文/中国の大法弟子 秀縁 口述 同修 整理
【明慧日本2017年7月20日】1996年、私は幸運にも法輪大法を修煉し始めました。当時、私の健康状態は悪く、腎炎、胃炎、心臓病、婦人病などを患っていました。
いろんな病院で治療を受けましたが、病状は好転するどころか、今度新たに腎臓結石が加わり、痛くてたまりませんでした。絶望状態で生活していた時、友達から法輪功を勧められ、そして、私は法輪大法の修煉に入り、煉功するようになりました。
やはりご縁があったのでしょうか。修煉して1カ月足らずで、師父は私の体を浄化して下さいました。反応はかなり激しいものでした。私は吐いたり、下痢したり、それらはすべて黒い血の塊で、3、4日も続きました。その後、私は日に日に健康になり、体も軽やかになり、大法の不思議さと超常的であることを、身をもって体験しました。
師父は読み書きを教えてくださった!
1カ月後、難題がまたやってきました。学校に1日も通ったことのない私は、宝の本『轉法輪』を取り寄せても、まったく読めませんでした。仕方なく、2人の子供に読んでもらうことにしました。
ある日の夜、子供達が寝た後、私は宝の本を胸に抱いて、「師父、子供達が読んでくれていますが、遅すぎます。これでは、いつになったら全部読み終えられるでしょうか。自分で字が読めたらどんなにいいことでしょう」と独り言を言いました。そして、本を戻して、床につきました。
うとうとしていると、師父が本を取り出され、開かれ、私に見せて下さっているのを見ました。私はとても緊張して、「師父、申し訳ありません。私は学校に通ったことがなく、字が読めないのですが」と申し上げました。師父は本を置かれ、私の左耳、それから右耳をほじられ、再び本を開かれて私に見せて下さいました。「今度はどうですか?」とお聞きになり、私は「文字の一画一画が見えます」と答えました。師父は本を閉じられ、そして、手で私の頭のてっぺんを2回叩かれて、そして去って行かれました。私は「師父、師父!」と叫びましたが、その後のことはもう覚えていません。
翌日、娘はいつものように法を読んでくれました。しかし、彼女が1行を読むと、2行目の文字が浮かび上がってきて、そして本の紙がピンク色に変わりました。「私は字が読めるようになったよ」と言うと、娘は大変驚いて「お母さん、頭は大丈夫?」と言いました。「本当だよ、読めるよ」と言っても、娘は信じてくれないので、いくつかの字を読みました。すると、娘は「あら、いったいどうことかしら?」とびっくりして言いました。私は涙を流しながら、「師父が私に教えてくださったのよ」と感激して言いました。「本当に不思議ですね!」と娘は大変驚きました。確かにその通りです。私自身もとても信じられませんでした。師父は私に読み書きを教えて下さったのです!
今、私は『轉法輪』やその他の『各地での説法』が読むことができるようになりました。そして、警察・検察・裁判所の人達に善を勧める手紙も書き、さらに迫害を暴く文章も書ことができるようになりました。
電話で真相を伝え、人を救う
師父の法を正す進展に従って、人を救う責任と使命はますます重くなったように感じました。大法弟子として、師父のおっしゃる通りに行わなければないため、そこで、私は同修から携帯電話を借りて、毎日3時間ぐらい真相を伝える音声電話をかけることにしました。
電話をかけて人を救う過程は自らを修める過程でもあります。相手の人が聞いてくれて、歓喜心が生じてはならないし、相手に「警察に通報するぞ」と脅かされても、恐れる心を持ってはならないし、相手が暴言を吐いても、焦ったり、恨んだりすることなく、冷静に対応しなければなりません。私は電話をかけ続けながら、自分の心を正しました。人心が少なくなればなるほど、聞く人が多くなり、効果も上がり、恐れる心もどんどん取り除かれていきました。
恐れる心が少なくなると、携帯電話で直接通話して三退を勧めるようにしました。師父は「どの形を取っても、人を救うことができれば、それはすなわち偉大なのです」[1]とおっしゃいました。直接三退を勧めると、衆生が救われた時の喜びと衆生からの期待を直に感じ取ることができ、衆生との距離がより一層縮まりました。三退をした人はみんな絶えずお礼を言ってくれるので、「私に感謝するのではなく、師父に感謝してください。師父は人を救いにいらっしゃったのですよ」と伝えました。すると、相手は「大法の師父に感謝します」と言うようになりました。次に幾つかの実例をお話します。
