漸悟の中で見た長期にわたる経営と損失の問題(一)
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文/洪願

 【明慧日本2014年12月7日】本文は作者が自分の状態の中で見たものです。あくまでも同修のご参考まで。法を師としてください。(編集部より)

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 最近、商売をして損をする問題を探求する同修が絶えずいます。そのためこの問題を重視するようになり、全面的に分析してみようと思いました。師父はいくつかの映像を見せてくださいました。問題の現われはまちまちですが、根本から言えばすべて法理に背いていたのです。

 下記の内容は個人の現段階においての所見の一部なので、不適切なところは、ご指摘をお願いします。

 1、金を儲けて大法のために使うと臨時に願いを立てた

 ある同修は最近の商売はどうしてこんなに難しいのか。常人がやっても儲かるのに、私だけがだめで、儲けたら衆生を救う大法の仕事に使うと約束したのに・・・と、何回も原因を尋ねにきました。

 私が目にしたのは、彼の商売に対する抵抗力はとても大きく、他空間からの妨害が非常に多く、防ぐことが出来ないほどで、その大部分は余計に招いたものです。しかも妨害を招いたのは、ちょうど彼らがその願いを立てた後です。この原因を直接彼に言うことはできず、言えば問題が更に解決しにくくなるので、彼と一緒に『二〇〇三年元宵節での説法』を学びました。

 一回読み終わっても彼はやはり分からなかったので、私はこの段を見てくださいと言いました。「大金を儲けたら、将来大法のために使うと計画している人がいますが、遠方の水は現在の渇きを癒すことができないかもしれません。しかし、あなたが常人の中の何かのことを計画しても間違いではありません。いくら儲かったら大法のために使うと思わないでください。大法のために使うとか考えないでください。『大きな商売をしたい、大きな商売をしたら大金を儲けることができる』 あなたの思いはそこまでにすれば良いのです。(皆笑って) 大法の事を乗せる必要はありません。後の一文はどうも無理矢理にくっつけたように思います。(皆笑って) なぜならば、大法弟子としてあなたは大金を儲けることができると私は皆さんに教えました。この仕事あの仕事をしても良いのです。何の問題もありません。ただし、あなたは何をしても自分の良心に申し訳が立つようにしなければならず、いい人でなければなりません」[1]

 それにしても、彼はやはりはっきりと分からなかったため、暗記してもらいました。後に彼は、問題はここにあったかもしれないと悟りましたが、でもなぜここなのか分かりませんでした以前、師父のこの法にこのような深い意味があったとは私も分かりませんでした。つまり、理解できても、できなくても、その通りに行えばよいのです。師父は「做ところ到るは是れ修なり」[2]と説かれました。先にやり遂げてから分かるようになります。

 彼は考えを改め、単純に金を儲けたい、裕福になりたい、安心して商売をしていこうと決めてから、すぐに転機が現われました。彼は原因が本当にここにあったと言って喜んでいました。私はその最後の部分の法、「あなたは何をしても自分の良心に申し訳が立つようにしなければならず」[1]を示して、大法弟子として、自分の良心に申し訳が立つようにしなければならないということを、これからも忘れないでくださいと言うと、彼は分かりました。将来やってくる妨害が、即ち彼の私心への試練だと私に見えました。

 歴史上で金を儲けたら将来大法のために使うと願いを立てるのは構わないのですが、今、法を正す段階で、そう願えばその妨害はかなり大きいのです。私が見た限りたくさんの同修にもこのような考えがあるのですが、その多くは私心が潜んでおり、同修がそのように誓っても、心の中では自分の家にこのぐらい使って、ほかは大法に使おうと思っています。このような考えでも適当であればそれは正常なのですが、なぜ口でそのような自我を表現しないのですか? それは旧勢力に迫害を加える口実を掴まえられるのです。改めなければずっと損をしていくことになります。

 本当に私心を挟んでいない同修もいます。彼にはほかの商売もあるから、一つの商売で儲けたお金を全部大法のために使おうと考えていますが、それにしても招く妨害は相当大きいのです。やはり上記の師父が説かれた法の通りに行っていないからです。

 2、中国の同修たちが作った経営団体は、ほぼ損をしている

 同修ごとに、旧勢力が按排する妨害の質と要素があるので、大法弟子が法を正す期間に何かをするなら、その難度は常人よりもっと大きいのです。もし一つの経営団体のメンバーが全部同修であれば、それらの妨害要素を合わせるとどのぐらいになるでしょうか? しかしただ人数分を足しているわけではありません。修煉の団体なので、もっとよく行えるはずで、神が世間に下りたように、互いに信頼して多くの面倒を省くことできるわけですが、協調に問題があれば・・・、旧勢力がこれを口実に加える妨害も更に大きくなります。たくさんの中国の同修の経営団体は、元金もすべてなくなるまで損をしました。これらの団体は正しくない心が原因だったのですが、妨害があまりにも大きいのも一つの原因です。もちろん、妨害も主に皆の私心、欲望と利益の心を拡大するのが目的です。真によく行うことができたら、本当に克服できますが、一念が法に基づいていなければ、悪循環になります。

 中国の同修に助言しますが、主なメンバーが信頼できる人なら問題はありませんが、できるだけ常人の資源を使えば、大法の人的資源の節約もできます。師父は何回も「修は己にありて、功は師にあり」[3]と説かれましたので、商売がうまくいくかどうかは、誰を使用したかではなく、あなたに徳があるかどうか? 心を修したかどうか? 道を正しく歩んだかどうか? 言動、経営が法に基づいたかどうかにあるのです。

 海外では邪悪の妨害が小さいので、同修が作った団体は中国のように大きな抵抗がなく、主に皆の協調に対して試練があります。体制が整えば(お金の管理体制がなければならない)、トラブルの中で正しく悟り、内に向けて修することができるなら、邪悪要素は妨害することができません。

 (続く)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『二〇〇三年元宵節での説法』
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟』「實修」
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/23/300664.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/12/5/147175.html)
 
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