年配同修が法を暗記することについて
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年10月13日】ほとんどの人は、年を取っていくとともに筋力が低下し、体の動きが遅くなり、記憶力が衰退し始め、視力や聴力も衰え、そして、病にかかりやすくなり、命の灯が少しずつ弱まっていきます。

 しかし、大法弟子である私は年齢を重ねても、脳や体の状態は日に日に若者の方に向かって良くなっているのです。師父のご指導の下、絶えず人心を取り除き、観念を変え、修煉者として精進し続けることで、精神の健康と純粋な信仰が生命にとってどれほど重要であるかを体験しました。

 これから、法を暗記するときの方法やその体験談を、師父への報告も踏まえ、同修たちと交流していきたいと思います。

 私は毎週必ず『轉法輪』を一通り勉強できるよう、毎日1、2講の学法をします。また、時間を作って師父の経文や各地での説法を勉強し、毎週金曜日の午後の全体学法にも参加しています。普段、朝の発正念の後、30分ほど『論語』と師父が近日発表された7編の経文(今のところ『再び棒喝』は2段落目まで)、そして、『轉法輪』のいくつかの段落を暗唱します。

 法を正す時期が間もなく終わりを迎えますが、邪悪は未だに最後の抵抗を見せており、大法弟子もまだ多くの人心を取り除かなければならず、衆生を救うことも怠ってはいけません。ですので、法理を明白に理解し、強い正念を保ち、師父に言われた「三つのこと」をきちんと行なうには、学法が最も重要だと私は思います。

 まず、『論語』を暗記するときに悟ったことについて話したいと思います。2015年の5月14日、師父は「皆、『論語』を暗記できます。『論語』は法を正す修煉で確かに大きな作用を働き、皆さんに多くの正念を与え、正しい作用を果たしました」[1]と説かれました。

 すべての説法は皆、『轉法輪』を解説しており、そして、『論語』は『轉法輪』の要約であると師父はほかの説法でも何度も説かれました。『論語』の意義の広さや深さについてすべてを悟ることはできませんが、修煉者としてはやはり『論語』を暗唱できるようにならなければならないと思います。

 何年か前、明慧ネットで幼い康熙帝の話を読んだのを覚えています。まだ4歳の康熙帝が古代の典籍を暗記するとき、120回も繰り返し、心に刻み込むことを要求されました。私もこの方法で暗記してみたところ、効果は良かったです。同修たちは毎回法を暗記する前、「弟子はこれから法を暗記します。師父、弟子に智慧と自信と記憶力をお授けください。すべての妨害を排除し、すべての常人の観念を除去し、強い正念を保てるよう、ご加持ください」と師父にお願いするそうです。確かに、こうすることで法を暗記する速度は上がりましたし、効果も良かったのです。このことを通じて、「修は己にありて、功は師にあり」[2]という師父の説法をより一層深いところまで悟ることができました。

 以前は、自分が年を取ったため、法を暗記することに対して自信がありませんでした。その原因は、自らを修煉者として見なしていないことと、学法と暗記を統一せずに、暗記できることを目的とし、暗記は学法でもあると見なしていなかったことです。暗唱できるようになることを目的とすれば、無理に暗記するようになり、当然速度は落ちるし、自信もなくなり、諦めやすくなります。しっかり法を勉強することを目的にすれば、師父の一句一句を真剣に勉強し、それぞれの句読点の違いまで分かるようになるのです。こうして何回も勉強すれば、多くの法理を理解することができ、一句一句に対しての印象も深まり、より簡単に法を暗記することができるのです。

 師父は私たちに『轉法輪』の中の1段落を暗唱せよ、『論語』を暗唱せよ、と問題を出されるでしょうか? テストするかしないかはともかく、師父は説法の中で「皆、『論語』を暗記できます」[1]と説かれました。もし、テストされた時、誤字脱字や、うろ覚え、あるいは、部分忘れなど、師父の目の前でこのようなことが起こっていいのでしょうか?

 『論語』を暗唱するときは一文字一文字間違えずに、学法として見なすべきであり、そして、『論語』の暗唱を通じて、正念を保ち、邪悪な要素や様々な執着心に隙を突かれないよう常に頭の中を大法で満たすべきです。

 また、去年の7月から師父は7編もの経文を発表されました。これらの経文を勉強していくことで、師父からのご指導を悟りました。師父は私たちに「三つのこと」を行なうように、そして、どのように「三つのこと」をバランスよく行なうか、どのように自分を修めていくかなど、全てのことについて説かれました。後は私たちがしっかりと行動に移していくだけです。

 師父の『理性』という経文は、私たち大法弟子だけに向けたものではなく、疫病を目の前にして、どのように未来を選択するかが書かれており、また、大法に対して犯罪を犯した人達にも後悔とやり直すチャンスを与え、全人類への師父の慈悲な済度を表した経文でもあると私は思います。

 この経文は修煉者にとって、これからの道を迷わず、失わずに歩んでいく道しるべとなるでしょう。ですので、私は『論語』だけでなく、師父が近日発表さた7編の経文を暗記しているのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/23/412113.html)
 
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