文╱中国の大法弟子
【明慧日本2017年5月8日】同修はある日の夜、とても恐ろしい夢を見ました。あまりにも明晰でありありとしたものでしたので、同修はとても怖い表情で私に、「是非代わりに書き出してください。まだ色欲の中で過ちを犯している同修の戒めとして書いて下さい!」と頼んで来ました。以下は同修が述べた夢の中の世界です。
当時、私は大勢の同修達と一緒にいましたが、お互いに知らない人ばかりでした。その中の1人が、「明後日、私達は圓満成就します」と言っている間に、同修達の顔色が変わり体も変わり、とても美しく若く変わりました。私も自分の足をじっくり見て、以前と違うことに気づきました。この時、別の空間が現れました。そこに一軒の薄暗い部屋があって、中には多くの同修が入っており、全員しっかり修めていない人ばかりでした。同時に、もう一つのとても明るい部屋もありました。そこにいる同修達は皆自由自在な表情をして、中には素晴らしいものがいっぱいで、人間の世界にないものばかりでした。周りの景色もとてつもなく美しく、殊勝で、言葉で表現出来ないほどの素晴らしさでした。彼らはすでに修め遂げて、欲しいものは何でも手に入り、本当に大自在のような感じでした。
私はこちらにいる資格が無いと自覚して、自分の場所を探そうとしました。この時、大勢の同修が皆ある場所で大審判を待っているのを見ました。その審判によって自分の行く場所が決まっていました。突然、空から両側に鉄のくさりが付いている大きな鉄製の皿が落ちて来ました。すべての人はこの鉄製の大皿に乗って、自分の場所に送られるのです。1人の同修は鉄の大皿に立ち、下に池のあるところに運ばれました。そこには池が三つあり、一つは世間でお金に貪欲で、人のお金を騙し取るような罪を犯した修煉者が落ちる池でした。二つ目は淫欲の池で、中には蛇、虫、そして火があり、この池に落ちた人はとても多く、1人また1人と落ちて行きました。三番目の池は黒い水の池で、中にいる人は泣き叫んでいました。
私が大きな鉄製の皿に乗る番になりました。どこに運ばれるだろうかとびくびくしました。大きな鉄製の皿は淫欲の池の上に止まり、私は落ちて行きました。私は苦しくて怖くて必死にあがき、蛇に噛まれた感じがしました。その辛さは極めて悲惨なもので、死にたくても死ねず、繰り返してその苦しみを嘗めなければならないような感じでした。1人また1人の同修が落ちて来たのを見ました。
びっくりしてはっと目が覚めました。その後、その恐怖の気持ちがずっと頭から離れず、自分がしっかり修めておらず、淫欲の罪を犯した事が分かり、自分の過ちを後悔して慚愧に耐えませんでした!
しばらく前に、同修と交流して、色欲心に言及した時、まだ問題の重大性を意識しておらず、同修から「色欲心を取り除かなければすべての修煉は台無しになり、早く断ち切ってください」と言われました。その後、私はこの問題を重要視し始め、学法を多くし、発正念を強め、状態が少し良くなりましたが、しかし、最近、また怠けるようになりました。師父は、私がこのまま精進しなければ、自分の天国に戻れないととても焦っておられながら、一方、この駄目な弟子を手放されたくないため、この夢を通して私に気付かせて下さいました。
時間は本当にもう多くありません。そこで私は、「徹底的に自らを正し、すべての人心を取り除き、特に色欲心を修め、必ず師父について家に帰る」と決意しました。そして、この痛ましい教訓を通して、まだ色欲において過ちを犯している同修に目覚めてほしい、すべての執着を取り除いてほしいと願っています。くれぐれもこの千載一遇(せんざいいちぐう・千年に一度思いがけず訪れるほど、二度とないようなよい機会のこと)の法を待つ神聖な縁を大事にし、天国の衆生の期待に応えられるよう、自分をしっかりと修め、圓満して師について帰るようにしましょう!!