前進するしかなく 後退してはならない(一)
■ 印刷版
 

――生死の関を乗り越えた体験

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2014年11月30日】 (次の文へ

 同修の励ましの下、私は今回、自分が生死の大きな関を乗り越えた体験を書きました。大法の素晴らしさと師父の慈悲、偉大さを実証し、私と同じ体験を持っていた同修が目を覚まし、私の体験が参考になり、また現在病業の魔難に陥っている同修に少しでも助けになれることを望みます。私の今回の体験は、大法の修煉は極めて厳粛なことであり、少しの緩みもあってはいけないことを示しました。

 魔難が訪れた時

 私は1997年の前半に法輪大法を修煉しはじめました。法を正す修煉の十数年の道のりを振り返って見ると、つまずきながら今日まで歩んできました。三つのこともしていましたが、精進しておらず、集団学法への参加もとても少なかったのです。いつも働いてお金を稼ぐことが最も重要なことで、修煉はその次でした。毎日常人の仕事をやり終えてから、学法したため、学法の時間はとても短く、かつ本を持ち出すと眠気がして、睡魔の邪魔を突破することができず、「もういい、目覚めたら、明日今日の分も学ぼう」と思っていました。毎日が悪循環で、突破できず、気付かないうちに旧勢力の按配した路を歩んでいました。

 母も同修ですが、私と同様で、恐怖心のため、集団学法に参加したがらず、家事に忙く、座って学法しようとすると眠ってしまいました。昨年、母は急速に痩せこけはじめました。病院に行って検査すると、尿毒症でした。このことも私を目覚めさせることができず、更に修煉の厳粛性を認識させることができず、却って母に対する情を放下できませんでした。そもそも普段学法が少なかったため、着実に修煉することは尚更でした。母に対する情の執着は私を苦しめ、私は毎日涙を流していました。今年の元旦になると、食事をしても味がなく、選り好みして食べました。同時にいつも下痢をし、下腹部に一つ塊ができ、時々痛くなりました。

 4月のある日、私は突然下腹部に激痛が走り、出勤することができず、病院に運ばれました。検査すると大きな腫瘍が3つあり、手術することもとても困難で、もしするとしても、リスクがとても大きく、手術台から降りられない可能性がありました。私が手術を受ける前日、家族は私を省腫瘍専門病院に送りました。私はそこで1ヵ月間入院しましたが、検査結果は悪性腫瘍で、「末期の卵巣癌」でしたが、依然として手術することができず、医者は化学療法を数段階受けて、腫瘍が小さくなってから、再び手術することを提案しました。

 他の方法がない状況下で、私は一回目の化学療法を受けました。十数日経つと、真っ黒だった髪がすべて抜けました。身体も痩せこけて皮と骨しか残らず、体重は57.5キロから35キロに減り、少ししか食べることができず、身体中の力が抜け、顔は白い紙のようで、本当に怖い状態でした。極めて苦しく、絶望する中、私は師父と大法を思い出し、私はただ師父と大法だけが私を救えると知っていました。

 私は泣きながら、「師父、弟子は本当に間違いました。師父、私にもう一度機会を与えてくださるようお願いします。私は必ずしっかり修めます。私は師父のお話を聞かず、多く学法せず、心を静めて学法せず、いつも修煉者の基準で自分を厳しく要求しませんでした。私がこうして死んだら、私の周りのこれほど多くの親族と私と縁のある衆生はどうすればよろしいでしょうか」と言いました。その痛悔は言葉で語られないものでした。

 退院すると、薬物の作用により、私は連続して数昼夜、目を閉じることができませんでした。外の音が少し大きくなると私は耐えられなくなり、頭が痛くなりました。精神的な疲労が頂点に至り、座っても横たわっても不安ばかりで、全身が無気力で、毎日必ず2回痛み止めの薬を飲まないといけませんでした。夜になるとお湯でお腹を温め、苦痛を軽減しました。とても暑い日でも長袖の服、さらに上着を着て、冷水には手を出してはならず、ビニールスリッパは履けませんでした。シャワーを浴びることもできませんでした。なぜなら、上着を脱ぐと、全身が寒くて震え出すからです。私は正常な人の状態がどうなのかも覚えていませんでした。

 私は『轉法輪』を手に捧げました。読み始めたばかりの時、どうしても頭に入らず、思想業力が邪魔してきて、学ばなくてよい、あまりにも疲れたと考えさせられました。しかし、私の分かっている一面は学ぶべきだと知っていて、また本を手にしましたが、長くても2分しか読めず、堅持できず、下ろしました。動功をする時、煉功したくない、疲れたと思う考えがいつも私に勝り、それを排除しても消えず、まったく煉功を続けることができませんでした。頭は1日中、思想業力に制御されてあれこれくだらないことを考えていました。いつも死が絶えず自分に近づいていると感じ、巨大な思想業力により私はふらつき、もう崩壊寸前でした。どうすればよいのでしょうか。

 (続く)

 (明慧ネット第十一回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/21/300544.html)
 
関連文章