パリ各地で法輪功迫害の実態を伝える
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 【明慧日本2020年10月8日】パリの市民に法輪功功法の素晴らしさを紹介し、中国共産党(以下、中共)の卑劣な本質を知らせるため、パリの法輪功学習者は毎週、有名なエッフェル塔の近くで活動を行っている。また、中国人が住む主要な地域とフランス人に人気の広場にブースを設置し、人々に法輪功迫害についての真実の情報を伝えている。

 法輪功は1992年に伝え出されてから今年で28周年目にあたり、最初の7年間で、中国政府の支持の下で中国全土に広がり、さらに全世界に広がり始めた。1999年7.20、嫉妬に駆り立てられた江沢民は中国で法輪功の迫害と弾圧を命じ、数多くの法輪功学習者が拷問され、臓器を強制的に摘出され、さらには命を落とす者までいた。1999年以来、全世界の法輪功学習者は、迫害停止を呼びかけ続けており、その実態を全世界に伝え、「真・善・忍」を修煉する人を迫害することは犯罪であると訴え続けている。

 パリのレピュブリック広場で法輪功の功法を実演

 パリの三つの行政コミュニティの交差点にあるパリのレピュブリック広場は、情報を広めるのに適した場所である。 9月20日、法輪功学習者たちは広場に集まり、人々に法輪功の五式の功法と迫害停止を呼びかける情報ブースを設置した。何人かの通行人が煉功の実演の前を通りかかり、功法の動作を学び始めた。

'图1~4:法轮功学员在位于巴黎三个行政社区交汇处的“共和国广场”举办<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>信息日'

レピュブリック広場で迫害停止の「インフォメーションデー」イベントを開催し、活動する学習者たち

 近所に住む中国人の岳さん(女性)は話を聞いて駆け寄り、学習者たちに「あなた達のことをよく理解しています。中共の残虐さもよく知っています。共産党や共青団組織に参加したことはありません。でも、子供の頃は皆と同じように赤いスカーフを巻かざるを得ませんでした。今日は喜んで、本名で少先隊員から脱退します」と述べた。岳さんは『轉法輪』を読んだことがあると言い、途中までしか読んでいないが、深い印象があると話した。岳さんはその場で『轉法輪』を購入し、これからじっくりと読み、法輪功の功法も学びたいと喜んで話した。

 パイロットのレニーさんは、オートバイに乗って広場を通ったとき、学習者たちが功法を実演しているのを見て、「なんて偶然だ、なんて素晴らしいことだ!」と言った。なぜなら、前日にオランダにいたとき、レニーさんはイベントを開催していた学習者に会い、そこで法輪功について話を聞いたからである。2日連続で、違う国で法輪功に出会たことに非常に興奮した。「法輪功迫害は非常に悪いことだ」と言った。レニーさんの法輪功についての理解によれば、坐禅と煉功は政府や共産党に反対することではなく、自分自身を見つける一つの方法であるという。また、それは心身をリラックスして心と体をきれいにする方法であり、ただの坐禅の一つの方法であるという。「人々は自由に法輪功を煉功できるはずです。中共はこれを禁止しており、とても悲しいことです」といった。最後にレニーさんは「フランスで自由に煉功し、自由に学べる人々を見てとても嬉しい」と語った。

 カドラさんは、あるウェブサイトのフリーランスのメディアの記者で、人権活動家でもある。学習者の活動現場を撮影し、インタビューした。カドラさんは「中国は全体主義と独裁から脱却していません。今、中国は世界2位の経済大国ですが、強制労働や臓器狩り、環境の汚染がその背景にあります」。カドラさんを驚かせたのは、メディアがこれらについて報道しないことだという。「私たちは、中国が人権侵害や人道に対する罪を犯していないかのように、中国との取引を続けています。これは容認できません」と述べた。

 カドラさんは、その日に撮影した学習者の活動の動画をセルフメディアに投稿し、これら中国で発生している事件をネットユーザーに伝える予定であるという。また、カドラさんはチベット人とウイグル人に対する臓器狩りと迫害は、中国には存在しないと誰かが言うのを聞いたことがある、と言った。「法輪功学習者は今日もここで証言しています。全体主義の支配下で、彼らは直接迫害され、拷問され、刑務所に収容され、さらには強制的に臓器を摘出されています」。最後にカドラさんは「迫害は非難されるべき事であり、人々が立ち上がって中共を非難すれば、物事は変化するでしょう」と言った。

 ベルヴィルで法輪功を広め、「三退」を勧める

 ベルヴィルは、中国企業の新興地域である。ここの中国人のほとんどは中国本土から来ており、多くの中国人は中共の洗脳によるウソの宣伝を固く信じている。迫害反対を呼びかける活動のころは非常に困難が多かった。一部の中国人はパネル資料をわざと倒したり、さらには学習者を殴打したりした。パリの学習者は、真相を伝えることへの大きな「善」と「忍」の心を持って、『大紀元時報』、迫害についての資料、『共産党についての九つの論評』などの資料を近所に配布し続け、時には商人や店にも直接届けた。それによって、一部の中国人は依然として中共を恐れており、ビジネスに影響を及ぼすため意見を言いたくないが、多くの中国人の考え方や行動の変化を感じるようになった。

