山東省の周九菊さん 8回も不当な尋問を受けた
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 【明慧日本2025年3月17日】山東省聊城市(りょうじょうし)在住の法輪功学習者(以下、学習者)・周九菊さん(71歳女性)は、法輪功を実践したため、裁判にかけられている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 周さんは法輪功を実践する前、心筋炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性気管支炎、喘息、神経衰弱など、さまざまな病気に苦しんでいた。周さんは法輪功を実践し始めてから1か月も経たないうちに、すべての症状が消えた。周さんは仕事に前より精力的になり、誠実になった。数年間連続して地元の繊維産業の「年間最優秀従業員」に選ばれ、省レベルの繊維産業統計会議に参加し、代表的な先進業績報告書を作成した。

 事件の詳細

 2024年9月20日午前6時30分、周さんは東昌府区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長と古楼派出所、610弁公室の警官らに自宅で不当に連行された。彼らは周さんの法輪功の書籍と現金を押収した(周さんのほかにも、同じ日の朝に10人以上の地元の学習者が連行された)。周さんは検察庁や裁判所に手紙を送り、法輪功学習者への迫害をやめるよう訴えていたため、連行された。

 警察は周さんを地元の拘置所に連行し、そこで古楼派出所の警官が3回、東昌府区警察の警官が2回、東昌府区検察庁の職員が3回、計8回の尋問を行った。検察庁は後に周さんを起訴した。

 過去に受けた迫害

 1999年12月下旬に、周さんは法輪功の無実を訴えるために列車で北京に向かった。周さんは河北省廊坊駅で連行され、聊城に連れ戻された。周さんは運東派出所に拘留され、そこで午前7時から午後3時まで冬物のコートを脱がされて外に立たされた。動けば殴られ、罵られた。周さんはその後留置場に移送され、そこで1カ月以上拘禁された。周さんの家は家宅捜索され、釈放される前に1,000元以上をゆすられた。周さんは会社に解雇された。

 2001年8月に、周さんは職を得たが、すぐに連行され、3,000元をゆすられた。周さんの夫は恐怖に駆られ、周さんの外出を阻止しようと目を光らせた。周さんは法輪功の実践をやめざるを得なくなった。夫は後に尿毒症を発症し、透析が必要となり、透析費用は月2,200元だった。当時、夫婦合わせて月収はわずか1,150元の収入だけだった。

 周さんはゴミを集めて売ってお金を稼いだり、地元のレストランに行って残り物をもらったりしていた。やがて、厳しい生活のせいで、周さんは体調を崩してしまった。2005年1月、血尿が出るようになり、子宮筋腫と膀胱がんと診断され、市内の病院で膀胱と子宮を摘出する手術を受けた。

 2005年4月に、周さんは法輪功の実践を再開し、健康状態は改善した。

 2007年11月29日午後8時に、周さんは再び連行された。その夜、周さんは眠ることを許されなかった。翌朝、周さんの自宅が家宅捜索され、洗脳班に拘禁された(期間不明)。周さんは拘禁中に高熱が出た。

 2013年3月9日午後8時に、古楼派出所の警官は周さんの自宅に押し入り、再び周さんを連行した。また、周さんの夫の治療費として貯めていた2,200元も押収した。2時間後、警察は再び周さんの自宅を家宅捜索して、プリンター、ノートパソコン、1万元以上の価値がある書籍などを押収した。警察は押収品のリストを発行しなかった。周さんは午後8時から翌日の正午まで食べ物も飲み物も与えられず、なんとか逃げ出し、隠れた。

 2022年9月16日、周さんは警察の捜査中に再度連行された。数時間後に釈放された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/3/3/491290.html
 
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