真相を伝えて人を救う  忙しくも充実した日々
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2025年3月25日】私は1996年に法輪大法の修煉を始めました。これまでの修煉の道のりを振り返ると、身体が浄化され、道徳が向上していく喜びや幸せを感じたこともあれば、不当に強制労働収容所に送られ、住む家を失ったり、退職手続きを拒否されるなどの困難も経験しました。ここまで歩んでこられたのは、ずっと師父が守り導いてくださったおかげです。弟子として、ただ精進し、御恩に報いるのみです。人を救うことは私の使命です。ここでは、ここ2~3年、私は面と向かって真実を明らかにし、人々を救ってきました。このことを同修の皆さんと共有したいと思います。

 2022年9月中旬、真相を伝えていた相手が私服警官だったため、警察署に連行されました。しかし、私は決して怯まず、恐れず、邪悪な要求には一切応じませんでした。ただひたすら真相を語り、大法を広め、伝統文化について話し、邪党の実態を明らかにし、何人かの警察官に脱党を勧めました。師父のご加護のもと、私は24時間後、正念をもって警察署を後にすることができました。

 しかし、その後しばらくは恐怖に囚われてしまいました。ほぼ1カ月もの間、周囲の誰を見ても疑わしく思え、誰もが自分を監視しているように感じたのです。この状態は正常ではないと分かり、内に向けて探しました。連行される前のしばらくの間、私は同修とともに活動していました。パートナーの同修が病業を経験している間、私は主に真相を伝える役を担い、その場で発正念もしていました。1日に30~40人を「三退」させることができ、とても嬉しく感じていました。しかし、その歓喜心、顕示心、自分を証明したいという心が表に出てしまっていたのです。それが魔に利用され、魔難を引き寄せることになったのだと気づきました。学法を通じて、恐怖心は、神へと向かう道における最大の関門であると悟りました。私はこの関門を突破しなければなりません。そこで、心を込めて法を大量に学び、長時間発正念を行いました。

 師父は、「真相を伝え衆生を救い済度することに旧勢力はあえて反対できません。肝心なのは、何かをするときの心構えにそれらに付け入る隙を与えないようにすることです」(『各地での説法二』「二〇〇二年ボストン法会での説法」)と説かれました。

 苦しい状況の中で、まるで師父の言葉が自分に直接語りかけられているように感じました。こんなにも師父に心配をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。しかし、同修たちと一緒に学法し、交流することで、私の正念が強まりました。そして、再び勇気を持って街へ出て、対面で真相を伝え、人々を救うことができるようになったのです。暑さ寒さに関係なく、雨や雪の日も避けず、毎日外へ出て人々を救いました。大晦日でさえ休むことはありませんでした。

 私は邪党による「経済的遮断」の被害者です。本来なら2006年に退職するはずでしたが、退職手続きに必要な書類にサインせず、修煉を放棄しなかったため、違法に退職を認めてもらえませんでした。私は一人暮らしで、最初の十数年は家政婦や短期の仕事で生計を立てていました。しかし、年齢を重ねるにつれ仕事が見つかりにくくなり、娘や姉妹の援助に頼るしかなくなりました。ところが、コロナ禍で娘の経営する結婚式場やペットショップの商売が難しくなくなり、さらに娘は何度もコロナに感染し、経済的に困難になってしまいました。娘に負担をかけたくない、親族にも頼りたくないという思いから、私は朝市で小さな商売を始めました。漬物やポップコーンなどの軽食を売りながら生計を立てることにしたのです。そして、この機会を利用して真相を伝え、人々を救うことも続けました。朝市のほとんどの店に真相カレンダーを配り、真相紙幣を交換し、多くの店主や店員に三退を勧めました。彼らは皆、大法の恩恵を受け、商売が明らかに繁盛するようになったと感謝してくれました。そして、私にも親切に接してくれるようになったのです。私が困ったときには、商品を見守ってくれる人、代わりに売ってくれる人、わざわざ私の品物を買って応援してくれる人、自分の販売スペースの一部を貸してくれる人もいました。昨年の冬、手袋をしていなかった私に、ある店主がすぐに手袋を持ってきてくれたこともありました。

