明慧法会|執着心を修め 慈悲をもって世人を救う(二)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2014年11月28日】  (前の文へ

  嫉妬心を取り除く

 去年姑が家に来た時、姑のマンションを、兄一家にあげるのだと言いました。それを聞いた私の気分は数日よくありませんでした。元々、姑は兄一家を偏愛しており、兄の娘が生まれてからは姑自ら育て、一家は長期にわたり姑の家で食べたり、飲んだり、物を持ち帰り、買ってもらうのに、私の息子は一日も見てくれず、今回舅が亡くなったばかりなのに、兄の娘がすぐに姑の家に引越しました。

 修煉する前、これらの事がとても気になって、心は不満でいっぱいでした。修煉してからは、すべてに因縁関係があるので、自然に任せ、失わなければ得られずという理が分かって、争わなくなりました。頭がよく空の状態で、それらの不平不満を考えず、自分が大法弟子であることだけを肝に銘じて、どこにいても、誰に対しても思いやりを持ち、姑と兄一家に善で対処すべきだと思いました。しかし、姑がマンションの事を言い出すと、内心はやはり穏やかでなくなり、この良くない気分のためバランスが取れなくなり、姑の偏愛で、自分がメリットを受けなかったことで心のバランスを失いました。これは利益を求める心ではありませんか? 自分も得たいというのは闘争心ではありませんか?

 少し前、「嫉妬心」まで法を暗記しました。師父は何回も「心のバランスがとれなくなる」とおっしゃいました。「心のバランスがとれなくなる」のが即ち嫉妬心です。師父は「今日、わたしは煉功者に向かって話していますが、頑迷に固執して悟らないようではいけません。あなたが達成しようと思う目的はより高い次元へ修煉することですので、嫉妬心は必ず無くさなければなりません」[1]と説かれました。「悪者は嫉妬心によって、私のため、怒りのために、自分が不公平だと言います。善人は慈悲心が常にあり、憎むことなく、恨むことなく、苦をもって楽とするのです。覚者は執着心がまったくなく、幻のために迷っている世人を静かに観ています」[2]

 師父の棒喝の下で、嫉妬心を取り除かない結果の厳重さを認識しました。私は「私」のため、怒りのために悪者になりたくない、絶対取り除いていくと決心しました。

 姑は共産党の少先隊に加入したことがありますが、共産党のデマに毒害され、何回真相を伝えても脱退せず、脱退してもしなくても構わない、すでに小さい頃の事だからと思っていました。その後息子が韓国へ旅行に行きたい、おばあちゃんも連れてあげましょうと言うので、外国へ行ったらもしかして考えが変わり、救い済度できるかもしれないと私が言いました。姑はとても喜んで、真心で考えてあげていることを感じて、韓国から帰ってきてすぐに脱退しました。

 ここで師父に感謝いたします。国外の同修にも感謝します。すべて師父が按排してくださり、弟子の嫉妬心を修めさせ、姑を助けてくださいました。

 頼る心を取り除く

 昨年秋、同修のLさんと協力し合い、正午の正念を終えて一緒に三退を勧め衆生を救い済度しに行くことになりました。いつも同修が伝えて、私は発正念をしました。だんだん私に頼る心が生じて、同修はよく修煉できて、真相をうまく伝えられるから、一緒に外へ行くと心強いと思うようになりました。

 ある日夢の中で自分が他人の洋服を着ていて、脱ごうとしても脱げませんでした。自分の頼る心が相当に強いと悟りました。この問題を意識した時、約束の時間になっても、彼女がなかなか来ませんでした。どうしましょうか? 私一人しかいないので、行くか行かないか迷って、やはり明日にしようと諦めました。翌日、同修がやはり来ないので、私は一思いに一人で行くと決めました! 内心で師父に私の正念を加持していただいて、縁のある人が真相を聞きに来るようにお願いしました。「大法身を離れずして 心に真善忍存す 世間の大羅漢 神鬼は十分懼れる」[3]。その日、私の心の状態はとても純正で、一心に人を救いたいと思っていましたので、とても順調でした。伝えた人はすべて脱退して、一回りで12人を脱退させることに成功しました。家に戻ってすぐに師父に線香を差し上げて、頼る心を取り除くことができ、衆生が真相を分かって救い済度できたことを、助けてくださり、縁のある人を弟子の前に連れてきてくださった、師父に感謝しました。

 真相を伝えて「三退」させ、人を救う二つのストーリー

 真相を伝える中で二つの面白い話がありました。

 一、「共産党がわれわれを養っているのではなく、われわれが共産党を養っている」

 ある公園で、水を売っているおばさんに真相を伝えました。60歳過ぎで、肌が黒く、田舎から来たとすぐ分かりました。私は喉が渇いていませんでしたが、真相を伝えるために彼女の水を買いました。「おばちゃん、どこから来たの?」と聞くと、「菏沢の農村です。孫の世話に来ていますが、休日は息子と嫁が仕事が休みなので、孫を見なくて大丈夫だから、休日を利用して水を売って、少し小遣いを稼いでいます。子供がアルバイトをして、収入が多くないし、アパートを借りないといけないから」と言いました。

