反迫害21周年 ニューヨーク州北部の学習者は迫害の停止を呼びかけ
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年7月29日】今年の「7.20」は法輪功が反迫害21周年を迎えるにあたり、2020年7月17日、中国出身のニューヨーク州北部に住む法輪功学習者たちは、それぞれ自分が経験した中国共産党(以下、中共)の迫害を通じてその残酷さと中共の卑劣な本質を暴露し、江沢民を告訴することと迫害をやめるようにと訴えた。

 '图1~3:二零二零年七月十七日,纽约上州的法轮功学员以不同形式,揭露中共的邪恶,并呼吁世人了解真相。'
2020年7月17日、ニューヨーク州北部の法輪功学習者は、さまざまな様式で中共の卑劣さを暴露し、人々に法輪功の真相を知って欲しいと呼びかけた

 吉林省吉林市出身のニューヨーク市在住の法輪功学習者、房思邑さんは、法輪功学習者として強制的に拘禁され拷問を受けた。房さんの兄の房采傑さんは迫害され死亡した。房さんは、「私の兄は1998年に法輪功を始めました。彼はかつて白山市のある警察署の署長でした。兄は修煉後に一生懸命仕事をし、多くの悪質な殺人事件を解決しました。しかし、修煉者としての純粋さを保ち、公務の暗闇と汚職に巻き込まれないようにと辞任しました」と述べた。

 2000年に兄の房采傑さんと数人の法輪功学習者が法輪功迫害に関する資料を制作し始め、ある日、資料を配送する途中樺甸市公安局の警察に令状の提示もなく不当に連行された。房さんは、「彼らはかつて警官だった兄がいくつかの法律を知っていることを恐れていた。彼らは、もっと残酷な迫害の手口を採用した。警察は兄の胸に厚い本を置き、警棒で胸を殴った。この迫害の手法は被害者に深刻な内傷を引き起こしますが、表面では分かりません。兄は深刻な肺の損傷を引き起こし、いつも強烈な痛みに耐えられず、酷い吐血をしていた」と思い返した。家族は2005年に突然、「房采傑は車の事故で重体になっている」との一つの電話を受け取った。家族が病院に着いたとき、房采傑さんはほとんど息が無い状態で、頭には厚い包帯が巻かれており、上半身に多くの内出血によるあざが現れ、救急はすでに間に合わない状態になっていた」

 房さんは、「その後警察の内部の人からの情報で、私の兄は警察に殴打されて死んだと知りました」と言った。

 「殺しても責任を問わず、殺したら自殺とみなす」は、江沢民と中共が法輪功に対する虐殺の迫害政策であり、中国で私たちのような迫害を受けた家族は何千何万に上り、それらが引き起こされたのです。これまで記録があるのは 4544人の法輪功学習者が迫害されて死んでおり、無数の法輪功学習者が中共によって生体から臓器を摘出された後に秘密裏に死体が処理された」と述べた。

 房さんは、中共は信仰を抹殺し、人を虐殺し、人の本性を絶滅し、人道に反するカルトであると述べた。「中共を解体し、江沢民を審判することは、善良な中国人の共通の願いです」

'图4:原辽宁法轮功学员郭玉龙'

遼寧省出身の法輪功学習者、郭玉龍さん

 遼寧省出身の法輪功学習者である郭玉龍さんは、自分が2001年5月20日に不当に逮捕され、強制的に6年間も拘束された経験について次のように語った。「私は盤錦教養所で複数の残酷な体罰を受けました。鉄の檻に入れられ、眠ることを許されない、複数の人間に殴られ、警棒で目を突く、飛行機を飛ばす(体罰の一種、上半身を前へ屈曲した状態で両足を伸ばし、両手が地面に触れ、臀部が上を向く姿勢で保たせること)、狼牙棒(ろうげぼう)で殴られ、私の腰椎がひどく打たれ骨がずれたこともあった」警察は、暴力的な拷問でも私が『真・善・忍』の信仰を放棄することに失敗したことを知り、灌食(かんしょく)するときに神経が損傷する薬物を密かに混入しました。毎回灌食された後、私の内臓が非常に苦しかった」

