【応募作品】この世にあなたのような幹部が他にいるでしょうか
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文/河北大法弟子

 【明慧日本201269日】私はかつて政府部門で働いていた管理職でした。1996年、私は幸運にも大法と出会いました。それからは師父の要求に基づいて自分を律してきました。公金に手を出さず、四つの悪習「女、賭け事、ギャンブル、酒」をやらない幹部として、地元でも認められた良い人でした。

 20002月、私は北京に大法を実証しに行き、不法に留置場に監禁されました。4月、公安局の課長が私を留置場の幹部のオフィスに呼び出して、ドアをしっかり閉めて話しました。「今日は兄弟として話します。大勢の大幹部たちが、あなたに法輪功を煉らないように話しましたが、あなたはそれを聞かずに修煉を続けていますね。現在は党籍を剥奪され、職を罷免され、監禁も数回されましたね。今、上の人たちはあなたの問題を検討していて、徹底的に調査すると話しています。万が一不正や腐敗が見つかれば、あなたはおしまいです」

 「私は、不正や腐敗をしたことがなく、他人に悪い行動を取ったこともありません。彼らはなぜ私を懲らしめようとするのですか」と課長に話すと、彼は「彼らがあなたを懲らしめようとしているのではなく、江沢民が法輪功を弾圧しようとしているのです。あなたは正科級の職員で、あなたが転向しないことで、わが市は数回上から指摘されました。あなたを懲らしめないと、皆の官職が保てなくなります。まずあなたは煉功しないと嘘をついて、家でこっそり続ければいいじゃないですか。調査で不正や腐敗が見つかったら、あなたに判決が下されます」と話しました。「私は大丈夫です。私は法輪大法を修煉していて、自分がやったことは自分で分かります。安心してください。私は自分の良心にそむくようなことをやったことがありません」と堂々と話しました。「小さな汚点も彼らは見逃しませんよ。その時後悔しても手遅れです」と課長は話しました。

 おおよそ半月後、検査役が2枚の借用証書の資金について尋ねました。1枚は、公の事務に使った借用証書で、私はその仕事を任せた担当者に確認すれば分かると話しました。もう1枚は、某会社が政府の仕事に対して、積極的な指示に応えようと、私ともう1人の幹部がその会社の座談会に参加したとき、封筒にお金を入れて渡しました。その幹部はもう亡くなり、その会社の社長に確認するしかないと話しました。翌日の午後、その会社の社長から電話をもらいました。「午前中に、検査役の人がきました。例のお金は当時私が記帳していたので大丈夫です。ご安心してください。あなたの状況は分かってます。どうか、お大事に」私は、自分のために証言をしてくれてありがたいと伝えました。

 数日経って、公安局の課長がまた来て「調査する前は分かりませんでしたが、調査してみたら、あなたは本当に良い人だと分かりました。あなたは今犯人扱いされていて、幹部ではありませんが、あなたの元の職場の同僚達のあなたに対する評価は高く、悪く言う人は1人もいませんでした。この世にまだあなたのような幹部がいるとは本当に不思議です。調査ではあなたを三つの面で評価しました」

 「一つ目は女色に関係していません。他の人があなたを巻き込もうとしましたが、全部成功しなかったそうですね。ある時、あなたはお客につき合わされて、ラブホテルまで行かされたことがありますね。他の人は全員部屋に入りましたが、あなたはホールでテレビを見てたそうですね。その店のオーナーさえ、あなたは精神的あるいは生理上問題があると話しました。外地でもう一度このようなことがあったようですが、あなたはホテルに入らず、車の中で寝ていたそうですね」

 「二つ目は、自分のために利益を得ようとしないことです。あなたは賄賂を使わず、公的なお金一文も使ったことがないとみんな話していました。職場の建物のリフォームの時、改修業者は、あなたがお金を受け取らなければ、一歩も離れないと話しましたが、あなたは受け取らず、かえってその人を家に招いて食事をして、法輪大法を学んでいる者は他人の物をただでもらってはいけない道理を説明したそうですね。その人も後で法輪功を煉功していたようです。仕事を請け負った業者は、お礼として庭に無料でレンガを届けましたが、あなたは他人を通して、その業者にお金を払ったそうですね」

 「三つ目は、物事を公平に処理したことです。職場でおきた厄介な問題、トラブルなどはいつもあなた1人で処理したと言っていました。とにかくあなたは良い人だと話す人は多く、調査する中であなたが悪い人だと話す人は1人もいませんでした。その2枚の借用証書ですが、出納係は『これは個人で使ったお金ではないはずだ』と話していました。たぶん時間が過ぎて、忘れてしまった可能性が高いと話しました。最後に彼らは私利も求めず、女色にも関心をもたないあなたのような幹部はいないと言っていました。それならば一体あなたは何を得るのかと、多くの人は気になっています。正直私も気になります」

 私は「法輪大法を修煉して、人生の意義が何か分かりました。私は修煉して返本帰真し、師父の教えに基づいて、良い人、もっと良い人になろうとしています。権勢に頼んで私利を図らず、四つの悪習(女、賭け事、ギャンブル、酒)にはまってはなりません。これは大法修煉者として基本的なことです。さもなければその人は大法修煉者とは言えないのです」と話しました。

 彼は首をふりながら「不思議です、本当に不思議です」と言いました。私は「わけが知りたければ、あなたは『転法輪』という本を読んでみてください」と話しました。彼は「私のように何でもする人間は、あなたたちの本は読めません」とため息をつきながら、「あなたは良い人ですね、本当に良い人ですね。法輪功にしかこのような人はいません」と話しました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/2/257734.html)     更新日:2012年6月10日
 
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