「これは善と悪の戦いです。あなたはどちらの側に立ちますか?」
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 【明慧日本2025年5月6日】(オーストラリア・パース=明慧記者)平和的かつ理性的に迫害に反対する精神を受け継ぎ、西オーストラリア州の法輪功学習者(以下、学習者)は2025年4月24日、パースの中国総領事館前で、迫害の実態を伝える横断幕を掲げ、学習者による「4.25」北京平和陳情26周年を記念した。

'图1:二零二五年四月二十四日上午,西澳法轮功学员在中共驻珀斯总领馆前展示<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>横幅,纪念“四·二五”法轮功学员北京和平上访26周年。'

4月24日午前、パース中国総領事館前で行われた「4.25」北京平和陳情26周年を記念する活動

'图2:二零二五年四月二十四日傍晚,西澳法轮功学员在中共驻珀斯总领馆附近草坪上,展示真相横幅并集体炼功。'

4月24日夕方、パースの中国総領事館付近で煉功している学習者

 学習者の掲げた横断幕には、「真・善・忍を貫き『4.25』学習者の平和陳情26周年を記念」、「法輪大法は素晴らしい」、「法輪功への迫害をやめよ 中国共産党(以下、中共)による法輪功学習者からの生体臓器収奪を止めよ」、「生体臓器収奪は天理に反する」などの内容が書かれている。これらの横断幕は、通りかかった車の運転手の関心を惹きつけた。彼らの中には親指を立てて称賛の意を示す人や、手を振る人、クラクションを鳴らして支持を表す人もいた。

 西オーストラリア州の学習者は4月19日、パース中心部のマレー・ストリート・モールにて法輪功迫害の実態を伝える活動を行い、「4.25」の平和陳情を市民に伝えるとともに、中共の法輪功迫害を共に止めるよう呼びかけた。迫害の実態を知った市民は、「これは善と悪の闘いです。あなたはどちらの側に立ちますか?」と語り、法輪功を支持する意思を示した。

'图3:二零二五年四月十九日,西澳法轮功学员在珀斯市中心默里街购物中心步行街(Murray Street Mall),举办了传真相活动。人们向法轮功学员了解真相。'

4月19日、パース市中心部のマレー・ストリート・モールで行われた活動

'图4:人们在请愿书上签名支持法轮功学员反迫害。'

学習者の迫害に反対する活動を支持して迫害の停止を求める請願書に署名する人々

'图5~6::学员在展位前演示法轮功五套<span class='voca' kid='86'><span class='voca' kid='86'>功法</span></span>,感兴趣的人们在模仿炼功动作。'

ブース前で法輪功の五式の功法を実演する学習者

 26年前の1999年4月25日、中国で1万人以上の学習者が法律に基づき、国務院信訪弁公室(陳情受付部署)を訪れ、天津市で不当に連行・拘束された45人の学習者の釈放を求めて平和的に陳情した。この歴史的な出来事は、その後、中共によって隠蔽され、歪曲された。

 権力による圧力に直面しても、学習者たちは暴力による抵抗をせず、また黙って耐えることもなく、平和的かつ理性的に迫害の実態を伝える姿勢を貫いた。この姿勢と勇気は、当時、沈黙を強いられていた中国人や国際社会が法輪功に対して新しい目で見るようになった。その後、中共による法輪功への26年にわたる残酷な迫害が続く中でも、国内外の学習者はこの平和で忍耐強い精神を守り続け、迫害の実態を粘り強く伝え、中共の邪悪な本質を暴き、真理と正義を守り続けている。

 中国では中共によって法輪功迫害の実態が厳しく封じ込められている

 カーティスさんは法輪功のブースを訪れ、学習者と長時間にわたり語り合った。学習者との対話の中で、彼は「4.25」の事実について理解を深めた。彼は次のように語った。「中国では、中共による法輪功への迫害は本当に恐ろしいものです。中共は多くの悪事を働いてきました。真実が厳しく隠されているので、人々はなかなか本当のことを知ることができません。私も中共による生体臓器摘出について聞いたことがあります」

 「これは本当に『善と悪』の戦いです。あなたがどんな思想や政治的な理念を持っていようと、物事を客観的に見れば、これは実際に善と悪の対立なのです。あなたはどちらの側に立ちますか? 私たちは世界で起きていることに対して客観的な立場を保ち、そして邪悪な行為には反対します」

 「中共は最悪の専制主義です。こうした全体主義は、20世紀において膨大な死者を生み出し、甚大な破壊と殺戮をもたらしました。共産主義の本質は国家による支配であり、すべての人々にそのイデオロギーに従わせようとします。そして、その目的を達成するためには手段を選びません。だから、国家レベルでのプロパガンダによって国民をコントロールしようとするのです」

 「学校では、私は歴史の一方しか教わっていないと感じました。もう一方の側面は学んでいません。歴史には常に二つの側面があります。たとえば、ナチスの罪やユダヤ人虐殺については学びましたが、中国で起きたジェノサイドについては教わっていませんでした」「大切なのは、自分自身で調べること、批判的思考を持つこと、そして物事を客観的に見ることです。歴史も両面から見ることが必要です」

 「真実はしばしば小説よりも奇なり 」と彼は付け加えた。

 カーティスさんは話し続けた。「中国の都市は見た目にはとてもきれいで美しく見えるけれど……強制労働所の存在は公にされていないのです」

 「一部の人の共感は限られていて、自分の家庭にしか向かないことがあります。こうした抑圧された歴史の真実を伝えようとしても、彼らはそれを受け入れたがらないのです。なぜなら、その真実が彼らには現実とは思えないからです」

 カーティスさんは、今後さらに法輪功が受けている迫害について理解を深め、家族にもその情報を共有すると話した。

 誰もが迫害されるべきではない

'图7:皮斯(Ben Peace)在请愿书上签名支持法轮功学员反迫害。'

学習者への迫害に反対する請願書に署名するベン・ピースさん

 ベーン・ピースさんは、学習者への迫害の停止を求める陳情書に署名し、法輪功への支持を示した。彼は以前から学習者が迫害されていることや、中共による生体臓器収奪の事実について聞いたことがあり、パースでも学習者の平和的な抗議活動を見かけたことがあるという。彼は「中共が人間の臓器を摘出しているなんて、あまりにも恐ろしい。あまりに衝撃的で、信じられない。まるで狂っているとしか思えない!」と話した。

 彼は「自分の望む生き方を選んだり、他の人と違う生き方をしているからといって、誰も迫害されるべきではないと思います。すべての人には抗議する権利があります。オーストラリアでは、平和的に抗議をしたからといって、迫害されるようなことはありません」と語った。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/27/493015.html
 
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