文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年10月17日】私は1995年から法輪大法を修煉し始めた古い弟子です。長年に亘って市民に、法輪功への迫害を伝える資料やディスク、カレンダーなどを配り、迫害の実態を伝えてきました。
一、「汚職官吏が捕まって良かった!」
周永康が捕まってまもなく、同修がたくさんの関連資料を持って来ました。私は直ぐにそれを配りに行きました。普段、資料を配る時にいつも内容を簡単に紹介していましたが、その日は内容も読まずに急いで配りました。資料をもらった人達に「何ですか?」と聞かれても答えられず「読んでみてください、良いことが書かれています」と言うしか出来ませんでした。その時、内容も確認しないまま人に配ることは無責任だと気づきました。
私は資料を1枚取り出して歩きながら読みました。周永康や大法を迫害した汚職官吏達が捕まった内容を見て、「大法弟子を迫害して悪報に遭ったんだ!」と心から喜びました。その時、歩道を歩いていた人が首を伸ばして私が読んでいる資料を覗いたので、その人に渡しました。すると、その人は受け取ってすぐその場で読み始めました。
また1枚取り出して読んでいると、また覗いてくる人がいたので、その人に渡しました。私は歩きながら資料を取り出し、道行く人々に「ご覧ください。悪徳な官吏が悪報に遭い捕まりました!」と声をかけて資料を配りました。すると、人々は皆直ぐ受け取り、そのまま歩きながら読んでいました。私はしばらく配り、振り返って見ると、路上のあちこちで資料を読んでいる人がたくさんいました。多くの人が「良かった、捕まって良かった!」と言っていました。
二、子どもの両親は「不思議ですね!」と言った
2012年5月のある日、新しく舗装された道で法輪功迫害の実態を伝えていた時のことです。当時、まだ開通していなかった道路には歩行者も少なく、道端に若い夫婦が小さい子どもを抱いて立っているのを見かけました。子どもは遠くにいた私を見つけて、笑いながら手を振ってきました。まるで私に抱っこしてもらいたという表情でした。
「この子と私は縁があるかもしれない」と思いました。私は近づいて「かわいい子ですね」と言いながら、子どもの背中を軽く触りました。すると、子どもはすぐに私の手をつかみ、抱っこを求めました。母親から子どもを受け取り抱っこすると、子どもは喜んで私の胸に顔を埋めたり、私の顔にキスしたり、最後は両親に手を振って「バイバイ」と言いました。
子どもの母親は「不思議ですね。この子は普段とても人見知りで、おばあちゃんでさえも抱かせないのに、初めて会ったあなたにこんなにも親しいなんて、驚きました」と笑って言いました。
私は笑顔で「この子と私は縁があるかもしれませんね。多分私に自分の両親を救ってほしいのでしょう」と言い、中国共産党(以下、中共)の組織から「三退」することによって命が救われることや、「天安門焼身自殺」の真実、それに貴州省の「蔵字石」に「中国共産党亡」の文字が現れた事を伝えました。父親はその場でスマートフォンを使って「百度」で調べていました。私は「これは天意なのです」と伝えました。
私が2人に中共の組織に加入していないか尋ねると、夫は党員で、妻は団員だと分かりました。私は「自分のためにも子供のためにも、その組織から脱退してください」と促すと、夫婦そろって「三退」しました。それから、「法輪大法は素晴らしい」、「真・善・忍は素晴らしい」を唱えることで、疫病などの災難から免れ、幸運にも恵まれると彼らに伝えました。若い夫婦は何度も私に「ありがとう」と感謝しました。私は「大法の師父に感謝してください。大法の師父が私にあなた達を救い、福音を伝えるように教えてくださったのです」と言いました。
三、「私は何でも分かっています」
大法が中共により迫害されて以来、私は公安部門に関わる人間や腕章をつけた人に心から嫌悪感を持っていました。私自身が何度も迫害されたこともあり、「犬に話しかけても噛まれるだけだ」と思い、それらの人には大法の真相を伝えたくない気持ちがあり、見かけると、いつも遠回りしました。
