【明慧日本2025年3月23日】中国共産党(以下、中共)による海外での法輪功への越境弾圧や神韻芸術団(以下、神韻)への妨害行為に対し、英国の政界要人は次々と声を上げ、政府に対し厳格な措置を講じるよう求め、宗教・信仰の自由および国家の安全を守るよう促した。
3月6日、英国人権合同委員会の委員長であるアルトン卿(Lord Alton of Liverpool)は、政府に対し書面で質問を提出し、中共による法輪功への越境弾圧や神韻への妨害行為のリスクをどのように評価し、法輪功をどのように支援するのかを問いただした。
3月20日、英国内務大臣であるハンソン卿(Lord Hanson of Flint)がこれに回答し、政府が法輪功と神韻の権利を保護することを約束した。
この質疑応答は、英国議会の公式ウェブサイト((questions-statements.parliament.uk)に掲載されている。
アルトン卿は英国政府に質問を提出
アルトン卿は英国政府に対し、学習者(神韻芸術家を含む)が英国で中国政府による越境弾圧を受けるリスクをどのように評価しているのか、また、学習者を支援するためにどのような計画があるのかを質問した。
英国人権合同委員会委員長アルトン卿 |
英国内務大臣ハンソン卿 |
英国内務大臣ハンソン卿の回答
「英国政府は、宗教または信仰の自由の権利を促進し保護することに尽力しており、法輪功修煉者およびその公演団体である神韻の権利を守ることも含まれています。
私たちは、英国国内における潜在的な脅威を継続的に評価を計り、個人の権利、自由、安全の保護を最優先に考えています。いかなる外国政府であれ、英国において個人やコミュニティを脅迫、嫌がらせ、または危害を加えようとする行為は決して容認されません。
私たちは、越境弾圧への対策を含め、外国からの干渉に対応するための幅広い権限を有しています。今後も利用可能なあらゆる手段を講じて、人々の安全を確保していきます」
3月4日、安全担当大臣は、新たな研修プログラムを発表した。このプログラムは、最前線の警察官や職員が外国勢力による脅威をより深く理解できるよう支援することを目的としている。研修を通じて、法執行機関の国家主導による犯罪活動を識別する能力を強化し、英国政府の対策に対する国民の信頼を高めることを目指している。