——中国問題の専門家「神韻は希望の灯台、世界を照らしている」
【明慧日本2025年3月5日】(明慧記者・高思羽)2月20日、神韻芸術団(以下、神韻)がワシントンD.C.のケネディ・センター・オペラハウスで全12公演の初日を迎えたその日、劇場に爆弾脅迫のメールが届いた。メールには、「神韻の公演が予定通り行われる場合、すでに劇場内に設置した爆弾を爆発させる」との内容が記されていた。警察は3時間以上にわたる調査を行ったが、爆弾は発見されず、夜の公演は予定通り開催された。
同様の爆弾脅迫は、他の神韻公演の劇場でも発生しており、アメリカの複数の州だけでなく、フランス、イタリア、イギリス、ポーランドなどの国々でも報告されている。このほか、『ニューヨーク・タイムズ』は、神韻と法輪功を誹謗中傷する記事を10本以上掲載している。
2024年12月に神韻芸術団の2025年の巡演が始まるとともに、中国共産党(以下、中共)による神韻および法輪功学習者への脅迫事例が月を追うごとに増加している。12月には9件、1月には15件、そして2月現在までに22件が報告されており、合計で46件に達している。
このような脅迫メールは通常中国語で書かれており、記録されている130件以上の神韻公演妨害未遂事件の多くが、中共の現地の大使館や領事館が直接関与している。これらの事実からも、この背後には中共の組織的な関与があることは明らかである。
爆弾の脅威が解除されたことを知ったワシントンD.C.の政府機関に勤めるある観客は、予定通り神韻公演を鑑賞し、「彼ら(神韻のアーティスト)はここに愛、喜び、そして希望のメッセージを届けに来ています。だから私は恐怖に負けていないのです。彼らは本当に勇敢であり。長年にわたり勇敢に前進し続けています。私も勇敢でありたいのです」と語った。
2月20日夜、神韻新世界芸術団はアメリカの首都ワシントンD.C.のケネディ・センター・オペラハウスで初演が行われた。写真はカーテンコールの様子(写真提供:大紀元時報) |
2月23日午後、神韻新世界芸術団のワシントンD.C.ケネディ・センター・オペラハウスでの第5公演を行われた。写真は満席となった会場の様子(写真提供:大紀元時報) |
米国議員が祝辞と表彰を贈り、神韻が逆境に打ち勝つ精神的な力を伝えていることを称賛
2月20日、神韻新世界芸術団のワシントンD.C.での初演に際し、首都と川を挟んで隣接するバージニア州の米国連邦上院議員マーク・ワーナー氏が、神韻のワシントンD.C.での公演を歓迎する書簡を寄せた。
ワーナー氏は書簡の中で次のように述べている。「芸術の重要な役割は、私たちに世界や人間そのものを異なる視点から見つめる機会を与えることです。芸術は私たちの精神を高め、人々を結びつけます。また、自由に考え、夢を抱き、感受させてくれます。これはしばしば、何ものにも代えがたい価値を持つものです。今日のこの素晴らしい公演が、すべての観客にとって心の糧となることを願っています」
バージニア州の米国連邦上院議員マーク・ワーナー氏より寄せられた、神韻のワシントンD.C.での公演を歓迎する書簡 |
オクラホマ州の上院議員ポール・J・ロシーノ氏は、神韻が中国の伝統文化を真に継承していることを称賛し、オクラホマ州上院を代表して褒賞令を授与した。また、2月22、23日の両日、オクラホマシティで開催された神韻の公演の成功を祈った。
オクラホマ州の上院議員ポール・J・ロシーノ氏により、神韻に送られた褒賞状 |
以下は褒賞令の訳文である。
「『卓越でありながら非凡、心を啓発し、輝かしく壮麗』。観客たちは神韻の公演に熱烈な反響を示しました。これは中国伝統文化が持つべき姿であり、優雅さ、流暢さ、バランス、内面的な力、そして正しい価値観を深く表現しています」
「善良、慈悲、そして勇気というテーマは、卓越した歌手の歌声と見事な振付を通じて伝えられます。力強く、考えさせられる舞踊は、人類が逆境を乗り越える精神の力を表現し、観客に感動と勇気を与えます」
中国問題専門家「創世主の御業をしている神韻は『希望の灯台』」
2月23日午後、ワシントンD.C.のケネディ・センターで神韻新世界芸術団の公演を鑑賞した、中国問題専門家のリチャード・フィッシャー氏(写真提供:大紀元時報) |
「私はまるで五千年の中国文化の精髄を目の当たりにしたように感じました。神韻の公演は、中国文化が世界にもたらす前向きなビジョンを体現しており、それは友好に満ち、神聖で、素晴らしい中国を創造しようとしています」と述べた中国問題専門家のリチャード・フィッシャー氏は、「神韻の公演を観ることができて、大変光栄に思います」と語った。
フィッシャー氏は、国際評価・戦略センターのアジア軍事問題担当上級研究員であり、20年以上にわたりアジアの安全保障問題の仕事に従事している。彼は、中国の軍事戦略やアジアにおける軍事バランス、中共がアジアおよび米国に与える影響を研究する公認の権威者である。
中国問題の専門家として、フィッシャー氏は「中国共産党が世界と敵対する姿」を深く理解しており、さらに「中国共産党はこのようなビジョンを受け入れることができないため、神韻とその伝えるメッセージを弾圧しようとしている」と認識している。
彼は神韻のアーティストたちに伝えたい、「あなた方は創世主の御業をなさっています。どうか続けてください。あなた方の芸術は世界を照らし、『希望の灯台』となっています」
スイス州議会議長「神韻は伝統を復興し、その意義は深遠」
2月22日の夜、スイス・ローザンヌのボーリュー劇場で行われた神韻ニューヨーク芸術団の第4回公演を鑑賞した、スイス・ヌーシャテル州議会議長のマリー=クロード・ファレ氏(写真提供:新唐人テレビ) |
スイス・ヌーシャテル州議会議長のマリー=クロード・ファレ氏は、神韻のアーティストたちの全身全霊の演技を感じたという。彼女は「ダンサーたちは生き生きとしており、笑顔が輝いていました。彼らからあふれる善意を感じ、動きの中にも温かさが伝わってきました。笑顔に満ち、全力で演じ、舞台全体の一体感を見事に表現していました。さらに交響楽団の伴奏が加わることで、全体の演出がより華麗で感動的になっていました」と述べた。
ファレさんは、神韻が伝統を復興する意義は深遠であると考えている。彼女は「神韻がもたらす影響は確かに深遠なものだと思います。現在の政権下では、中国の伝統文化について私たちはあまり知る機会がなく、多くの精髄が失われてしまいました。こうして再びその文化を発見できることは、本当に喜ばしいことです」と語った。
(続く)