【明慧日本2025年3月23日】神韻(シェンユン)芸術団はオーストラリアでの公演を終え、3月18日早朝5時過ぎに台湾の桃園空港に到着し、ファンたちの熱烈な歓迎を受けた。
今年で神韻の台湾ツアーは17回目となり、3月20日から4月27日まで台湾の8都市で全く新しい演目で33公演を行う予定。神韻の公演は従来から台湾の芸術文化界における一年の一大イベントとされており、3月20日に今シーズンの台湾での初公演、基隆での第1回公演を控え、台湾の頼清徳総統や百名以上の政治要人が花籠や祝辞を贈り、神韻を歓迎するとともに、公演の成功を祈った。
公演前日の3月19日、劇場側は3月10日に不明な人物から脅迫状を送られ、「爆弾」で脅す手段を用いて神韻の上演を妨害しようとしたとの報道があった。基隆市長はこれに対し、「脅迫は断固許さない」という姿勢を示し、警察当局に警戒を強化させ、神韻の公演が影響を受けないよう対策を講じる旨を表明した。
虚偽の脅迫は観客の熱意に影響を与えることはなく、その夜、基隆での初公演は満員の観衆により盛況のうちに幕を閉じた。
近年、神韻は世界各地のトップレベルの劇場で公演を行っており、それに伴い類似の虚偽の「爆弾予告」脅迫を受ける事例が数多く報告されている。このような脅迫の背後で指揮する者は、明らかに中共政権に関連しているとされている。台湾での神韻公演の主催者は、警察と緊密に連携し、劇場と協力して保安チェックおよび関連の安全対策を強化し、入場する観客、劇場、そして芸術団のメンバーの安全を最も厳密な体制で確保することを表明した。
オーストラリア駐在代表処の代表である徐佑典氏は、神韻が中共の弾圧を恐れず、正しいことを貫いている点を称賛し、必ずますます多くの支持を勝ち取るだろうと述べた。
神韻芸術団はオーストラリア公演を終え、3月18日に台湾の桃園空港に到着。台湾の8都市で33公演を行う予定
3月18日早朝、神韻芸術団は台湾の桃園空港でファンから熱烈な歓迎を受けた
「ようこそ神韻へ」「神韻、大好き」「神韻はみんなのアイドル」。神韻の芸術家たちが空港の到着ロビーに姿を現すと、ファンたちから熱烈な拍手と歓声が湧き起こり、花束を渡す人もいた。
神韻アーティスト「観客に真の中国の伝統文化を伝えたい」
「しばらく戻ってきていませんでしたが、台湾で公演ができることをとても嬉しく思っています」。台湾出身のプリンシバルダンサーである陳竺君(ジェーン・チェン)さんは語った。「神韻の公演を通じて、観客に本物の中国伝統文化を伝えたいです。共産党が支配する前の中国は、知恵と文明に満ちた国だったことを知ってほしいと思います」
神韻芸術団の主要舞踊アーティストである陳竺君(ジェーン・チェン)さんは、台湾で公演ができることをとても嬉しく思うと語った
今年度、神韻が世界ツアー公演を開始する直前に、中国共産党(中共)は海外のプロパガンダを通じて神韻を攻撃・誹謗する行為を繰り返し、国際的な注目を集めた。中共がなぜ神韻を恐れるのかについて、陳竺君さんは次のように語った。「神韻は純粋な中国古典舞踊の芸術を通じて伝統文化を再現し、信念の力を表現しているからです。また、中共は何十年にもわたる法輪功学習者への迫害の真実が明らかにされることを恐れています」
中共による度重なる妨害にもかかわらず、今年の神韻は東西の各国で熱烈な支持を受け、各地で満席の記録を次々と打ち立てています。これについて陳竺君さんは、「これは、神韻の内容や評判の良さが人々の心に深く響いていることを示しています。芸術の力は無限であり、国境も言語も超えるものです」と述べ、さらに「多くの台湾の観客にぜひ会場で神韻を体験していただきたいです。『百聞は一見に如かず』ですから」と語った。
神韻は歌や舞踊を通じて普遍的な価値観を伝え、東洋と西洋の観客のどちらからも愛されている
神韻芸術団の台湾出身の黄柏瀚(ジェイ・ホワン)さんは、神韻は単なる視覚と聴覚の饗宴にとどまらず、心の向上や伝統文化の価値の伝達でもあると述べた
同じく台湾出身のプリンシバルダンサーである黄柏瀚(ジェイ・ホワン)さんは、神韻の使命は中華五千年の伝統文化を復興することであり、「これらは神が人に与えた道徳的な基準であり、観客は神韻を鑑賞した後、単なる視覚や聴覚を超えた心の向上や伝統文化の価値の伝達を感じられる」と語った。