(一)全人代の幹部 「大法の師父に感謝します!」
最初の例は全人代の幹部です。電話をかけ、私が「三退をして平安を守るって聞いたことがありますか?」と聞くと、相手の人は「聞いたことはありますが、あなたは法輪功の人でしょう」と言いました。「それなら、三退したらいかがですか?」と言うと、相手は「私は国の幹部です。三退はできません」、私は「幹部でも、平安を守るべきです。今天災や人災が多く、共産党もこれほど腐敗しており、あなたは退かなければ、その一分子になります。災難が来た時、あなたは巻き添えになりますよ」と話すと、彼は笑いながら「私は無神論者です」と答えました。そこで私は言いました。「無神論は人の道徳を破壊する毒薬です。人には信仰心がなければ、心を制御する心法はありません。そうなればむやみに悪いことをするのです。今の社会はこれほど乱れて、腐敗、汚職、殺人、薬物など、それはそのためではないでしょうか」
彼はずっと静かに聞いていました。最後に、私は「心からあなたのために、そして、あなたの家族のためにも勧めています。それがないと信じるよりあると信じるほうがいいと思います。偽名を作ってあげますから、共産党とその関連組織から脱退してください」と言いました。「分かりました。あなたの言う通りにしましょう! あなたも安全に気をつけて下さい」と彼は言いました。私もとても感動して「私の安全を心配してくれて、ありがとう」と言うと、彼「あなたに感謝すべきですよ」、私「感謝するなら、大法の師父に感謝してください」、「それなら、大法の師父に感謝します」と彼は言いました。
(二)大学生「あなたをおばあちゃんと呼びます!」
次は大学生の例です。ある大学生に「三退して平安を守るって聞いたことはありますか」と聞くと、彼は「僕はそれを信じません。僕はいかなる組織にも入ったことはありません」と答えました。「そんなことはないでしょう。在学中、赤いネッカチーフをつけたことがあるでしょう。あなたのために言いますが、赤いネッカチーフをつけた時、一番良くない誓いをしたはずです。脱退しなければ、神様が中国共産党を滅ぼす時、あなたは巻き添えになります。その時、後悔しても、もう間に合いませんよ。ご両親があなたを大学に通わせるのは大変なことです。あなたのことをどれほど心配されているでしょうか」と言うと、「分かりました。僕は共産主義青年団に入ったことがあり、脱退します」と彼は承諾しました。そして、「脱退すれば、僕は平安を守って、幸せになりますが、あなたは何を手に入れるのですか?」と聞かれ、私は「師父は私達に人を救うようにとおっしゃっています。あなたが平安になれば、私も安心しますから」と言うと、彼はとても感動して「じゃ、あなたのことをお母さんと呼んでいいですか?」と聞きました。「それは構いませんが、しかし、私の子供はもう40代ですよ」と言うと、「じゃ、おばあちゃんと呼びます!」と彼は言いました。
このように衆生が救われた例はまだまだたくさんあります。まさしく師父がおっしゃった「慈悲は能く天地の春を溶かし 世中の人を救う可し」[2]、その通りです。
私の話は平凡で簡単ですが、しかし、それとは裏腹に、師父はどれほどの心血を注いでくださったのでしょう。偉大な師父がいらっしゃらなければ、私達は邪悪の狂気じみた迫害、そして、世間からの誘惑に耐えることはできなかったでしょう。そして、生生世世に造った業力を消去して、家に帰る道を歩むこともできません。師父の救い済度のご恩に感謝いたします。弟子は精進に精進を重ね、不足を見つけ、妄念を修め、三つのことをしっかり行い、邪悪を震え上がらせ、師父に安心していただけるよう、合格した大法弟子になります。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「新唐人テレビ討論会での説法」
[2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法は乾坤を正す」