明慧法会|心を尽くして真相を伝える(三)
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文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2014年9月14日】(前の文へ

 ある公安局長の脱党表明

 今年のお正月、私が入った理髪店の店員は私の髪をカットしながら、「お姉さん、あなたの肌はますますきめ細かくなり、血色もいいね」と言いました。「私は法輪功を修煉していますから」と言うと、彼女は怖そうに「公安局長が今ここにいるよ」と言いました。私は「この局長は本当に幸せですね。探してもなかなか会えませんでしたよ」と言いました。

 私は続いて、「公安局の人たちはみないい顔をしています。ただ正と邪が分からず、武器を毎日お婆さんと婦人に向けているのです」と言うと、その局長は私に「話はまだ終わらないのか」と言うので、私は「まだです。私は真相を話します」と言い、毛沢東、鄧小平、江沢民が犯した罪を話すと、その局長は「まだ話は終わらないのか」と言い、私は「そちらの考えをお聞きしたい」と言いました。彼が言うには、「共産党が倒れることは信じません。あなたの師父が帰国したら、私はまず……」と言い始めたので、私はすぐ彼の話をさえぎって、「今、あなたたちは、天から懲罰が来ることを怖がらないのですか? 今夜話ができず、入院するかもしれませんよ」と言いました。彼は目を大きくし、「どうすればいいでしょうか?」と聞くので、私は李洪志先生にお詫びしてくださいと言うと彼は両手を合わせ、天に向かって、「李大師、先ほど私は無意識に言いました。許してください」と言い、また実名で脱党を表明しました。そのとき、私は涙があふれて、合掌の仕方を教え、また「『九評』を読んだことがありますか」と聞くと、「欲しい」と言うので、私は急いで取りに行き、彼に渡しました。

 神韻DVDを配布する

 農村に行く以外、私は県、市で神韻DVDをたくさん配りました。残りの時間で法をしっかり勉強し、正念を充実させるかを考えました。私の家は市の卸市場に近く、深夜の2~3時から朝7時ごろまで人と車の流れが続きます。神韻DVDをここで配ったら、各地へ広がると思いました。最初の1時間に70枚を配りました。『九評』のDVDを配り、監視カメラがあっても、私は気にしませんでした。

 市場で配った後、バス停留場に行き、乗客に神韻DVDを配り、5~6台のバスの乗客に百数枚を配りました。次に、建築場やガソリンスタンドや道路工事場や路上の小売店や町の工場などにも行って真相資料を配りました。

 ある日、橋に止まっている2台の車に数人いたので、私は彼らに話しかけ「皆さん、こんにちは。神韻DVDを贈ります。素晴らしい公演で、誰でも観賞したくなるものですよ、皆様の平安をお祈りいたします」と言うと、ひとりが「乗車してください」と言いながら、洋服の肩についているマークを見せ、「これは何ですか」と言いました。私は中に座っている人たちが警察だと初めて分かりました。彼らは「制服を脱いだら、みな同じです。胡錦濤さんも命を守らなければなりません」と言ってみな笑い、「おばさん、気を付けてください」と言って、3枚のDVDを受け取りました。

 二、心性の向上の転換点

 今まで神韻DVDを配ることはずっと順調でしたが、今年の6月、ある警官に贈ると、彼は私の鞄を奪って去りました。鞄の中には同修に送る800元があるので、私はその警官について警察署に着き、皆さんに真相を話しました。しばらくして、公安課長が来て、「DVDはどこから来たのか」と聞くので、私は答えませんでした。しばらくして、彼は私を釈放しました。

 家に帰ってくると、師父の法像、大法書籍、パソコンを全部押収されたことが分かりました。この数年、ずっと順調でしたから、気が緩んでいました。自分の生命は大法に与えられたものですが、大法のものが取られたことを許せず、公安局に取り返しに行こうと思いました。私が同修に電話すると、同修は、「行きたいなら行ってください。善をもって真相を話し、迷いの中で彼らが真相が分かれば、大法弟子を迫害しなくなります。闘争心を用いれば、彼らはさらに悪くなり、法にも符合しません。十数年来、師父が大法を伝えられたことは人を済度するためではないでしょうか」と言いました。

 私は同修の話を聞いて、自分の心の状態を調整し、落ち着いて学法し、神韻DVDを観賞しました。師父の『洪吟三』の詞を拝読すると、師父の宏大な慈悲に感動して、涙があふれ、一句一句はほんとうに宇宙を震撼できると感じました。