 「少先隊に入ったことがある?」と聞いたら、小さい時に家が貧乏で、学校にも行けなかったから、何も入っていないと言いました。私が「おばちゃんはいい人です。必ず『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』を覚えて、常に念じれば体にもいいし、子供にも面倒をかけないし、無事であれば福なのです」と言うと、おばちゃんは、「その通りです。数日前、私がここで水を売っていたら、保安に捕まえられて、20数本の水を押収されただけでなく、私は事務所へ連れていかれ、50元を罰せられ、一般の国民は苦しいです。その怒りで病になるところでした」と言いました。

 話している間、ペットポトルを拾う男性が来たので、このチャンスに彼に真相を伝えました。彼はかつて兵隊になったことがあり、共産党の党員でした(見た目はとても落ちぶれた様子)。共産党から脱退するよう勧めると、彼は激昂して「脱党だって? あなたは革命に反している。共産党の飯を食って、飲んで、かえって共産党に反対するのか? 脱退しない」と怒りました。

 想像に反して水を売るおばちゃんは、「お兄さん、お金は私たち自分で稼いだのよ。あなたが仕事をしないのに、共産党はお金をくれましたか? 共産党が私たちを養ったのではなく、私たちが共産党を養っているのよ。共産党が腐敗して汚職できるのは全部われわれ国民のお金です。愚かにならないでください。脱党させたいのはあなたを救ってあげたいからです。考えてみてください。天が雨を降らせようとすれば、共産党の手がいくら大きくても覆い尽くせるでしょうか?」と言いました。男性は「そうです。そうです。脱退する。本当にその通りだ」と言いました。

 私は彼に「明理」という仮名をつけて、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と覚えてくださいと言いました。

 水を売るおばちゃんは学校に通ったこともないのに、とても理を分かっており、話も素朴で道理があります。肝心な時に常人の一言が助けになり、人を救い済度できました。すべてが師父の按排であり、師父に心から感謝を申し上げます。

 二、「李先生に会えたらよろしく伝えてください!」

 数日前、川辺の公園で真相を伝えているとき、79歳のおじいさんに出会いました。若い時に共産党に加入したことがありますが、大法弟子が配った真相資料を読んで、真相が分かり、脱党しようと思っても、どこですればいいか分かりませんでした。私は「名前を教えてくれれば、手伝いますよ」と言いました。

 おじいさんは感激して私の手を握って、「お嬢さん、あなたはいつ李先生に会いますか? 会ったらよろしく伝えてください! 私は一生で李先生を一番尊敬しています。あなたたちをこんなに立派に教育できるのは、本当に素晴らしいです。私は今まだこの功を修煉していないにもかかわらず、李先生は私を見守ってくださっています。ある日、私は階段から落ちました。あんなに転んでとても怖かったのです。意識が戻った時に突然、法輪功の資料に「法輪大法は素晴らしい」と念じれば、災難から免れると書いてあったのを思い出して、すぐに何回も念じました。それで立ち上がってみたら、何ともなかったのです。李先生が助けて下さらなければ、死んでしまったかもしれません。李先生に感謝します。私は家で李先生に叩頭しました。李先生に会ったら必ずよろしく伝えてください。忘れないで・・・」と言いました。

 真相を伝え、人を救い済度する道でこのような事はまだたくさんあります。世人が「ありがとうございます」と言ってくれるたびに、私は何度も涙があふれました。

 普段は毎日真相を伝えに行って、人を救うのが私の使命です。人を救い済度することが私を充実させ楽しく感じさせています。道を歩いて人々を見るととても親しく感じ、一心に救ってあげたいと思います。慈悲の心を帯びて、世人が脱退してもしなくても、笑顔を残してあげれば、救う効果がますますよくなりました。

 私はたいした事をしていません。よく行っている同修と比べたらまだまだ遠いですが、私も大法の一粒子であり、私のすべてを師父が与えてくださったことを知っています。私がよく修煉して、絶えず内に向けて探し、執着を取り除き、慈悲に人を救えば、師父が喜んでくださると思っています。

 次元に限りがあるので、法に基づいていないところはご指摘をお願いします。

 注:

 [1]李洪志師父の著作:『轉法輪

 [2]李洪志師父の著作:『精進要旨』「境界」

 [3]李洪志師父の詩:『洪吟』「威德」

(明慧ネット第十一回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/15/299618.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/11/19/146938.html)
 
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