【明慧日本2025年3月21日】四川省成都市在住の法輪功学習者・李彩瓊さん(62歳女性)は2024年3月19日、成都の崇州市公安局の警官に自宅から連行され、成都市留置場に送られ拘禁された。今年2月11日、李さんは崇州市裁判所から懲役4年6カ月、罰金1万元の判決を受けた。
李さんは成都市双流県(現在、双流区)東昇鎮出身である。法輪功(ファールンゴン)を学ぶ前、深刻な胃病、胆嚢炎、慢性不眠症など多くの病気に苦しみ、顔色が悪くてやせ細り、体重は40キロにも満たなかった。多くの薬を飲んだが、効果がなく、毎日麻雀をして過ごしていた。
1998年11月、李さんは法輪功を学び始め、法輪功の教えの真・善・忍に従って自分へ要求し、健康状態に大きな変化があった。一銭もかかることなく、病気が完治した。李さんは法輪功にとても感謝し、いつも人々に法輪功の素晴らしさを伝え、より多くの人が法輪功の恩恵を受けられるようにと望んでいる。
2024年3月6日、12日、17日、18日、法輪功学習者・李さん、孟慶素さん、唐興秀さん、賈興蓉さんの4人は、崇州市三江街道の総合市場、崇州市三江街道の檸檬東街で法輪功に関する資料を配布したが、当局の法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた網格員(地元のスタッフ)と電動バイク店の経営者に通報された。
2024年3月19日、李さんなどの4人は、崇州市公安局の警官に自宅に押し入って連行され、成都市留置場に拘禁された。司法関係者らが結託し、4人に濡れ衣を着せた。
2025年2月11日、李さん等4人は、崇州市裁判所によって裁判にかけられた。李さんは懲役4年6カ月、罰金1万元、孟慶素さんは懲役3年6カ月、罰金1万元、唐興秀さんは懲役2年6カ月、罰金6.000元、賈興蓉さんは懲役2年、罰金5.000元の判決を宣告された。
李さんは法輪功を学び続けているとの理由で、何度も中国共産党当局に連行され、拘禁され、労働教養処分1回、不当判決を2回受け、14年間も拘禁されていた。
以下、李さんが受けた迫害の一部である。
一、法輪功への迫害停止を求めるために北京へ行き、拘束される
2000年初め、李さんは法輪功への迫害停止を求めるために北京に行ったが、天安門南端の前門付近で、双流県公安局東昇派出所の所長・周廷春と村長の劉文富に連行され、北京の成都事務所に拘禁された。3日目、李さんは双流県に連れ戻され、15日間拘留された。同年3月31日、李さんは北京に行く途中、河北省保定市のホテルに宿泊した。東昇派出所の警官は李さんの家族にホテルに行って連れ戻すよう指示した。李さんは家に戻ると、15日間拘留された。
2000年7月10日、李さんは再び北京に行き、法輪功に対する迫害を訴え、天安門広場で「法輪功紹介」と書かれた横断幕を引いたが、そこで警官に天安門広場近くの派出所に連行され拘留された。その後、成都の北京事務所で3日間拘留され、7月17日、成都の警官に地元へ連れ戻され、成都市の薬物更生施設に入れられた。その後、東昇派出所で尋問を受けた。7月20日、双流県留置場に移送され、拘禁された。その後、2年の労働教養を科された。
二、2年間、資中楠木寺女子労働教養所で受けた迫害
2000年8月31日、李さんは資中楠木寺女子労働教養所(四川省女子労働教養所)に送られた。
労働教養所は、法輪功学習者に信念を放棄させるため、暴力的な洗脳、自由の制限、生活上の虐待、体罰などの拷問を行った。警官は100以上の迫害方法を考案し、数多くの法輪功学習者がここで非人道的な迫害を受けている。例えば、殴打、立たせる、掌大の椅子に座らせる、服をぬかせ鏡の前に立たせる、水の中に入れる、肛門・陰道・尿道を封じる、レイプ、引きずり込み、灌食、性的虐待、針刺し、電気ショック、足を組む状態で縛られる、吊し上げる、しゃがむ姿勢の強要、日光に曝す、独房での拘禁、凍らせる、両腕を背中に回して手錠をかける、鼻の穴にタバコを挿す、糞尿やタバコを口に入れる、長時間の睡眠を剥奪、トイレへ行くのを許さない、薬物迫害などである。
拷問のイメージ図:殴打 |
三、4年の判決を受け、成都女子刑務所で迫害を受ける
2002年4月25日、李さんは、双流県東昇鎮青杠村で法輪功の資料を配布したが、中共が宣伝するデマを信じている人により通報された。4月26日、李さんは東昇派出所の警官に自宅から連行され、双流県留置場に拘禁された。その後、双流県裁判所は李さんに懲役4年の判決を下した。
2003年9月9日、李さんは四川省成都市竜泉駅区にある成都女子刑務所(旧名:川西女子刑務所)に送り込まれた。
成都女子刑務所は、法輪功学習者を迫害するために、吊るし、手錠、縛り、布を口の中に入れる、独房に拘禁など様々な方法を用いている。また、警官は、法輪功学習者に刑務所の規定を暗記させ、犯罪者であることを認める陳述書を作成させた。応じない者がいれば、受刑者の法輪功学習者に対する憎悪をかき立てるために、その学習者のいる部屋の全員に食事を禁止する罰を与える。「転向」しない限り、家族と面会することが許されず、家から送られた荷物も強制的に留置され、あるいは遅延されるなどである。
拷問の再現:吊し上げる |
2006年4月25日、李さんは帰宅した。
四、懲役8年の判決を下され、四川省女子刑務所で迫害を受ける
2007年11月25日、法輪功の資料を配った李さんは、双流県警官に連行され、新津洗脳班や金花洗脳班、双流留置場に拘禁された。
2008年10月22日、李さんは双流県裁判所から懲役8年の判決を受けた。
同年12月4日、李さんは四川省簡陽市養馬鎮にある四川省女子刑務所に送られ、拘禁された。
四川省女子刑務所は、法輪功学習者に対して、激しい殴打、「束縛衣」の着用、吊し上げる、手錠、立たせる、縛る、冷水をかける、灌食、睡眠の剥奪、裸にして辱める、奴隷労働など、さまざまな方法を用いて、信仰を放棄させようとしている。
イメージ図:奴隷労働 |
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)