 同修は私が来週公安に真相を伝えに行くことを支持し、皆さんにその日に正念を発するよう呼びかけました。私は同修の皆さんと話し合い、まずそれぞれがやるべきことをやり、衆生の救い済度を遅れないようにし、次に善の念を発し、警察や世人が救われるようにと正念を発することを決めました。

 翌週の月曜日、私は公安局に行き、課長や局長との会見を求めましたが、受付はいないと拒否しました。私は公安局の門の前で30分座禅し、近くで正念を発している同修たちは座禅している私を見て何があったか分からず、私は同修たちの所へ行って状況を話しました。同修たちは裏の出入り口に行ってくださいと勧めました。私は裏の出入り口の所で約2時間待ち、やっと30代の警官が来ました。彼は私の名前を呼び、まだ帰らないのと言うので、私は「私の名前を知っている人は国保チーム長でしょう」と聞くと、彼は「言えません。そちらの物が失われたでしょう。特にこの数年『轉法輪』を手で二回きれいに書き写し、かなり工夫したようですが、全部取られたでしょう」と言いました。

 私は、「私の命は師父と大法に与えられたもので、そちらに取られたものは私の最も大事なものです」と言うと、彼は「あなたの畑や食べ物は全部共産党に与えられたのに、どうしてこの党に反対するのでしょうか」と言いました。私は「畑は自然界から与えられたもので、某党の土地ではありません」と反論しました。次に、毛沢東、鄧小平、江沢民は天の法に罪を犯し、8千万人の中国人を死亡させ、特に法輪功修煉者の臓器を収奪して天地を震動させ、貴州の割れた石に「中国共産党亡」という文字が現れたことは偶然ではなく、あなたたちは毎日この党について行き、将来天下に真相がすっかり知れ渡るとき、自分の無罪を弁護できるでしょうか? よく考えてくださいというと、彼は、「私は食べていかなければならない。どうすればいいでしょうか?」と言いました。

 私は「大法弟子を保護したら、その功徳が大きいです」と言うと、彼は「今後、真相資料は別の地域に置いてください」と言い、私は自分で書いた真相の手紙と真相資料をこの警官に渡しました。彼はまず自分が読んで、次に課長に渡すことを約束しました。数日後、私は同修と一緒に真相を伝えるとき、ある女性に密告され、警察の車が来ました。私は警官に「真相を聞きに来られたのでしょう」と言って警察の車に乗りました。警察署に着くと、課長は「また検挙されたのか? 着いて来て」と言いながら、門の外に出ました。そのとき、署長に何か聞かれ、彼は「逮捕してはいけません。『病』があるから」と大声で答えました。課長は私を車に乗せて言うには、「毎日外に行って真相を伝えているが、体に気を付けてください。仕事を見つけ、お金を儲けながら真相を話せば?」というので、私は、「子供がお金を援助してくれるから十分足ります。周りの多くの人はみな真相が分からず、真相を伝えることは間に合いません」というと、課長は私を自宅まで送ってくれました。

 今年の8月20日前後、私の頭に強い一念が現れました。再びその課長にさらに真相を話さないと自分に悔いを残してしまうと考えました。私は電話で、「この前は、ありがとうございます。私はまだ心配があるから電話しました。江沢民、周永康、簿熙来はもう駄目になりました。あなたは両親と子供があるので、この党のために命をかけ続けたらいけませんよ。今、まだ選択するチャンスがありますが、形勢の変化が速く、いつか迫害が終わったら、後悔しても、もう遅いですよ。今、各地には大法弟子を秘かに保護している警察があり、みな自分の退路を用意しています。真相が分かれば、再びこのような馬鹿なことをしないと思います」というと、彼は「感謝します。あなたは物を取られても、ネット上で私を暴露しませんでしたね」と言いました。私は一つの生命が蘇ったことを感じ、感動で涙が流れました。私に真善忍を教えてくださった師父に、そして同修の協力に感謝の気持ちがいっぱいでした。

 今回、私が自ら体験したことは、師父がなぜ宇宙の無量の衆生を救わられているのか、師父の無量な慈悲が旧法理の自我の間違いを包容し、一つ生命を本質から変えていきたいからです。善の力を経験し、これからもこの方向へ精進していきます。

 (完)

 (明慧ネット第10回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/22/282159.html)
 
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