在外華人が敬仰 深遠なる神韻の力(二)
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 【明慧日本2025年4月19日】(明慧記者・章韻)(前文から続く)現在、神韻芸術団(以下、神韻)は同規模の八つの芸術団から成り、各芸術団はヨーロッパ、北米、アジアにおいて、公演を重ねている。幸運にも好機に恵まれた多くの海外在住の中国人は、友人や家族と連れ立って会場に訪れ、「世界一のショー」との呼び声が高い神韻の素晴らしい舞台を鑑賞している。世界でも最高レベルの神韻の舞台芸術は、世界中に住む炎黄の末裔※たちを深く感動させ、大きな誇りを抱かせている。

 ※炎黄の末裔⦅子孫⦆とは中国人のこと。中国人は中国の古代伝説中の中華民族の祖先といわれる2人の帝王である炎帝と黄帝の子孫とされている

 海外在住の中国出身の観客は、神韻が中国の五千年の伝統文化のありようを広める意義深さを称賛し、真の信仰を持つ人々に深い敬意を示した。また、神韻のアーティストが卓越した才能とたゆまぬ努力によって、混沌とした現代社会に希望のメッセージを伝えていることを高く評価し、神韻が世界中に与えている深遠の影響力を称えた。

 アメリカ在住の中国人企業経営者「神韻は舞踊の叙事詩、人類の財産 もっと多くの中国人に神韻を観てほしい」

'图1:二零二五年三月二十六日晚,曾经拥有多座矿山的企业老板李先生在纽约林肯中心观赏了神韵演出。(新唐人电视台)'

3月26日夜、ニューヨークのリンカーン・センターで神韻公演を鑑賞した、企業経営者の李さん(写真:新唐人テレビ)

 神韻公演を鑑賞した李さんは次のように述べた。「以前から神韻が素晴らしいとは聞いていました。実際に自分の目で観て、本当に圧倒されました。神韻では私たちの中国が長年かけて育んできた文化の深い内涵が表現されていました」

 「それは本当に優美で、美しすぎるほどでした! 素晴らしい! これはまさに『舞踊の叙事詩』、史詩※のような舞踊です。そしてプログラムには多くの民間の物語が凝縮して詰め込まれいて、本当に素晴らしいです!」

 ※史詩:歴史上の事件を題材とした詩

 李さんは特に心の琴線に触れた演目について言及した。「なかでも、二つの物語がとても感動的でした。ひとつは、法輪功の学習者が残酷な迫害を受け、臓器まで摘出されるという内容で、思わず涙がこぼれました。もうひとつは、神韻が人間の美しさ、美徳の象徴のようなものを見事に表現していたことです。私の記憶の中では、七仙女の物語はいつも離別で終わりますが、(神韻の演出では)ついに鵲橋※で再会を果たすという結末で、それが本当に感動的でした」

 ※鵲橋(かささぎのはし):七夕の日に天の川に織姫と彦星が出会うために架かる橋

 「民間に伝わる聞きなれた物語が、神韻の演出にかかかるとこれほど素晴らしい表現になるのか、と本当に驚きました。舞台のスケールも壮大で圧巻でした。そして、私の隣にいたアメリカ人の友人も各プログラムで云わんとしていることをきちんと理解してくれていました。たとえば『鵲橋での再会』のシーンも、きちんと意味がわかったのです。友人らも熱烈な拍手を送っていました」。李さんの感嘆の声は続いた。「今まで(神韻が)『良い』とは聞いていたけれど、まさかこんなにも素晴らしいとは思っていませんでした!」

 「(法輪功迫害の事実については)私は中国国内にいた頃から知っていました。これは本当に非道なことです。人類の歴史上でこれほどまでに惨烈なことは他にありません」と話す李さんは、「(神韻公演を見終えて)大きな収穫がありました。李洪志先生が広めていらっしゃる『真・善・忍』の価値感は、私たち人類の心に美しさを注ぎ込み、全人類に何が邪悪で、何が善良なのかを教えてくれます。そして、人間社会にもっと愛をもたらそうというメッセージが込められ、本当に感動しました」と話した。

 李さんは次のように締めくくった。「もっと多くの中国人に神韻をぜひ観てほしいです! もちろん、中国人だけでなく、私たちの外国の友人たちも同じように来るべきです。私が会場に来たとき、多くのアメリカ人の友人たちが観に来ていて、とても良かったと思います。本当に、本当に素晴らしかったです。心から感謝しています」

