大法弟子のやるべきことをしっかり行う (一)
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文/中国の大法弟子 浄心



 【明慧日本2015年2月7日】去年私が住んでいるマンションで、真相を理解した主任が離任しました。新しく就任して来た主任は退役軍人です。そして、3月に中国共産党の「両会」(政治協商会議と人民代表大会の略称)が開催され、その間、数人の私服警官を610弁公室に派遣させ、マンションで私を監視していました。

 

 3月のある日の昼頃、真相を知っている人が、「おばさん、今は絶対に外に出ないでください。マンションの入口の警備室に、おばさんの写真を持っている私服警官がいて、この数日ずっといました」と私に言いました。

 

 この日ちょうど同修達が家に大法を学びに来ました。その中で恐怖心が強い数人の年配の同修がいて、元々家に学法に来るのを恐れていたのに、どうすればいいでしょうか。このとき、師父の説法が頭の中に浮かび出しました。「どんなに大きな出来事が起きても、何もなかったかのようにし、いつもと変わらず大法弟子が行うべきことを行ってください。これは皆さん今日歩む道であり、皆さんが残した威徳なのです。」[1]。特に「どんなに大きな出来事が起きても、何もなかったかのようにし」[1]というところをとてもはっきり覚えています。私は自分の気持ちを抑えて、絶対にこの事を年配の同修達に言わないようにしました。

 お昼休みの間、私は新唐人テレビのDVDを見せて、同修Aさんと一緒に正念を発しました、「地元の610弁公室及び私服警官達の背後の邪悪生命と要素を消滅します。彼らに大法を邪魔させ迫害させない、そして大法弟子を迫害させません」と。すると何もなかったように、皆がいつも通り大法を学び、お互いに交流し、そして分かれて帰りました。

 

 その間、私服警官達は私を見つけられず、主任は何回も警官を連れて家に来たので、私は家族を外に避難させました。私は恐怖心が出て来て、同修の家に数日間泊まりました。そこで、私は自分の最近の修煉状態を振り返り、内に向けて問題点を探しました。するといろいろな執着心が見つかりました、恐怖心、嫉妬心、恨む心、闘争心、メンツを気にする心、顕示心、自尊心、安逸心など・・・結局は自己保護のための私心でした。執着心が見つかったら、私は強い正念を発しました。「これらのものは私の観念ではなく、後天的に形成されたものです。私はこれらのものを全て解体させます。そして偽の私を死なせ、真の自分を生かします。師父のご加護をお願いします」。大法を学び、正念を発し、お互いに交流し、私は自分のやるべきことをすべきだと分かりました。

 

 師父は「世の人は、法を正すことと関係するすべての生命を含めてみな、ただものではなく、法を正すためにやってきたのであって、法を正すために成り、法を正すために造られたのです。いかなる偶然なこともなく、将来皆さんはきっと目にします」[2]とおっしゃいました。なぜ、こんなことが起きたのでしょうか? なぜ、この主はが何回も私を探しに来たのでしょうか? 私は突然分かりました。これは師父が、大法に縁がある人に真相を聞かせるため、私の目の前に連れて来て下さったのです。私は必ず彼を助けます。

 

 数日間、続けて彼の背後の邪悪を消滅してから、私から主任に会いに行きました。私は、「主任さん、今日会いに来たのは、私が法輪功学習者だと伝えに来たのです」と言いました。私はなぜ法輪功を学んだのか、学んだ後の体の変化を彼に説明しました。彼は目を大きく開いて「そんな事は信じません。政府が修煉をしてはいけないと言ったら、修煉してはいけないんだ!」と凶悪に言いました。そして私が「どうして修煉をしてはいけないのですか? 大法が私に健康な体を与えて下さったのです。私のような年寄りでも、大法を学んだ後は健康で何も病気がなく、歩くのも軽くて・・・」と話していると「やめろ、やめろ、仕方がない。元々白いものでも、政府が黒いと言い出したら、黒と言わないとだめだ」と彼は言いました。

 

 この人はどうしてこんなに邪悪で、道理が通じないのだろうと、私は頭に来て「私を修煉させないのであれば、私は明日から下で煉功をします」と言いました。私は自分が怒って、闘争心を起こした事を意識しました。

 

 私は家に帰って学法し、内に向けて探し、正念を発しました。そうすると慈悲心が出て来ました。2日経って私は神韻公演のDVDを持って、再び主任に会いに行きました。私は本当に「慈悲は能く天地の春を溶かし」[3]と感じました。彼は私を見て、すぐに笑って、「また来たの? 早く座ってください」と言いました。私は「福を持って来ました」と言い、この機会に「天安門焼身自殺事件」、「4.25事件」などの真相を説明し、彼らに「三退」してもらいました。そして帰る前に、神韻のDVDを贈りました。そのとき、もう一人の警備員が入って来て、彼にも1枚神韻のDVDをあげました。私は彼らに「帰ったらゆっくり観て下さい。これは世界一流のショ-です。中国五千年の神伝文化を演じています」と伝えました。彼らは「ありがとうございます」と言いました。彼らを見て、私は「修は己にありて、功は師にあり」[4]と悟りました。数日後、彼にネット封鎖突破ソフトを渡すと、喜んで受け取ってくれました。

 中国共産党の「十八大」の直前、その真相が分かっている主任は来なくなり、別の3人が来ました。私は彼らに会うのを避けました(実はこれは旧勢力の迫害だと分かりました)。彼らから電話をかけて来て、私は電話で彼らに真相を伝えました。その人は「今だに法輪功がいいと言っているのですか? そんな事を言ってはいけません。あなたは共産党のお金をもらっていて、しかもあなたの家族は、皆、公務員で、そして息子さんも**で務めているのに・・私はあなたのために言っているんです」と言いました。私は彼女の話から明らかに脅しを感じて、「私もあなたのために、あなたの平安のために、大法弟子を迫害しないことを勧めたいのです。『十八大』は私と無関係です」と言うと、彼女は、ガチャっと電話を切りました。私は、邪悪な魔を排除したければ、正念を発し、真相を伝えなければならない、とはっきり分かりました。正念を発することと真相を伝えることは、単に邪悪の妨害を解体するだけでなく、本当の目的は共産党に騙された人々に真相を分かってもらい、彼らを救うことなのです。

 (続く)

 注:

 
[1]  李洪志師父の著作:『二〇〇四年ワシントンDC法会での説法』
 [2]  李洪志師父の著作:『大法弟子とは何か』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/12/23/301864.html)
 
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