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14年の修煉の道(四)


文/中国の大法弟子

(明慧日本)

五、内に向けて探し、自分を修める

2007年の秋、稲を収穫する時期のことでした。私と夫は田んぼで稲刈りをしてお昼ごはんを食べに車で家に着き、下車したとき、後ろから、急にバイクが走って来て私たちにぶつかり、夫の手が負傷しました。しかし私たちは、何も言わず家に帰りました。もし、修煉する以前の私でしたら、絶対その人を許しません。翌日、知人が夫に「あなたたちにぶつかった人が自分の責任ではないと言っているよ」と話しました。夫はその話を聞いた後すぐに「私は明日から入院してみせる」と怒り出しました。周りの人も「入院したほうがいいよ」、「彼にお金を請求すれば」、「彼に稲の収穫を手伝ってもらえば」などと、火に油を注ぐようなことを言いました。

しかし、私は修煉者ですから、修煉者の基準で自分を律しなければなりません。常人と同じような対処をしてはいけません。彼はわざと私たちにぶつけたのではなく、不注意で起こした事故であり、お金をもらうのも、稲の収穫を手伝ってもらうのもよくないことです。私は夫にこのことを忘れるように、病院へ行かないようにと勧めましたが、夫は私の言うことをなかなか聞いてくれませんでした。「どうすればいいのか」と私が悩んでいるときに、「トラブルがあったとき、自分の内に向けて探す」と師父が教えてくださったことが頭に浮かんできました。

もし、夫が本当に病院へ行ったら、私の面子がつぶれるのではないかと考えていたので、このような心を持って、夫に病院へ行かないようにと勧めたので、もちろん効果がよくないのです。やはり、私は名利心を放下していないことで問題を起こしたのです。法をたくさん学び、十数年も修煉してきた私は、まだ名利心を取り除いていないことが悔しかったのですが、私は自分の執着心を認識できて自分を正しました。それからは何も考えずに寝ました。

翌日の朝、夫は昨日のことをまったく忘れたかのように何も触れず、私たちは稲刈りを続けました。そして、私たちは例年のように手作業で稲を刈ることが大変だと感じず、たくさんの稲を収穫できました。「大法弟子は心性が高まれば、きっと良い結果をもたらす」と私は感激しました。

以上、この数年の修煉体験でしたが、私はまだまだ法の要求に達していません。特にこの2年間、自分が精進しておらず、身体に問題が出て、邪悪に隙に乗じられ、「三つのこと」にも影響しました。私は利己心、闘争心、顕示心、名利心など、完全に取り除いていません。しかし今後、修煉の道で私は自分の不足を修め、「三つのこと」をよく行い、師父の法を正す進展について行けるように頑張りたいと思います。

不適切なところがあればご指摘をお願いします。

(完)

2010年3月11日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/2/28/218980.html

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