 「このような素晴らしい公演を制作してくださった神韻の制作チーム、そしてすべてのスタッフの皆さんに感謝します。これは人類の宝です。本当にありがとうございました」

 ニューヨークで神韻公演を観て感動した中国人「世界に本来の中国を紹介している」

'图2:二零二五年三月二十九日下午,从中国大陆来美两年的华人安强先生在林肯中心观赏了神韵演出。。(新唐人电视台)'

3月29日午後、リンカーンセンターで神韻公演を観賞した中国人の安強さん(写真:新唐人テレビ))

 安強さんは次のように語った。「(公演は)とても壮大で、想像よりもはるかに素晴らしかったです。舞台には多くの中国文化の本質的要素が含まれていました。特に目立った点は、公演の中で中国共産党(以下、中共)の邪悪な本質が表現されていたことです。私はそのメッセージがとても重要だと感じました。そして、この公演を通じて、多くの外国の友人たちが(中共による統治前の)本来の中国をより深く理解することができたと思います。それはとても大切なことだと思います」

 安強さんは観劇で感じたことをさらに続けて語った。「私は、人は信仰を持つべきだと思います。ほとんどの中国人は中共の洗脳の下で無神論者となりました。神佛の存在をを信じず、信仰がないというのはとても恐ろしいことだと思います。もし信仰がなければ、人は(悪いことを)何でもしてしまうことになります。つまり、心の中に限界を決める線がなくなるんです。信仰があれば、内面に自分を道徳的基準で制御するなんらかの歯止めが生まれ、それが自分の心や行動の最低限の基準、限界を決める線になるのです。それは自分の中で、『これはやってはいけない』と自分に言えるようになることなのです」

 安強さんは自身もかつて中共から迫害を受けた経験があると語り、神韻が人々の中共に対する反対の声を表に出したおかげで、ますます多くの人々が中共がしていることの真実を知るようになったことに驚いたそうだ。「神韻の影響力を感じることができ、ますます多くの人々が真実を知るようになったことが、私にはとても衝撃的でした」

 トロントの若い移民「神韻の劇中の主佛は、もしかしたら皆が待ち望んでいる弥勒佛かもしれない」

'图3:二零二五年四月五日,神韵新纪元艺术团在多伦多四季表演艺术中心(Four Seasons Centre for the Performing Arts)连演两场,场场爆满。'

4月5日、神韻新紀元芸術団はトロントのフォーシーズンズ・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツで2回公演を行い、両公演ともに満席となった

'图4:二零二五年四月五日晚,来自大陆的青年移民李先生在多伦多观赏了神韵演出。他表示,第二次来观赏神韵,希望能找到人生的答案。(大纪元)'

4月5日夜、神韻新紀元芸術団のトロントでの公演を鑑賞した、中国からの移民の李さん(写真:大紀元)

 神韻の幕が開き、神々が主佛とともに世に降りられ、人間界で五千年の文明を築く場面を目にしたとき、李さんは不思議な懐かしさを感じたという。「何か運命のようなものを感じました。それがいくつかの記憶を呼び起こしたようで、まるで過去の記憶が開かれたような気がしました」と述べた。「劇中の主佛を見たとき、どこかで見たことがあるような、そんな既視感を覚えました」と感動を表現した。

 李さんは「もしあの時、私も主佛に従ってこの世に降りてきた一員だったのなら――たとえ最後列にいて後ろからついてきたとしても、それでも構いません。もし本当にそうだったなら、それは私にとってこの上ない光栄です」と述べた。

 「神韻を観て、私は『人はなぜこの地球に生まれてきたのか?』ということを考えさせられました」と話す李さんは、「はっきりとした答えはまだわかりませんが、ひとつ確かなことは、『生きるためだけに生きているわけではない』ということです」と話した。

 さらに李さんは、「私の心の奥底には、『人は何か使命を持ってこの世に来た』という感覚があります」と述べ、「神韻公演はまさに、神が人に与えた啓示であり、人が得られるチャンスを示したのだと思います。人に『道』を悟らせるための公演なのです」とも述べた。

 「ひとつの生命、あるいは1人の人間が、まったく自分のためではなく、純粋で真摯な『善』を他人に向けて示したとき、それは必ず人の心を打つものだと思います。私はそのことを深く実感しました」と話す李さんは、これこそが、神韻が世界中でこれほど多くの観客を感動させている理由だという。

