旧勢力の按排を否定し 内に向かって自分をよく修める(二)
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文/中国大陸の大法弟子

 【明慧日本2015年1月31日】(前の文へ)(次の文へ

 旧勢力の按排を否定し、大きな難関を乗り越える

 私たちは拘置所で師父の『轉法輪』の最後の「皆さんがお帰りになってからも時間を無駄にせずに、着実に修煉するよう切に希望します」[3]のところまで学法しました。私たちは、師父が私たちに家に帰ったら多く学法するよう期待されていることを分かってきました。その後、師父は、私はこの修煉の道でとても良く行ったが、学法が足りないことを提示されました。確かにそうです、99年以前には、私は若く、仕事も忙しくて、また結婚して子供も生んでいましたが、学法が足りていませんでした。家に帰って仕事を失った後、家で育児をする中で、私は大量に学法を行いました。振り返って見ると、その時は本当に精進しており、昼間には子供を連れ外に出て真相を伝え、夜には子供が寝てから、夜中に起きて学法しました。(夫は常人で理解できず、よく私に「あなたは何に頼って生きるのか!」と言いました)このように大量に学法したことで、その後、私が難関を突破するための頑丈な基礎を築くことができました。

 2004年頃、私は真相を伝えている時に、警察に拘束されました。その時、あまりに多くの出来事が重なり、自らの執着心も膨張しており、顕示心、歓喜心が起き、邪悪にこの隙に乗じられてしまい、私の修煉は順調に進んでいませんでした。警察から戻ってから、私は師父の法の中で「当時、修煉の過程で、多くの大法弟子が旧勢力に遣われ、妨害とマイナスな作用を働きに来たのです」[4]というくだりを見ました。自分もおそらくこのような情況であるかもしれないと自覚していたので、心の中では本当に耐えがたいものでした。ある夜、私は夢を見ました。一群の人々が窓から飛んでくると、鉄の鎖を私の首に巻きつけ、「お前の寿命は来た。お前は今日私達と行かなければならない」と言いました。いつも難関を乗り越えられない場合、私は師父に救って下さいとお願いしていました。しかし、今回はどうお願いしても、師父には聞こえないようでした。(今やっとわかったのは、旧勢力が私を破壊するために、私の修煉ができた部分を隔離していたことでした)夢の中で危難に遭い、私はそれらの生命に対して「私は決してあなた達と行くことはない。私が行くならそれは大法を破壊することだ。私はいずれにしても大法を破壊することはできない。私の肉体は真相を伝えるために使われているので、あなた達に自由に迫害されるわけがない」と言いました。私は夢の中で「真・善・忍は素晴らしい」と唱えると、彼らは仕方がなく去りました。

 翌日起きてみると、私の肉体はひどく傷ついていて力が出ず、10日間ぐらい、このような状態が続きました。もしその時、法に対するしっかりとした正念がなければ、私は本当に乗り越えられませんでした。ある日、昼ごろに座禅を組んでいると、一群の人々が窓から漂い入って来ました。彼らは1枚の紙を持って言いました。「これはお前が署名した契約書だ」。私が紙を焼き尽くすように発正念すると、その紙は焼き尽くされました。またある時には、他の空間から「弟子よ」と呼ぶ声がきこえました。私は彼らに言いました「誰があなたの弟子なのですか? 私は李洪志師父の弟子です。私が何に署名したのかに関わらず、誰が自分の中に入ってこようと私は気にしません。私は決して法を破壊する悪魔にはなりません」。その時、私の心は非常に傷つき、涙が涸れるほど泣きました。その時の難関は、以前北京に行った時より、更に乗り越えるのが難しかったのです。北京に行く前には、私には幸せな家庭があり、人が羨むような仕事があり、子供はまだ生まれて何カ月しか経っていませんでした。私が法を実証するため北京に毅然と行く前に、心の中の捨てられない苦しみは並大抵なものではありませんでした。しかし今回は、その時よりも更に難しかったのです――旧勢力は私の修煉する意志を喪失させ、精神的に私を粉砕し壊滅するのが目的です。私は毎日自分に言いきかせました。「師父は私たちを必ず済度される。私たちはどうして自分に対して自信がないのか? 自分に対して自信がないのなら、それは師父を信じることに対して自信がないということではないのか? 私はしっかり師と法を信じる」。このようにして、私は師父と法に対して堅い信念を持つことにより、自らを支えて歩き続けました。