黄柏瀚さんはさらに、「神韻は歌と舞踊を通じて公演され、言葉の壁は一切ありません。西洋でも東洋でも、観客は公演を見た後、一体感を覚えることができる」と説明した。
また、黄柏瀚さんは次のように述べた。「神韻を観た観客は皆、神韻のプログラムが言葉では表現できないほど美しいと言います。ある人は、どんな賛美の言葉をもってしても彼らの心の感激を表しきれないとも言っています。神韻が表現するのは、伝統的で普遍的な価値です。観た後、観客は心が向上するような感覚を得るでしょう。まだ観たことのない方は、ぜひ一度体験してみる価値があります」
台湾総統より祝賀が贈られる
頼清徳総統が神韻を祝賀。花籠には「五千年の文明の再現 神韻公演2025の成功祈願」と記されている
神韻が台湾に訪れる直前の滞在地であるオーストラリア公演の前夜、頼清徳総統はすでに特別な祝電を送り、神韻がオーストラリアでのツアー公演を無事成功させることを祈念した。
1月、オーストラリアでの神韻公演を控え、中華民国の賴清德総統が祝電を送り、公演の成功を祈念した(明慧ネット合成)
中華民国の頼清徳総統は祝電の中で次のように述べている、「神韻芸術団が今(114※台湾の民国年)年2月14日から3月16日まで、オーストラリアにて巡回公演を行うとのこと、大変喜ばしく思い、特別に祝電をお送りします。この盛大なイベントを通じて、舞踊美学の深みや豊かな芸術文化の内包を味わい、知性生活の向上を果たすとともに、質の高い進歩的な現代社会の構築に向けてともに努力していけることを心から願っています」
百人の要人が祝辞を送り、神韻の訪問を歓迎
神韻の公演は台湾の芸術文化界にとって毎年の一大イベントだ。神韻芸術団が台湾を訪れる直前には、中央政府から地方に至るまで百人以上の要人が祝辞を送った。これには中央部会の首長、地方政府の議員、立法委員、議会議長などが含まれ、花籠や祝辞を贈り、神韻が台湾を再訪することを歓迎した。
彼らは、神韻が芸術を通じて伝統文化を伝え、人々の善なる心を啓発し、台湾の人々に希望を届け、心を洗うような国際的トップレベルの芸術公演をもたらしてくれることを称賛した。
百人の要人には、立法院長、考試院長、内政部長など8人の中央部会首長、新北市長、高雄市長、台南市長などの17人の地方政府首長、19人の議会首長および議員、そして65人の超党派立法委員が含まれており、神韻の台湾再訪公演を迎え、成功を祈念した。多くの要人は何年も前から神韻のファンであることを公言している。
台湾中央部会首長の祝辞
神韻芸術団が17回目の台湾訪問を控え、中華民国立法院長の韓国瑜氏、外交部長の林佳龍氏をはじめ、中央政府の官員および地方政府の要人合計109名が祝辞を贈り、神韻の台湾再公演を歓迎した
今年は8人の中央政府官員が祝辞を送った。立法院長の韓国瑜氏は「雅芸超群」(高雅な芸術が群を抜いている)との言葉で神韻に敬意を表した。過去に神韻を鑑賞したことがある外交部長の林佳龍氏は、神韻を「神乎其技、舞韻飛揚」(その技術は神業のごとく、舞踊の韻律が空高く舞う)と称賛した。法務部の政務次長である黄世杰氏も神韻を「芸壇の精鋭」と高く評価した。また、立法院副院長の江啓臣氏は神韻を「舞が芸術の扉を開く」と称えた。
神韻芸術団の台湾公演を前に、台湾の中央部会長官たちが祝辞を贈り、神韻の台湾への訪問を歓迎した
両岸関係を主管する部会の首長も神韻の訪問を歓迎た。かつて神韻を鑑賞した行政院大陸委員会主任委員の邱垂正氏は、「神韻天成、撼動人心」(神韻は天が成したもののごとく、心を揺さぶる)とその高さを称賛した。一方、海峡交流基金会副董事長兼秘書長の羅文嘉氏は「藝韻天成」(芸術の韻律は天成なり)という言葉を贈った。
国立故宮博物院院長の蕭宗煌氏は特別に書簡を送り、「神韻芸術団は中国伝統舞踊を、西洋と東洋の楽器の独特な音色に組み合わせ、生き生きとした動的で立体的な背景映像や華麗な民族衣装と共に、台湾の観客に素晴らしい芸術の饗宴を届けることでしょう」と語った。
また、かつて神韻を鑑賞した国立国父記念館館長の王蘭生氏も「神伝妙舞開新境、韻動清音頌雅風」(神が伝えた妙なる舞が新しい境地を開き、韻律が清らかな音を奏でて雅なる風を讃える)との言葉で神韻を称賛した。