 ソプラノ歌手の歌について、李さんは「歌詞の中には、最も純粋で、本来の善が込められていました。言葉では言い表せないような感覚があって、自然と涙がこぼれました。理由はうまく説明できませんが、あの歌詞は人の魂にまで届く力があると思います」と述べた。

 神韻公演の最後の場面では、創世主が人類の危機の時に再び人間界に降臨し、人々を救い出す様子が描かれた。それを観た李さんは、深い感慨を込めて「人々が言っている弥勒佛(メシア=救世主)という存在は、もしかすると、今日の公演で観た『主佛』なのではないか。私はそう悟りました」と語った。

 カナダの新移民「神韻が民族の自信を目覚めさせてくれた」

'图5:二零二五年四月六日下午,大陆新移民李磊夫妇在多伦多观赏了神韵演出。(新唐人电视台)'

4月6日午後、トロントで神韻公演を鑑賞した、中国からの新移民である李磊さん夫妻(写真:新唐人テレビ)

 神韻が芸術という形で五千年の中華文明を全世界に紹介していることについて、李磊さんは感嘆の声を上げた。「これ(芸術で中華文明を紹介すること)は本当に素晴らしいやりかたです。中国の伝統や芸術、そして中国のあらゆる素晴らしいものを世界に伝えてくれる、これは世界が本来の中国を理解する助けになります。今の中共には絶対にできないことです」と語った。

 李磊さんは「劇を見ている時、すでに心の中で自分の民族的な誇りが目覚めているのを感じました。私たちの中国の伝統文化や歴史に対する使命感が自然に湧き上がってきました」と言った。

 「現在、中共に抑圧されているため、私たち中国人は自分たちが本来の中国のあるべき姿をこんなにも渇望していたことに気づいていませんでした。もしかしたら、中国から外に出て、世界を見て、さらに神韻を観たことで、こういった演目に影響されて、心の深奥にあったその渇望が表面に湧き上がってきたのだと思います」

 李磊さんは最後に述べた。「私は思います。私たちは中国人にとっても、外国人にとっても、『真・善・忍』は普遍的な価値観です。なぜなら、誠実で、親切で、忍耐強いことは、誰もが実践すべきことであり、それを人生の信条や信仰として持つこともできるからです。もしこれを実行できれば、世界はもっと素晴らしくなると信じています」

 10年以上の時を経て夢が実現 カナダ在住の中国人家族「神韻が希望を呼び覚ます」

'图6:二零二五年三月三十日下午,华人新移民宋锋学携妻女在多伦多观赏了神韵演出。(新唐人电视台)'

3月30日午後、トロントで神韻公演を鑑賞した、中国からの新しい移民の宋鋒学さん一家(写真:新唐人テレビ)

 宋鋒学さんは、10年以上前から神韻に憧れていたと言い、今日、家族全員でついに神韻鑑賞の夢が叶ったことを喜んだ。また、神韻がただ中国の伝統文化の精髄を示すだけでなく、芸術的な形で人々に「真・善・忍」の普遍的価値感への共鳴を呼び起こすことに感銘を受けたとも話した。彼は、神韻が早く中国本土の舞台に登場し、神佛への信仰が再び中国の大地に戻ることを切望しているという。

 「私は(中国にいた)10年以上前にネット封鎖を乗り越えて神韻という舞台を知りましたが、ずっと観る機会がありませんでした。今日初めて観ることができたのです。ダンサーたちは過去の歴史、伝統文化、中国の多民族性、そして現代のそれらの破壊といった中国という国のいくつかの側面を、このわずか2時間の中で見事に表現してくれました! ですから、公演の個々の演目は私と私の家族にとってとても大きな啓発となりました」

 宋さんは「神韻の演目中の、法輪功学習者が中共から弾圧される二つのストーリーは、実際に私の身の回りでも起きた現実の出来事です。だからこそ、その場面にはとても共感しました。舞台では(生体臓器収奪のうちの)角膜摘出の場面しか描かれていませんでしたが、実際に中国本土で起きていることは、それよりもはるかに悲惨です。このような芸術の形を通して、全世界の人々に中共が伝統文化をいかに破壊し、社会にどれだけの災厄をもたらしているかを深く理解してもらうことは、とても意義あることだと思います。中共が惹き起こした災厄は、世界の人々が知っているナチス・ドイツによる災厄よりも、実はもっと深刻で大規模だと私は感じています」と述べた。