 その後、私は小さな手押し車を用意し、移動しながら商売をしつつ、真相を伝えて人々を救うようになりました。そうすることで、さらに良い効果が得られるようになりました。ここ数年で、朝市で商売をしている人たちとはすっかり顔なじみになり、ほとんどの人に三退を勧めることができました。夏になると、多くの農民が街へ出て野菜を売りに来ます。新しい顔ぶれを見ると、まだ三退をしていない人だとすぐにわかります。私は野菜を買うついでに三退を勧めました。農民は純朴な人が多く、大法を認めない人や三退を拒む人はほとんどいませんでした。ある日、60代の農村の女性と出会いました。彼女は苦しそうな表情で、「もう生きていたくない。子どもたちが冷たくて…」と打ち明けました。私は彼女に、人はなぜ生きるのか、自殺は罪であり、因果応報の道理について話しました。そして、子どもたちを思いやる気持ちを持つようにと伝えました。「誰にとっても生きることは簡単ではないのだから」と。さらに、三退することで幸せな未来を得られることを説明し、彼女は脱退を決意しました。その後、少し気持ちが楽になったのか、感謝の気持ちから私の商品を買おうとしてくれました。私は無料で差し上げると言いましたが、彼女は受け取ろうとしませんでした。

 朝市で、子猫や子犬を売っている女性と出会いました。彼女は、「脳と心臓の手術を受けたことがあり、生活がとても苦しい。治療を続けることも難しいので、助けると思って子猫や子犬を買ってほしい」と頼んできました。しかし、修煉する者は動物を殺さず、飼うこともしないため、私は買うことができませんでした。その代わりに、彼女に2元を渡し、少先隊からの脱退を勧めました。そして、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と誠心誠意に唱えれば、きっと福報を得られると伝えました。

 ある日、街角で野菜を売っている女性を見かけました。彼女は半身が不自由で、言葉もうまく話せず、まるで脳血栓の後遺症があるかのようでした。彼女のそばの地面には、一人の男性が横たわっていました。その光景を目にし、胸が締めつけられる思いがしました。真相を伝えやすくするため、私は1元分のパクチーを買いました。そして、彼女とその男性の両方に三退を勧めました。お金は払いましたが、野菜は受け取りませんでした。すると、その男性は「なんて優しい人だ、なんて善良な人だ」と何度も繰り返しました。多くの人は「1元や2元なんて、大した額ではない」と思うかもしれません。しかし、私は退職金もなく、生活保護も受けず、家族の援助も求めず、毎日1元や2元を稼ぎながら暮らしているのです。それでも、私には「気前が良い」と思われることもあります。以前、私は300元を拾いました。持ち主が見つからなかったため、それを資料配布のための場所へ寄付しました。市場では、十数斤もある大きな肉の包みを拾ったこともあります。持ち主を探しましたが見つからず、結局その場を離れ、誰かが拾うようにそこに置きました。私は手を出しませんでした。

 ある同修から、「長年朝市で商売を続けているので、皆に顔を知られている。そこで三退を勧めるのは危険ではないか」と心配しました。しかし、私はじっくり考えた末、「人を救うことこそ自分の使命なのだ」と改めて確信しました。心を清らかに保ち、私心を捨て、慈悲の心を持っていれば、師父が守ってくださり、邪悪も手出しできないはずだと思ったのです。私は大法弟子としてなすべきことを、揺るぎなく続けました。共に活動していた同修が邪悪に捕えられ、不法に判決を受けましたが、それでも私は衆生を救うことを怠りませんでした。

 私は毎日、食事と睡眠以外の時間を、学法・煉功・発正念・商売・対面での真相伝えに費やしています。忙しいながらも充実し、師父が用意してくださった修煉の道を、喜びとともに歩んでいます。大法の中に溶け込み、三つのことをしっかり行えば、必ず修煉を成し遂げられると信じています。同修の皆さん、一緒に頑張りましょう!

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/3/4/491205.html
 
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