山東省の李明霞さんに懲役5年の不当判決 控訴も棄却される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2025年4月23日】(山東省=明慧記者)山東省潍坊市にある諸城市の法輪功学習者・李明霞さん(54)は2024年4月19日、放浪生活の中で警官により不当に連行された。その後、2025年1月23日、諸城市裁判所から懲役5年の判決を言い渡され、罰金2万元を強要された。李さんはすぐに控訴したが、潍坊市高等裁判所は2025年3月20日、原判決を維持した。今回の不当判決は、李さんが受けた中国共産党(以下、中共)当局による2回目の迫害である。

 李さんは、諸城市にある国網山東電力会社の会計士だった。2009年、子宮腺筋症と子宮腺筋腫を患い、さまざまな治療を試みたが、どれも効果がなく、医師から子宮の摘出を勧められた。絶望的な状況の中で、李さんは「試してみる」という気持ちで法輪功を学び始めた。修煉を通じて、李さんは「人として生きる本当の目的は返本帰真することであり、真・善・忍の原則に従って良い人間を目指し、トラブルに直面したときには他人を思いやり、自分自身の過ちを探し、心を広く保ち、他人の過ちを許し利益や損得にとらわれないことが大切だ」と理解した。その結果、李さんの身体は健康を取り戻した。そして李さんは法輪大法の良さや自らの体験を周囲の人々に伝えるようになった。

 以下は、李さんが受けた迫害の事実である。

 2015年5月、李さんは法輪功迫害の元凶である元国家主席・江沢民を実名で告訴した。その後の2016年3月、地元の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)によって嫌がらせを受け、正常に仕事もできなくなり、やむを得ず家を離れた。

 2017年9月23日、李さんは煙台市で法輪功迫害の実態を市民に伝えていた際、警官に連行されて煙台市留置場に拘束された。同年10月31日、諸城市国保の警察により煙台市から潍坊市の留置場へ移送された。

 2018年7月31日、潍坊市坊子区裁判所は李さんに、懲役2年の実刑判決を言い渡した。李さんが起こした控訴も潍坊市高等裁判所によって却下された。2019年1月末、李さんは山東省女子刑務所に拘禁され、2019年10月30日に不当な刑期を終えて解放された。

 2022年3月3日、李さんは諸城市の楊春家園住宅団地で、待ち伏せていた諸城市国保の警官により地面に押さえつけられ、連行された。当日、警官らは李叶淑さん、羅炳新さん、徐煥翠さん、李洪梅さん、鄭志梅さん、そして李さんを含めて計6人を相次いで連行した。

 6人は諸城市朱解鎮姜家荘洗脳班に送られ、拷問による自白を強いられた。李さんは警官・宋偉に平手で打たれて顔は腫れ上がり、口から出血した。また鉄の椅子に縛り付けられ、手錠と足枷をつけられ、食事中も夜間も解放されることはなかった。このような状態で、1回目は23日間連続して拘束され、2回目は7日間連続して拘束されたため、李さんの足はまるで蒸しパンのように腫れ上がった。

中共迫害法轮功学员的刑具:铁椅子

拷問の刑具:鉄の椅子

 2022年4月19日、6人の学習者が保釈され、李叶淑さんを除く他の5人はそれぞれ2万元の保証金の支払いを要求された。

 その後、2023年10月26日、諸城市裁判所は6人の学習者に対し、不当な裁判を行った。裁判の後、さらなる迫害を避けるため、李さんはやむを得ず家を離れ、再び放浪生活を余儀なくされた。同年11月2日、諸城裁判所は鄭志梅さん、李叶淑さん、羅炳新さん、徐煥翠さん、李洪梅さんにそれぞれ実刑判決を言い渡し、総計8万元の罰金を科した。

 しかし、2024年4月19日午後、李さんは諸城市の大高楽埠村の借家で、再び国保の警官により連行された。

 李さんは2025年1月23日、諸城市裁判所から懲役5年の判決を言い渡され、罰金2万元を強要された。李さんはすぐに控訴したが、潍坊市高等裁判所は2025年3月20日、原判決を維持した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/17/492708.html
 
関連文章