とても深く隠された「私」を見つけた
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 この事を学法の小グループの同修と交流しました。いつ訪ねるかを相談し、同修は私を手伝って発正念をし、私に「心の状態をよく正すように」と言いました。さらに、「これは真相を伝えに行く事なので、状況を見て三退させることができたら最も素晴らしい」と言いました。このように「メーデー」前の週末に、団体のあの部長を訪ねました。

 面会すると、部長の精神状態はとても良くないように見えました。手で額をかきむしり、目は充血して、とても苦しそうな様子でした。私は部長に、私がなぜ法輪功を学んでいるのか、なぜ江沢民を告訴するかを話し、また「天安門焼身自殺事件」は政府が演じた嘘である事、政府がいう14種の邪教の中に法輪功は入っていないことを話しました。部長は信じず、国保大隊(法輪功を迫害する組織)の人員に電話をして部長の事務所に呼び出しました。その人員も、「確かに14種の邪教の中に法輪功はありませんが、現在の裁判所と検察院は300条(邪教組織と結託して法律の実施を破壊した罪)を引用しており、法輪功の案件を処理する考えがあり、これは国家の政策なので、執行しなければならない」と言いました。この話の意味は、法律と国家の政策は全く別の事柄だということです。私たちは1時間あまり話しましたが、部長は最後に「身体の健康のために法輪功をやっているのなら、家でしてください」と言いました。 

 6月の初め、団体の中で法輪功修煉者の身分を明かしていない同修が、「団体が私を処分しようとしている」と教えてくれました。それを聞いた時、私はすぐに旧勢力の按排を否定し認めませんでした。同修も本当にそうなるとは限らないから、気にしないようにと言っていました。しかし後から時々頭の中で思い出したりしました。

 6月の終わり、老幹部邪党支部会議に参加するようにと通知が来ました。私は今まで参加した事がありませんでしたが、今回は行くようにと言われました。老幹部の活動ルームが別の所へ移ったので、私たちは行って見てくるように、以降の年越しや祝日に品物を受け取る時に場所が分かっていたら便利だからとのことでした。私はこの機会を利用して彼らに真相を伝えようと思い、学法小グループの同修も発正念をして手伝ってくれることになりました。

 行った結果、特に何事もなく、行ってから文書を読んだだけで解散しました。私は主導的にあの定年退職した副局長に真相を伝えに行こうと思いました。彼が大法の真相を理解すると全体の支部の形勢も変わるのではないかと思ったからです。次の日、副局長に電話をして、活動ルームで3時半に会って話す約束をしました。私が話したのは、以前身体に病気があったが法輪功を学んでから良くなったこと、「天安門焼身自殺事件」は政府がねつ造した嘘であること、法輪功は邪教ではないこと(注・中共が本当の邪教である)、ここまで話すと、副局長は怒りだして、大声で私に出て行くようにと叫びました。副局長は自分が党委員会の人員であり、つまり総会で法輪功が邪教だと宣言していたそうで、それで私たちの話は終わりました。

 7月中旬、活動ルームに防暑用品を注文するように通知がきました。あの副局長はまた私を指名し、これは老幹部邪党委が決めたものだと言いました。今回で私は処分されてしまうのではないかと思いました。その日はちょうど学法小グループの日だったので、私は1人の同修にこの事を話すと、同修はすぐに、それは人心だと指摘しました。私はそれを聞いて納得できず、言い返しました。「それでは私はどう言えばよいというのですか?」。同修は「あなたは何をしに行ったかを話したら十分です。心の中で何も考えないでください」と言いました。

 防暑用品を用意しに行きましたが、何も発生しませんでした。私はすぐに自分が良く出来ていなかったことに思い至りました。皆の学法の時間と、私にしてくれる発正念の時間を無駄にしてはならず、すぐに学法小グループに行って謝りました。家に帰ってから、師父の法を頭の中に入れました。「それからこのような人もいます。以前身体に憑き物があると人に言われ、自分自身もあるように感じましたが、取り除いてあげてからも、気病みが消えず、いつも以前の状態がまだ残っていると疑っているのです。これはすでに執着心になっており、疑心ぎしんと言います。時間が経つにつれて、また呼び戻してしまう恐れがあります。あなた自身がその心を捨てなければなりません。もう何も残っていないからです」[1]

 私は続けて分析しました。なぜ同修は私の人心を指摘したのでしょうか、また自分はなぜそれを聞いて喜ばなかったのでしょうか? この時また師父の法を思い出しました。「言うまでもなく、難やトラブルが起きる時、あらかじめあなたに知らせることはありません。何もかもあなたに知らせたら、何を修煉するというのですか? 効果もなくなります。それはいつも突然に現われるからこそ、心性の試練となって、本当に人間の心性を高めることができます。そして、その時こそ、心性を守れるかどうかを見て取ることができるのです。ですから、トラブルが起きるのは、偶然ではありません。修煉する全過程において、業力を転化させる中で、このようなことが起きるのです。それは一般の人が想像している「其の筋骨を労せしめる」ことより遥かに難しいことです」[1]。私の心はすぐに軽くなり、はっきり分かりました。私が事前にした準備は全て人心であり、何の心の準備もない情况下であって初めて思想境地を計ることが出来、修煉をどの程度しっかり行っているか、次元はどの程度なのかがわかるのです。この事がはっきり分かってから、急いであの同修に謝りました。

 私が処分されるかも知れないと聞いたばかりの時、すぐに旧勢力の按排を認めず否定しましたが、しかしやはり思い出したりしていました。毎回私を会議に行かせるのは、総支配人が私を処分しようとしているからではないかと思い、やはり心が揺れ動いて、内心の深い所にはまだ恐怖があるにもかかわらず、恐怖心がある事を認めたくなく、自分は基本的に恐怖心があるはずがなく、こんなに大きな法があるから、自分は恐れない、そうでなければ自分は団体を訪ね、居民委員会(共産党の最下部組織)を訪ね、またあの副局長に真相を伝えに行けるはずがないと思っていました。

 一歩進んで内に向けて探すと、自分が主導的に局長に真相を伝えたのは、師父の大法を利用して私の処分を免れようとしていたのではないかという私心を発見しました。この「私」の心はとても深く隠されており、とてもずるくて不純で、この局長を救いたいという出発点ではなく、根本は自分が処分を受けなくて済むように守ろうとしており、それは「私」のためでした。だからあの局長はあんなに怒って、真相を伝えた効果もとても良くなかったのです。今から残された時間の中で、純粋な心の状態で真相を伝え、多くの人を救い、三つのことを良く出来るようにします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/29/348848.html)
 
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