 法に対して信念を固めたと同時に、私は改めて考えました。「どうして今回はこんなに難しいのだろう?」と。師父はこのようにおっしゃったことがあります。「たえず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです。」[3] 私たちの地区の指導員は本当によく修煉しており、彼女はいつも私に、内に修め、内に向かって探すように教えてくれました。これらの出会いにより、私は家で学法している時、内に向けて探してみると、私の学法は全て他の人ために学んでいたことを発見しました。「おや、この内容は誰を指しているのだろうか? おや、 あの内容は誰のことを言っているのだろうか……」。このように内に向って探してみると、私の学法は本当に修煉といえるのだろうかと意識することができました。私は誰のために修煉しているのでしょうか? 私の体は身震いしました。魔王の御殿がすでに大法の弟子の発正念で破壊されてぼろぼろになり、最も高いところの魔王の座が空いています。どこからか「それはあなたの場所だ」という声が聞こえました。私は発正念してそれを爆破しました。あれ以降、私は内へ探す過程で、宇宙の中でとても不潔な物質が私を押さえつけているのをよく見ました、私はそれを解体するように発正念を続けていました。時にそれらのものの量があまりに多く、私の肉体は大きく傷つけられ、何度も生命を失いそうになりました、毎回危ない所で、すべて師父の按排により同修が助けてくれました(師父への感謝は言葉では言い表せません)。それから私は、毎回自身の執着を見つけた時に、他空間の私の身体がとても不潔な場にいることを見ました。時には発正念でその不潔な場を取り除くことができましたが、時には発正念では取り除けませんでした。その場を取り除けない時、私は師父に対して「弟子は形神全滅になろうとも、この宇宙でこれらの腐敗物質と私が一緒に存在することを許しません」と言いました。その後、師父はその空間をきちんと整理して下さいました。

 その数年間、私はよく考えていました。「私たちが幾重の次元を下りてきて、神の体にも目もくれず、一層ごとに下りた時に、その境界の神はそれを恐ろしいことだと感じていました。私はこの人の中に来て、神の体さえ要らないというのに、他に捨てられないことが何かあるのでしょうか?」と。旧勢力は私の天目に、私が一時的によく行っていない原因、またそれがもたらす、その後の恐ろしい結果を見せました。彼らは、私の修煉を、内に向けて探すことを阻止しようとしていますが、しかしそれはできません。私は師父がおっしゃったことを思い出しました。「思い切って天上の戒律を犯してまで下りてきた人だけが、これほど次元の高く奥深い法を聞くことができます。」[5] 私は「私たちは思い切って天上の戒律を犯してまで下りてきたというのに、どうして思い切って帰る勇気はないのだろうか」と考えました。この一念で、1歩ずつ突き進み、2、3年間でやっとその過程を乗り越えました。このように長年修煉して、今振り返って見ると、まだ胸がどきどきします。その時は本当に乗り越えるのが困難でした。私が今書いたものは、私の当時の経験とは比べられませんが、この時期、私は法に対して多くを体得しました。しかしあの頃は、私は心の中でずっと恥ずかしく思っていたので、苦難に満ちたこの過程を記録していませんでした。残念なことです。その後、私は師父の『二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法』を拝読しました。修煉の中で私は、宇宙の幾重もの層を下っている時、宇宙の中間の階層で私たちと旧勢力が約束をしたことを確かに見ました。そして精進していたある同修は乗り越えられず、生命を失ったことなどを見ました。すべては恐らくこのような情況だったのでしょう。

 (続く)

 注:
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [4] 李洪志師父の経文:『各地での説法二』「二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法」
 [5] 李洪志師父の著作:『北米第一回法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/1/13/1-303075.html)
 
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