文/中国の大法弟子
【明慧日本2016年11月19日】私はしばらくの間、「元気がない」状態が現れました。学法と煉功する時間はたっぷりあるのですが、大法の書籍が自分の目の前に置かれていても、学法すらしたくないのです。ソファーに座って、学法しないことは本当につらいと思いました。学法をきちんとしなければならないことは、はっきりとわかっているのですが、何かに抑圧されたように、学法したい思いがあっても、大法の本を開く気になれませんでした。心の中で時間を無駄にしていると、はっきり分かっていました。
「真我」ではないと分かっていますが、何かに抑圧されたままで、元気が出ません。発正念さえしたくないのです。最初、旧勢力が低次元の神を操っていると思い込みました。ある日、学法しようと思いましたが、本を開く気になりません。私は落ち込み、心の中で独り言を言いました。「低次元の神よ、なぜわざわざこんなことをするのか、大法を破壊することばかりして、何にもならない。旧勢力のあなた達は神として認めていない。人間とは言えないし、最後は何にもなりませんよ」
「私はもともと何者でもない、ただあなたの業力です。あなたを死ぬまで潰してしまう」と、他の空間から聞こえてきたこの一言は私の頭のなかに入り込み、私は目覚めました。
そのとき、私は師父の説法を思い出しました。師父は「現在、旧勢力は直接、大法弟子を迫害する勇気がなく、形のある大きな生命もこのようにする勇気はありません。今、どういうものが大法弟子を迫害しているのですか? 虫の類のものや細菌などめちゃくちゃなものばかりです。正念を発することは非常に有効なのです! 正念を発すると、一面また一面と滅されてしまいます。たくさんおり、宇宙はとてつもなく広い、しかも宇宙に多くの次元があり、滅されても、そうは経たないうちにまた滲み出てきます。来たら、また滅すれば良いのです。このように絶えず正念を発し、しばらく続けると、はっきりした効果が現れてきます。正念を発してしばらく良くなったのですが、また悪化したら、自信を失ってしまう人がいます。あなたに教えますが、旧勢力はこのやり方であなたの意志を消耗させており、あなたの確固たる信念を消耗させています。皆さんはこれらのことに気をつけてください」[1]と語られました。
同修たちよ! この「元気がない」状態に警戒すべきです。細菌であれ虫であれ業力であれ、あるいは他の邪悪の生命の仕業だとしても、私達自身に必ず漏れがあるため、旧勢力は隙をついて入り込むのです。私の体験によると、自分の空間場に向けて発正念することがとても有効な方法です。毎回無理矢理にでも発正念すれば、「元気がない」状態はきれいに一掃できると思います。
この偽りの現象から突破することはなかなか難しいと思われますが、実は障子紙のように、破ることは簡単です。この状態のままにしてはいけません。精進の進展に遅れないように、自分だけではなく、救われることを待ち続けている多くの衆生のためなのです。
注:
[1] 李洪志師父の経文『二〇一五年米国西部法会での説法』