真相を3回聞き、彼は三退した
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文/中国・黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2016年5月21日】ある日、大法の真相を伝えるために同修と一緒に公園に行くと、男性が女性に支えられながら歩いていました。かれらは明らかに夫婦のようでした。同修は「男性は公安局の人で、2000年に法輪功への迫害会議に参加するために北京に行った日の夜に脳血栓になって、会議の途中で帰ってきた。その後、同修が彼に真相を伝えたが、聞こうとしなかった」と言いました。これを聞いた私は、彼を救おうと考えました。

 私は速足で彼らに追いつき、「お兄さん、脚はどうしましたか?」と声を掛けました。彼から事の経緯を聞いた私は真相を伝え始めました。予想した通り、彼は私を追い払いましたが、私は真相を伝え続けました。彼は怒って「私が誰か知っているのか? 私は公安局の人間だ」と言い、ポケットから携帯電話を取り出し、通報しようとしました。彼の妻は「早く行って下さい。彼はだれの話も聞きません」と言ってくれました。私は「あなたの話も聞かないのですか?」と聞くと、妻は「私もダメです」と答えました。

 1週間後、再び公園で彼に会いました。私は彼に「私たちは縁がありますね。前回お伝えしたことは全部真実ですよ。あなたのためにお伝えしています。私たちは師父から人々を救うように教えられています」と言いました。今回、彼は通報しようとせず、穏やかな声で「行って下さい」と言いました。 

 3回目に彼に会った際、彼は地面にうずくまっていました。私は本能的に足を止め、行ってしまおうか、彼を救うべきか悩みましたが、この生命が生きようと渇望している姿が目に見えて、迷っている生命を哀れに思いました。私は近づいて、「お兄さん、どうして1人でいるのですか? お姉さんは?」と聞きました。彼は手でよそを指しました。私は諦めてはいけないと思い、「お兄さん、あなたは公安局の人だからと言って、特別な存在ではありません。天が中国共産党を滅する時、あなたがその組織の一員であれば一緒に滅され、生贄になりますよ。中央テレビが放映した天安門焼身自殺のニュースは多くの中国人を騙しました。天は憤っています。私たち大法弟子は『真・善・忍』を修めて、良い人になろうとしています。3回もあなたに会ったのは私たちの縁だと思います。どうしてもあなたが良くなってほしいと思います。今から誠心誠意に『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と念じれば、身体に変化が起こり、必ず良くなります」と言いました。

 今回は私が何を言っても、彼は私を追い払わず、じっと最後まで聞きました。最後に私は、「本当かどうか、試してみて下さい」と言い残してその場を後にしました。

 数日後、同修とまた一緒に真相を伝えに出かけました。突然、同修が驚喜の声をあげて「あの人を見て下さい!」と言いました。同修の指さす方向を見ると、向こうから、私が3回も真相を伝えた公安局の人が大股で歩いて来ました。以前妻に支えられて、びっこをひいていた様子はまったくありませんでした。

 私は喜んで走っていき「お兄さん、自分で歩けるようになりましたね! お姉さんは?」と聞きました。彼は私だと気づき、笑顔で「うん、歩けるようになった。妻は来ていません」と言いました。しばらく彼と一緒に歩いた私は、「私の話は全部本当だったでしょう?」と聞きました。

 彼は喜んで頷き、「本当だ、本当です」と答えました。「それなら、身の安全のために三退しましょう」と言うと、彼は「うん、うん。脱退します」と答えてくれました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/5/17/328862.html)
 
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