成都市の住民4人に不当判決
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 【明慧日本2025年3月10日】四川省成都市在住の4人の女性法輪功学習者(以下、学習者)・李彩瓊さん(62歳女性)、孟慶素さん、唐興秀さん、賈蓉さんは、法輪功を学んでいたため、2025年2月11日、崇州市裁判所にそれぞれの不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。李さんはかつてひどい胃の不調、胆嚢炎、長期の不眠症など、さまざまな病気に苦しんだ。法輪功を学んでから、李さんの持病を消えた。

 事件の詳細

 4人の学習者は、2024年3月6日、12日、17日、18日に崇州市の複数の場所で法輪功迫害の実態に関する資料を配布したと通報され、2024年3月19日にそれぞれの自宅で不当に連行され、家も家宅捜索された。崇州市警察は4人を成都市留置場に拘禁した。

 崇州市裁判所は、2025年2月11日午後1時半にこの案件の裁判を行った。4人の学習者は、裁判所が任命した弁護士の起用を断った。賈さんの息子が弁護士ではない賈さんの弁護人を務めた。唐さんには唐さんの弁護を希望した親戚がいたが、唐さんの代理弁護を務めることは禁じられていた。

 法廷で、4人の学習者は自ら弁護の証言を行ったが、裁判長に何度も遮られた。賈さんの息子は、検察官が賈さんと他の学習者を起訴する法的根拠は何なのかを問いただした。検察官は法的根拠を示せず、政府はずっと以前から法輪功の違法性を決定していたと主張した。実際のところ、中国には法輪功を犯罪とする法律はない。

 李さんは懲役4年6カ月、孟さんは懲役3年6カ月の不当判決を受けた。2人とも1万元(約20万円)の罰金も科された。唐さんは懲役2年6カ月の不当判決と6000元(約12万円)の罰金、賈さんは懲役2年と罰金5000元(約10万円)の判決を受けた。

 過去に受けた迫害

 李さんは2000年に2年間の強制労働を宣告され、2003年に懲役4年、2008年にさらに懲役8年の不当判決を受けた。

 孟さんはそれ以前にも懲役7年(2015年~2022年)の不当判決を宣告された。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/3/2/491251.html
 
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