『ワシントン・エグザミナー』 の報道:中共が米国メディアを操作して神韻を攻撃
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 【明慧日本2025年2月23日】(明慧記者・王英)米国のニュースメディア『ワシントン・エグザミナー』は2月20日、著者ブライアン・タイフ氏の記事を掲載し、中国共産党(以下、中共)が神韻芸術団(以下、神韻)を直接弾圧して廃業に追い込むことができなかったため、現在はより陰険な手段に切り替え、米国メディアを利用して神韻を攻撃しているという。ブライアン・タイフ氏は、アメリカのミレニアル・ジェネレーション・カンパニーのCEOであり、テキサス州陸軍国民警備隊の退役軍人でもある。

 記事によると、数十年来、中共は伝統文化の抹殺や宗教の自由への弾圧に力を注いでいる。神韻は、この動きとは反対で、真の中国伝統文化の復興に尽力する団体である。

 中共は直接的な弾圧によって神韻を廃業に追い込むことができなかったため、今ではより陰険な手段を取るようになった。具体的には、アメリカのメディアである『ニューヨーク・タイムズ』を利用して、神韻を攻撃している。これは、言論やメディアを操ることによって、反対意見を封じ込める試みの一環として行われている。

 これは単なる中国の問題だけではなく、アメリカの問題でもある。もし外国の独裁者が手法を講じて我々のメディアに浸透し、異論を抑え、世論を操作するならば、我々の共和国の根幹が脅かされることになる。これは我々の決意が試される局面だ。我々は自らの価値観を守るのか、それとも中共に対し、アメリカ人が何を聞くことができ、何を聞くことができないのかを決めさせるのか?

 神韻は国際的に高い評価を得ている。神韻は企業スポンサーから一切の資金援助を受けていない。神韻の使命は、5000年の真の中国伝統文化を伝えることであり、一方で中共は長年にわたり中国伝統文化を抹殺しようと努めてきた。中共は世界各地の劇場に圧力をかけて神韻公演を中止させようとし、誹謗中傷キャンペーンを展開し、さらには神韻に対するサイバー攻撃まで行っている。これらの試みが失敗すると、中共は新たな手法に切り替え、米国メディアを第一の武器として利用し始めた。

 『ニューヨーク・タイムズ』はこれまで、社会主義や共産主義のイデオロギーに対して同情的な姿勢を示してきたが、最近になって神韻への攻撃を開始した。しかし、これは単なる一つの記事の問題ではない。それは広く知られた中共の戦略に従っているのだ。中共政権は、ハリウッドに自己検閲を強要し、大企業を操作して中共への批判を避けさせ、西側諸国のジャーナリストを利用して自らのプロパガンダを推進することに成功してきた。

 米国プロバスケットボール協会(NBA)、ハリウッド、そしてシリコンバレーは、市場参入の見返りとして何度も中共に屈服し、利益を選んできた。孔子学院は文化交流を装いながら、実際には中共のプロパガンダ機関として米国の大学に浸透している。そして今、中共は米国メディアを利用し、米国に庇護を求める反体制派を誹謗中傷し、迫害から逃れてきた人々に対して、我々自身のメディアを敵対させようとしている。

 これはまさに外国による干渉である。アメリカのメディアが中共の言論に同調する時、彼らは言論の自由を抑圧することに加担していることになる。それは国外だけでなく、アメリカ国内でも同じである。

 私はイランで育ち、政権がどのように心理戦やプロパガンダを利用して異論を抑圧するかを目の当たりにしてきた。毎週金曜日の祈りの後、過激派の暴徒たちは、政府の厳格なイデオロギーに合わない私のような家庭を攻撃の対象にしていた。イラン政権は国家が管理するメディアを使って、市民同士を対立させ、反対派を排除している。今、私は中共も同じ手法を講じているのを目にした。中共は暴徒ではなく、アメリカのジャーナリストを使って攻撃を仕掛けているのだ。目的は変わらず、ストーリーを操作してプロパガンダを広め、反対派を悪魔化し、真実を明らかにしようとする人々を黙らせている。

 神韻公演が直面している問題は、単に中国の問題だけでなく、アメリカの問題でもある。もし私たちが外国の対立者に、この国で誰が発言でき、誰が発言できないかを決めさせるならば、私たちはもはや自由な国ではなくなる。この状況が続けば、その結果は深刻なものになるだろう。アメリカのジャーナリストが中共に挑戦する人々を抑圧するための道具となるにつれて、言論の自由は侵害されるのである。もしメディアが神韻のような組織を攻撃するための武器として使われるならば、どうすればそれをアメリカ人に対して同じように使うことを防げるのだろうか?

 中共の影響力がアメリカの企業、大学、メディアに深く浸透していることは、私たちの共和国を危うくする。もし中共がメディアの影響力や金融の力を使って、公共の言論や政策決定を操ることができれば、アメリカはもはや自治を保つことができなくなる。それは自由と民主主義の根本を揺るがす行為であり、私たちが守るべき価値観を脅かすものである。

 今こそ果断な行動を取るべき時だ。『外国代理人登録法』を厳格に実施し、中共の宣伝を推進するジャーナリストやメディア幹部に外国代理人として登録させる必要がある。アメリカは中共の影響をアメリカのメディアやテクノロジー企業から追い出さなければならない。特に、TikTokのような外国の操作ツールとして機能するプラットフォームを厳しく監視する必要がある。中共の利益をアメリカの価値観よりも優先する企業は公にさらされ、責任を問われるべきだ。また、アメリカの機関と中共との関係の調査は最優先事項とし、アメリカの政治家やメディア人物、中国の企業との財務的なつながりを透明化する必要がある。

 神韻のアーティストたちは、自由に対するアメリカの約束を信じてアメリカに来た。もし私たちが中共の手法がメディア、企業、そして機関に浸透するのを許すならば、それは私たちがこの約束を裏切ることを意味する。この問題はとても重要である。なぜなら、アメリカの魂を守ることに関わることだからだ。もし私たちが傍観し、何もしなければ、私たちも共謀者となってしまう。もし私たちが立ち上がり、これらの手法を暴露し、真実を語る勇気を持った人々を守るのであれば、私たちはアメリカが依然として自由の地であり、勇敢な人々の故郷であることを証明することになるだろう。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/21/490960.html
 
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