている
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 【明慧日本2025年2月20日】陝西省咸陽市礼泉県の法輪功学習者・李向紅さん、李静さんは、2024年2月29日、秦都区裁判所から李向紅さんに懲役4年6カ月と李静さんに懲役4年の判決を言い渡された。2人は、昨年7月に陝西省女子刑務所に送られ、7カ月間経ったが、刑務所側は「『転向』していないので厳重管理になった」との理由で、2人には家族との面会を許していない。

 連行から判決を受けるまでの経緯

 2022年9月、咸陽市礼泉県の法輪功学習者6人は乾県に行き、法輪功の資料を配布したが、監視カメラに撮られた。9月30日、6人はそれぞれ、咸陽市公安局、乾県公安局、礼泉県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行された。その中で、李向紅さん、李静さん、張濤さんの3人は刑事拘留された。

 2024年2月19日、秦都区裁判所は李向紅さんに4年6カ月、李静さんに4年、張濤さんに10カ月の実刑を宣告した。李向紅さんと李静さんは判決を不服とし、控訴した。2024年6月18日、咸陽市中級裁判所は2人に原判決を維持する結果を下した。

 そして、李向紅さんと李静さんは、2024年7月、西安市にある陝西省女子刑務所に送り込まれた。2人は「転向」しないとの理由で、刑務所側に家族と面会することを拒否されている。

 明慧ネットの報道によると、連行され拘禁された李静さんは、2018年7月、陝西省柞水県裁判所から懲役16カ月の判決を下された。李静さんは2019年5月に帰宅したが、2022年9月にまた連行されたという。

 李向紅さん、李静さんが受けた迫害の詳細は明慧ネットを参照。

 陝西省女子刑務所の罪悪

 陝西省女子刑務所は、2002年に法輪功学習者の拘禁が始まって以来、江沢民の法輪功学習者に対する「名誉を汚し、経済的に破綻させ、肉体を消滅させる」、「殴り殺しても気にせず、死んでも自殺とする」、「死んでも原因を調査せず、直接火葬せよ」などの抹殺政策を積極的に実行している。また、拘禁された数百人の女性法輪功学習者に対して、肉体的・精神的な拷問、重労働を課すなどの迫害を加えた。それは、法輪功学習者に真・善・忍の信仰を放棄させ、高い経済利益を得るという目的を達成するためである。

 陝西省女子刑務所には全部で10の隊(つまり10の監区)があり、そのうち、第9隊は「入監隊」とも呼ばれ、法輪功学習者に「転向」を強制するための場所である。第10隊は「厳重管理隊」で、法輪功学習者に対する残虐な迫害を行う刑務所の中の刑務所である。第1隊から第8隊は法輪功学習者に強制労働をさせ、製品を生産する奴隷労働の現場である。

 陝西省女子刑務所には、法輪功学習者への迫害に特化した一連の本がある。法輪功についての真実を知らない受刑者はそこから、法輪功学習者を監視・洗脳・「転向」する方法を学ぶことができる。例えば、罪を認めない限り食事をすることが許されず、トイレに行くことも洗濯することも許されず、家族に会うことも許されない。「転向」は、家族との面会を得るための交渉材料として使われている。

 陝西省女子刑務所は、法輪功学習者に対して残酷な迫害の手段を取っている。例えば、長時間の殴打、長時間立たせる、長時間座らせる、電気ショック、吊し上げる、手を背中に後ろに回して手錠をかける、睡眠の剥奪、凍えさせる、強い日差しに当てる、灌食、薬物迫害など。不完全な統計によると、2002年から2020年までの19年間に、法輪功学習者たちは少なくとも250回、31種類の拷問と虐待を受けた。このことから、陝西省女子刑務所は無法地帯であり、非人間化が蔓延っている地獄のような所であることは明らかである。

 陝西省女子刑務所の悪事については、明慧ネットを参照。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/16/490801.html
 
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