 宋さんの妻の崔さんは「人に対して善なる心を持ち寛容な心を持つことが大切だと、心の奥底から感じさせてくれました。そうすることこそが正しいのだと思います。ですから、この(神韻の)公演は本当に感動的で、とても心に響きました」と語った。

 宋さんは最後にこのように述べた。「無神論が広まって以来、世界全体、特に中国にとって非常に苦しい社会環境が生まれました。人々の心の中にあった最低限の善良ささえも、完全に踏みにじられてしまい、社会全体に大きな災厄をもたらしました。そしてその災厄は、今もなお続いています。私は本当に心から願っています。いつの日か神韻が中国本土で公演されることを。そして、私の友人たちにもぜひ観てもらいたいと思います。真の誠実さと善良さが、再び神州大地(中国)に現れることを願っています。できるだけ早くその日が訪れますように」

 かつての小粉紅(愛国主義者)、神韻を称賛「中共の暴虐を世界に知らせる公演」

'图7:二零二五年三月三十日下午,大陆新移民王先生在多伦多观赏了神韵演出。(大纪元)'

3月30日午後、トロントで神韻公演を鑑賞した中国からの移民・王さん(写真:大紀元)

 かつて「小粉紅(愛国主義者)」だったと自称する王さんは、神韻の公演は本当に素晴らしく、圧倒されたと話した。もっと早くチケットを買っておけばよかったと、心から後悔している。まさかこんなに早く売り切れるとは思わず、王さんが希望していた中央の席を取ることができなかったからだ。

 「一番印象に残ったのは、法輪功が迫害されていることを描いた舞踊でした」と話す王さんは、「私は以前、中国にいた頃はいわゆる『小粉紅』でした。大学時代には軍隊に入ろうとまで思っていて、日本やアメリカは滅ぼすべきだと、本気で信じていました。完全に洗脳されていたのです。でも海外に出てみれば、外の世界はまったく違うということに気づきました」と述べた。

 王さんは神韻のアーティストたちは本当に素晴らしい仕事をしていると称賛した。「劇中に表現されたこのような事実は、みんなに知ってもらうべきです。これこそが真実なのです」と語った。

 神韻を鑑賞したアメリカ在住の中国人:法輪大法は尊敬に値する​​​​​​​

'图8:二零二五年四月三日下午,来自中国大陆的王明义在西雅图观赏了神韵演出。(大纪元)'

4月3日午後、アメリカのシアトルで神韻公演を鑑賞した王明義さん(写真:大紀元)

 渡米して2年になる王明義さんは、友人10人と共に神韻公演を鑑賞した。王さんが最も心を打たれたのは、法輪功学習者への迫害を描いた演目だという。「私は思わず涙が出そうになりました。中共による法輪功への迫害は本当に邪悪で、この場面は本当に強く印象に残りました」と語った。

 「中国にいた頃は、(法輪功迫害の事実)をよくわかっていませんでした。それは共産党による長年の洗脳を受けていたからです」と話す王さんは、「でも海外に出てから、法輪功は本当に素晴らしい功法で、人として正しく生きることを教えてくれる修煉法なのだと心から分かりました」と話した。

 また、王さんは中共の邪悪さについて、次のように述べた。「これ(共産党)の最も邪悪なところは、伝統文化を完全に破壊しようとしていることです。人間の性質ののうち悪の部分を引き出し、それを利用して世界を支配しようとしている。それが中共の本質的な邪悪さです。全世界の人々が、この共産党的な支配文化に用心するべきだと思います」「中共は世界中の政権に浸透し、その邪悪な統治を世界全体に広めようとしています。だからこそ、正義あるすべての人は、この共産主義の邪悪に立ち向かうべきです」

 王さんは「私たちは皆、法輪功の『真・善・忍』という文化から学ぶべきです。法輪功は中国文化の良い部分を本当に守り、受け継いでいます。法輪大法(法輪功のこと)は確かに尊敬に値します」と語った。

'图9:二零二五年四月八日晚,神韵北美艺术团在美国加州州立大学北岭分校表演艺术中心(Younes and Soraya Nazarian Center for the Performing Arts)的首场演出售罄,现场掌声不断。'

4月8日夜、神韻北米芸術団は、米カリフォルニア州立大学ノースリッジ校のパフォーミング・アーツ・センターで公演を行い、満席となった。会場では拍手が鳴りやまず、大成功裏に終了した

 神韻の世界ツアー情報はこちら: https://shenyun.org/

 (完)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/13/492580.html
 
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