【明慧日本2025年5月3日】(明慧記者・夏昀)アメリカの神韻グローバル芸術団(以下、神韻)は4月15日から27日まで、台湾の高雄、彰化、桃園の3都市で引き続き11回の公演を開催した。4月27日午後の公演をもって、台湾での39日間にわたる全33公演が、盛況のうちに幕を閉じた。神韻アーティストたちは熱烈な観客と「また来年お会いしましょう」と約束を交わした。
神韻の台湾公演は連日満員が続き、観客からは「空前絶後の世界レベルの公演」「神業のような技術、聖人の境地」「神韻はすべての中国人に誇りを感じさせる」といった絶賛の声が寄せられた。
現在の世界情勢は混乱し、戦争が絶えず、台湾海峡の危機も高まる中で、人々の心は不安と動揺に包まれている。しかし、神韻の公演を通して、観客は「神韻は善念、神の力を表現し、世界に安定をもたらしている」、「神韻は心を救い、人々を善へと導く」、「人間の内に眠る神性を呼び覚ましている」と語り、光明と希望に満ちた帰り道を指し示してくれていると話す。彼らは「神が本当に人間世界に降臨しておられる」と信じている。
4月25日午後、神韻は桃園展演センターで満員の観客を迎えて第3回公演を行った |
4月20日午後、彰化員林パフォーミングアーツホールでの第3回公演でチケットは完売した |
台湾の桃園や彰化などの各地の政界要人から、神韻公演の成功を祝賀して花かごが贈られた。上段左から右の順:桃園市の張善政市長、桃園市農業局の陳冠義局長、立法委員の萬美玲氏、呂玉玲氏、桃園市議会議員の陳偉晔氏、立法委員の林思銘氏、桃園市議会議員の魏筠氏。下段左から右の順:彰化市の林世賢市長、立法委員の謝衣鳳氏、彰化県議会の謝典林議長、彰化県知事の王惠美氏、溪湖鎮の何炳桦町長、中国国民党桃園支部の黄敏主任 |
台湾科学界第一人者「神韻は正のエネルギーに満ち、心を奮い立たせる」
4月27日午後、桃園で神韻公演を鑑賞した「ハイエントロピー合金の父」と称され、「台湾科学界の第一人者」の葉均蔚氏(写真:大紀元) |
「神韻は非常に高い境地に達しており、このような公演は本当に意義深いものです」と国際的に著名な科学者である葉均蔚氏は称賛した。
グローバルな材料科学の著名人である葉氏は、神韻が「中国文化の精髄、その美しさ、その境地」を示していると賛辞を送っている。彼は、緞帳が上がると、舞台の景色に「とても圧倒された」と述べ、3Dバックスクリーンの効果と相まって、その光景がまるで「真実の再現」のように感じた。さらに、「あのようなデザインはとても気に入っていて、とても好きです。とても価値がある」と感嘆の声を上げた。「この公演は本当に称賛に値し、広く普及すべきだと思います」と強調して語った。
葉氏は、アーティストたちが放つ気質について、「とてもポジティブなエネルギーであり、とても優しく、とても前向きだ」と述べた。彼はまた、「彼らが観客に伝えている文化の内面的な深さや内包は、人々に勇気や励ましを与えることができる」と語っている。
神韻が世界中で大きな反響を呼んでいる理由について、葉氏は次のように分析している。「それは心の奥深くから湧き出る精神性、そして心そのものであり、『真・善・美』の表れなのです。だからこそ、これほどの大きな力を生み出せると思います。これはとても重要なことで、人々の心に影響を与えることができる。特に今の社会に最も欠けている部分だと思います」。彼はこの点に「感服している」という。
バイオメディカルグループ総裁「人類の精神文化を救う源泉」
4月24日夜、台湾・桃園で神韻公演を鑑賞したアメリカの腫瘍治療システム・バイオメディカルグループ総裁、分子生物医学博士の薛水福氏(写真:大紀元) |
「とても感動しました」と、神韻を初めて鑑賞した科学者の薛水福氏は称賛した。「中国文化全体の中でも、これほど人を感動させるものは今やほとんど見られません。というのも、中国文化は、東西の文明の中でも最も独特な文化体系の一つでしたが、今の(中国には)もうそれが残っていないのです」と同氏は語った。
薛氏は「真の文化とは、人類を救済するエネルギーだ」と考えており、今日、神韻が伝統文化を復興し広めていることについて、「人間の精神文化を救済する源泉だ」と述べた。
科学の観点から、薛氏は次のように感じている。「神韻の会場に入るだけで、あの感覚を得られます。あなたが静かに入ってくるだけで、周波数や照明、映像、歌や舞踊、音楽、その芸術的な世界観と通じ合うことができるのです」
そしてそれが人体と共鳴・共振を起こすため、彼は神韻を観ることによって「健康になれる、目も輝いてくる。本当に『灌頂(エネルギーで体を清める)』を受けたような体験で、あの見えないエネルギーはまさに生命力。まるで生まれ変わるような感じです」と語っている。
薛氏はまた、神韻の演目を通して伝えられている普遍的な価値観「真・善・忍」が、宇宙の真理であることに気づいたという。彼は「中国の五千年の文化の中には、実は『真・善・忍』のエネルギーがすべて込められています。それは宇宙の真理なのです」と強調した。
ハリウッド映画音楽プロデューサー「神韻は人間の本質への道を示す」
4月25日午後、桃園で神韻公演を鑑賞した数多くの有名な映画予告編の作曲制作に携わったハリウッド映画音楽プロデューサーのフィル・ロバー氏(写真:新唐人テレビ) |
ハリウッド映画音楽プロデューサーのフィル・ロバー氏は、感嘆してこのように述べた。「(神韻は)間違いなく素晴らしい公演です。演奏者も素晴らしかったです。このオーケストラは東洋と西洋の楽器を融合させたオーケストラなので、とてもに興味深い音楽の組み合わせを聴くことができます。例えば、琵琶とオーボエの組み合わせはどんな音がするのか? 二胡とバイオリンの組み合わせはどうか? これらはとても面白いことで、神韻が西洋の世界にもたらした体験であり、東洋の世界にも届けられていると思います。私はとても楽しみました。本当に素晴らしかったです」
アメリカ・カリフォルニア州から訪れたロバー氏はこう話す。「神韻はロサンゼルスでとても有名で、私たちはそれを『中国ショー』と呼んでいます。中国ショーと言えば、世界一の神韻を指すのです」「神韻はとても素晴らしく、現代の中国と伝統的な中国との隔たりを埋めているだけでなく、現代人と伝統的な人々との間のギャップも埋めています。神韻は過去に隠されていた事物を再現し、そして私たちにそれらを隠すことがいかに有害であるかを気づかせてくれます」
ロバー氏は、神韻が観客に伝える重要なメッセージは「私たちは自分がどこから来たのかを忘れてはいけない」ということだと考えている。彼はこう話した。「この公演は、科学や観察、感覚的な刺激を超えたものがこの世に存在することを私たちに思い出させてくれます。そして、それは実際に(人間性の)本質に通じる道であり、その道は信念を追い求めることに基づいています」「(神韻の)公演は、その信念の重要性をとても優れた方法で説いています」
(続く)