 「当時、私はすごく痩せていて、胃は私の体内にぶら下がっているバッグのような感じでした。全身の体毛の4/5以上を失い、乳首は部分的に炭化し、触れたときに脱落しました。そして最も身近な人の名前も思い出すことができません。自分が第二次世界大戦中のナチスのアウシュビッツ強制収容所の生存者と同じようでした」と述べた。

'图5:来自辽宁省大连的法轮功学员韩莲香,在自己家的草坪上打出“法办江泽民”的条幅。'

 遼寧省大連出身の法輪功学習者の韓蓮香さんは、自分の家の芝生に「江沢民を審判する」のバナーを掲示した。中国にいったとき、2008年7月に証拠を収集するために大連に来た弁護士の高智晟さんと助手を接待した為、大連の国内安全保衛部門の警察に不当に連行され、拷問を受けた。韓さんは頭をビニール袋で覆われ、ゴム棒で殴られ、鼻をつまんで酒を口に注がれ、タバコの吸い殻を鼻孔に挿入され、鉄の椅子に縛り付けられ、スタンガンで衝撃が与えられた等さまざまな重い体罰を受けた。

 「この悲劇的な迫害は、江沢民によって開始されました。江沢民を審判することは、人間の正義の現れです」、「善と悪は報われる」と宇宙が持つ法則であり、因果応報は必ずある。法輪功への迫害に積極的に参加した党員、たとえば薄煕来、周永康、蘇栄、徐才厚、李東生、王立軍、孫立軍等は投獄または急死で、人道に反する人の運命は告げられるた、と韓さんは述べた。

 韓さんは、「人権の迫害者に制裁を科すのは民主国家の共通の流れである。今28カ国が米国と同様の『グローバル・マグニツキー人権責任法』をすでに制定または制定する準備をしている。人権侵害に関与した人にビザの発給を拒否し、資産の凍結をするのです。近年、中国の多くの人々が法輪功への迫害に加担し、人権を侵害した理由でビザが拒否されました」と述べた。

'图6:葛志刚和李丽夫妇打起“法轮<span class='voca' kid='53'>大法</span>好”的中英文条幅,以抗议中共“七·二零”期间大肆非法抓捕家乡的法轮功学员。'
葛志剛さんと奥さん李麗さんは、中国語と英語のバナー「法輪大法は素晴らしい」を掲示し、「7.20」前後、故郷での法輪功学習者への不当な逮捕に抗議した

 吉林省長春市出身の法輪功学習者である葛志剛さんは、「最近、長春市公安局は地方警察署に一斉に行動するよう命じました。『7.20』前後の期間中、法輪功学習者は不当に連行され拘留された。これまでに、小さな農安鎮だけで30人以上の学習者が連行され、拘留されました」と言った。

 「中共が法輪功を迫害するのを止めるよう国際社会に呼びかけています。明慧ネットの統計によると、2020年前半に、中共の警察は中国全土28の省、直轄市、および自治区の238の都市で、5313人の法輪功学習者を逮捕したという」

 李麗さんは、2020年6月23日、故郷の長春市が、7月15日までに自主的衛星テレビの地上受信機(通称「小さなポットカバー」)を取り外すとの通知を出した、と語った。 期限を超えた未実行者に対して罰金、機器を没収するなどしている、現在、各街路やコミュニティから職員らが、自宅に衛星テレビ受信機を設置したユーザーに対して強制的に取り壊していると述べた。

 「長春市は、人々が新唐人テレビを見ないように衛星テレビの地上受信機の使用を禁止した。真相が分かる人はその目的が分かっています。中共は暴力と嘘によってその支配を維持しているため、人々が真相を知るのを最も恐れています」

 李麗さんはまた、「今海外の脱党ウェブサイトで「三退」を宣言した人の数は3億6000万人を超えた。これは中国国民が真相を知った後の精神的な目覚めだ」と語った。

 ニューヨークの法輪功学習者である巴学鋭さんとその家族、親戚、友人は、「法輪大法は素晴らしい」と「中共による法輪功学習者からの生体臓器狩りは神が許さない」という内容の中国語、英語の2か国語で印字されたバナーを掲示した。巴さんは、法輪大法は正法であり、正義は必ず勝つと信じていますと述べた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/21/409304.html)
 
関連文章