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執着を放棄すれば心性が高まる


文/吉林省の大法弟子

(明慧日本)私は法輪大法を十数年修煉しました。師父の要求にまだまだ足りませんが、修煉の道で転びながらも、いろいろな難関を乗り越えてきました。ここで私が心性の関を乗り越えるときの体得を同修と交流して、同修が私と同じ過ちを避けられるように願っています。

  普通の人からみれば、私の家庭環境は比較的によく、仕事もうまくいっています。私は常に人からほめられており、「名、利、情」を修めて取り除くどころか、かえってもっと欲がでてきました。そのとき、毎日法を学び、煉功もしていましたが、修煉は飾りのように表面だけで、実は常人と同じでした。そして夫に対する情はますます重くなりました。彼のことを何ごとも心配し、生活の至るところまでやり尽しました。ですから、彼は絶対私の言うことを聞かなければならず、私に従うべきだと思ってしまいました。自然に私は強硬な性格になり、常に命令口調で話していました。兄弟に対しても同じような気分で、兄弟が傷ついていたことも知らず、自分は家庭に欠かせない存在だと感じてしまいました。

  そのとき私は修煉者として、その正しくない考え方のままでは危険だとも知らず、すべて彼らのためだと考えていました。「情」が次第に拡大し、旧勢力に隙に乗じられ、夫はいろいろな不満を持ちました。2003年、夫に女の人ができました。そのことを知った私は、夫を説得し、夫を引き止め、夫に大法の法理を話すなどして、彼が私から離れないように、いろいろな方法を使いました。しかし、効果はあまりなく、反対に夫は私からますます遠く離れていきました。

  2006年6月、私たち夫婦は離婚しました。その後、私は心を痛めて苦しむ中、やっと師父と大法を思い出し、真剣に毎日法を勉強し、法の暗記を始めました。法をよく学ぶにつれ、自分がなぜこんな目にあったのか、大法弟子として内に向けて探しました。私は「情」というものに最も執着していて、とても重かったのです。今回の難関は、まさに自分の執着心が招いたものです。その執着心を見つけた後、私は、次元を落としてはいけないと自分に言い聞かせ、この関門を絶対乗り越えることを決心しました。

  師父は、「真の向上は放棄することであって、得ることではありません」(『2002年米国フィラデルフィア法会での説法』)という説法が頭の中に浮かびました。そして私は、頭の中で繰り返して「情」を放棄しようと念じました。「情」を放棄することを悟った後、ある日突然、心の苦しみがなくなり、本当に苦境が去って行ったように希望が見えてきました。以前、私の言葉が人を傷つけたことを認識し、私から兄弟たちと話し合いに行き、彼らに謝りました。修煉者として、人に善意を持ち、穏やかな口調で話し、党文化のものを取り除くべきだと分かるようになりました。兄弟に対する「情」を放下して、自分も高まったように感じました。どんなことも法に照らさなければならないと悟りました(離婚することが正しいことではなく、「情」を放棄すべきなのです)。

  「情」という難関を乗り越えたばかりの私は、突然2006年の年末、上司から嫌われ、同僚からも告げ口をされました。上司は私を会社で最も重要な部門から、最下位の部門に移しました。さまざまなでまかせが会社で広まり、同僚たちは私と話すことを避け、本来受けていた待遇ももらえなくなりました。私は本当に毎日頭が上がらない状態でした。

  この突然来たトラプルに直面して、私は同修と交流し、自分自身に問題があると認識しました。私は発正念をして外からの妨害を解体しながら、内に向けて探し、名利の心を探し出しました。私は公平な競争で会社の最も重要な部門の課長になった数年の間、自分の仕事能力を誇り、業務レベルが高いと感じ、部門の部下を厳しく管理しました。仕事で優秀な成績は出たものの、名利の心がすぐに生じました。また、親戚や友人のためにやってはいけないことをやってしまい、自分に「業」を重ねました。名利の心を見つけた後、私はそれを取り除く決心をし、同時に学法と煉功を強化しました。

  師父は「法は一切の執着を打破することができて、法は一切の邪悪を打破することができますし、法は一切の虚言を打破することができて、法は正念を固めることができるのです」(『精進要旨二・妨害を排除せよ』)とおっしゃいました。私が高まった後、状況は劇的に変化しました。上司のほうから私と談話し、私の味方になってくれ、以前のことは私と関係ないと話してくれました。すべては上司たちの間違いだと言い、本来の待遇を与えてくれました。何も起こらなかったかのようでした。私はそのチャンスをつかみ、私の悪口を言った同僚に法輪功が迫害されている真実を伝えました。現在、会社の半分以上の人は、法輪功の真相を知り、「三退」しました。

  私の難関を乗り越える体得としては、心を静めて良く法を学ぶこと、一つの考え一つ念は法に基づくこと、自分が修煉者であることを忘れないことです。そして、名、利、情を放棄できれば、本当に心性が高まることができ、最後の修煉の道で「三つのこと」をよく行うことができ、衆生を救い済度ができると思います。

  師父の慈悲なる救い済度に感謝したいです!

  法に基づいていないところがあれば同修のご指摘をお願いします。

  2009年11月15日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/11/8/212130.html

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