'图5~7:在美丽城地铁口讲真相、劝三退'

ベルヴィルの地下鉄入口で真相を伝え、「三退」を勧める学習者たち

'图8:美丽城行人在认真阅读真相资料'

法輪功を紹介する資料を読むベルヴィルの女性

 9月12日、学習者が再びベルヴィルにやって来ると、ヤンヤンという名前の青年が自ら活動現場にやって来て、自分の本名でかつて加入した共産党組織から脱退することを依頼して来た。青年は「この党員の資格は、タバコの紅塔山2カートンと茅台酒(マオタイしゅ)1本の賄賂で買ったものです」と言った。今の中国では、人々の行為は最低基準にも達していないという。法の執行官は法律に従わず、城管(正式名称は「城市管理行政執法局」と言い、都市管理の法執行部門だが警官ではなく、昨今の人権侵害は甚だしい)や公安を含めて無法であるという。「以前は、政府の公務員は国民のために働くべきだと宣伝していたが、今はもうすでにいない。役人は皆、国民を抑圧している。彼らは、当時共産党が映画で宣伝した匪賊や悪人よりもたちが悪い。庶民は彼らの抑圧の下で権利を主張することが全く出来ない」と説明した。青年は普通の庶民として勝ち目がないので、避けるだけだと考えている。「それで、私たちは自分自身を守るために海外に来た」という。中共はますます邪悪な本質が明らかになり、神の裁きは必ず来ると信じており、中共からの脱退は「自分の身を守るためだ」という。

 政治科学アカデミーで勉強していたディアンさん(女性)は、その日の午後、ベルヴィルにある法輪功のブースの前を通り、迫害の実態を説明するパネルを読んで説明を聞き、迫害反対の署名用紙に署名し、支持した。「私は人権の保護に関連するすべての活動を支持します。特にこの強制的な臓器摘出はさらに受け入れられません。私の署名が今日ここで反迫害活動を行う人々を支援できるのであれば嬉しいです」と述べた。

 パリ13区の中華街で迫害の実態を伝える

 パリ13区は、中国人が住み始めた最初の地区で、ここの中国人のほとんどはラオス、ベトナム、カンボジアから移住した中国人である。彼らのほとんどは、中共の支援を受けている居住国の共産党によって迫害され、海外に逃げて来たという。多くの人々は中共を嫌い、みんな共産党の卑劣さについて知っているという。そこで、中国の経済市場や法輪功の迫害に直面して、一部の人々は見解を表明しないことを選択した。しかし学習者は、この地域に住む中国人に法輪功迫害の真相を伝えることを決してあきらめなかった。

 中共ウイルス(武漢肺炎)の流行が収まった後、パリの学習者は9月から毎日の午後、13区にある、大きな中国のスーパーマーケットの反対側に大きな旗を掲げ、法輪功を紹介する資料を配布し、真相を伝えた。

'图9:在巴黎十三区华人街讲真相'

パリ13区の中華街で法輪功迫害の実態を伝える学習者

 一部の華人は、自ら法輪功学習者に声をかけるようになった。彼らは、今回の疫病を通じて、法輪功学習者が正しいこと、そして中共が邪悪であることを知った。以前はあえて耳を貸さず、隠れることもあったが、今はきちんと話を聞きたいと思っているという。中国から出てきた中国人も大きく変わってきており、彼らに三退を勧めた時に受け入れてもらいやすくなったという。

 「人権広場」で迫害停止を呼びかける署名活動を行う

 パリの人権広場(トロカデロ広場)はエッフェル塔に面している。中共ウイルスが発生する前は、ここの観光客のほとんどは海外からのツアー客で、国際的な観光名所とも言える。しかし、今はここの観光客のほとんどがフランス国内から来ている。9月13日、パリの学習者たちは広場で法輪功の五式の功法を実演し、迫害の実態を伝え続け、活動をしている。
 

'图10~11:法轮功学员在巴黎的人权广场上弘法'

パリの人権広場で法輪功を広める活動を行う法輪功学習者たち

 当日、50歳過ぎの男性と中国から来たばかりの女性の2人連れの中国人がやって来て、男性は「私は数年前、ちょうどここで脱党しました。今日は、法輪功の人に会ってもらおうと思って、友達を連れてきました。中共が誹謗中傷している事が間違っていると分かってもらうために」と言った。横断幕や真・善・忍の三文字を見た女性は、「私は最初から、真・善・忍が高いレベルの基準だと分かっていました。それを守れる人は本当に素晴らしいです」と嬉しそうに話した。また女性は、学習者の説明を聴き、迫害反対の署名用紙に署名をした。最後に女性は『轉法輪』を読みたいと言い、次に会う時に『轉法輪』を1冊持って来てほしいと学習者に頼んだ。

 この日は観光客でにぎわい、法輪功のブースはいつも観光客に囲まれていた。人々は迫害の事実を説明するパネルを見たり、学習者たちとコミュニケーションをとったり、五式の功法の実演を見たりした。多くの観光客は穏やかで美しい法輪功の煉功音楽に魅了され、自主的に法輪功の迫害反対に署名して賛同した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/24/412215.html)
 
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