2017年3月のある日、2人の同修と一緒に公園で迫害の真相を伝えていた時のことです。ある中年夫婦を見かけました。同修は女性に声をかけて迫害の実態を伝え始めました。男性は見た目が厳しそうな人だったので、話しかけようかどうか迷いました。しかし、皆縁のある人だと思い、私は笑顔で挨拶しました。「こんにちは。私たちが会えることは縁があると思います。今日はご主人に良い事をお知らせしたいです。三退して身の安全を守ることを聞いたことはありますか?」と聞くと「分かっています」との返事でした。さらに「三退をしましたか?」と尋ねると、「していない」といいます。続けて大法の迫害の実態などを伝えると、相手は「私は何でも分かっています」と言いました。最後に私は「とても縁がありますね。自分のためにも、今日はここで、かつて加入した中共の党、団、隊から脱退してください。将来疫病などの災難が起きた時、無事に身を守ることが出来ます」と促しました。男性は「はい、そうしてください。ありがとうございます」とこたえました。私は「必ず『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を覚えてください」と言うと、男性は「分かりました」と言いました。
夫婦と別れた後、私は同修たちに「あの男性は、大法の真相を何でも分かっていたので、それほど難しいこともなく三退させることが出来ました」というと、同修たちは「あの男性は公安局の幹部ですよ」と教えてくれました。私はとてもびっくりしました。だから何でも分かっていたのでしょう。私は今まで、公安の関係者に対して嫌悪感と恐怖心があったので、それらの観念を捨てさせるために、師父は今回の事を按排してくださったと悟りました。人を選んで救うのではなく、すべての衆生に救い済度される機会を与えるべきだと分かりました。これからもいろんなチャンスを大切にして、1人でも多くの衆生を救わなければなりません。
ここまで悟った瞬間、心身ともに軽くなり、気持ちも明るくなりました。公安関係者、及び迫害に対する私の恐怖心を、師父が取り除いてくださいました。師父、ありがとうございます!
四、省政府の秘書
数日後、私は同修とまたその公園で迫害の実態を伝えていた時、あるカップルを見かけ、声をかけました。男性はなかなか弁が立ち、会話の中で省政府の秘書だと分かりました。私は「公安の人でも、政府の人でも救わなければならない」と思いました。そして法輪大法とは何か、中共の本質とは何かなどを話しました。また貴州省の「蔵字石」のことや、偽りの「天安門焼身自殺」事件の真相を伝えました。私の話を聞いて、男性はとても驚いていました。彼に「三退」を促すと、賛同しながら「私は中共の党員です。彼女もそうです」と言いました。私は2人に仮名をつけて「三退」させました。最後に、私は彼らに「『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』と唱えることで、身の安全と福に報われますので、必ず忘れないでください」と言いました。若いカップルは何度も「ありがとうございます」と感謝しました。
五、若いキリスト教徒「創世主がこの世で人を救っているのですね」
ある日、同修と待ち合わせて道にいた時、向こうに若い女の子が立っていて、人を待っているようでした。私は笑顔で「こんにちは。きれいなお姉さんですね」と言いました。女の子は礼儀正しく「ありがとうございます」と返事をしてくれました。私は「学生さんですか?」と聞くと、女の子は「大学を卒業したばかりです」と言いました。「三退について聞いたことがありますか?」と聞くと、「いいえ、聞いたことはありません」と答えました。私は法輪功迫害の実態を伝え、また中共組織から脱退することで神佛に守られ、幸せな未来があると言いました。
女の子は「私には信仰があります。イエス様を信じています」と言いました。私は「そうですか、信仰があることはとても素晴らしい事ですね。共産党は無神論です。共産党の創始者のマルクスはキリスト教徒からサタン教徒に変貌したことをご存知ですか? サタンは悪魔です。中共の組織に参加し、無神論のしるしが刻まれたあなたは、神に守られると思いますか?」と言いました。
「法輪大法は最高の佛家大法であり、神に造られた人間を救うため、創世主が天法を広めています。人間は悪魔に対抗できないので、悪魔のしるしを消すこと、つまり三退することによって神が身の安全を守って下さるのです」
女の子は私の説明を聞いて理解し、迷わずに三退をしました。女の子が私に感謝すると、私は「創世主が私に人々を救うように教えてくださいました。感謝するなら、創世主に感謝してください」と言いました。「なるほど、本当に創世主がこの世で人を救っているのですね」と女の子は感心しました。
六、疫病蔓延の中で、急いで人を救う
私は数人の同修と一緒に十数年に亘って、大法の真相を伝え、人々を救うことを続けてきました。私たちは毎日午前中に出かけて人を救い、午後からは家で学法をします。雨の日も風の日も途絶えることなく、師父の加持の下で続けてきました。
今年の2月頃、武漢肺炎が爆発的に広まってから、各住宅地やマンションが閉鎖され、出入りの時には身分証明書と通行許可カードが必要となり、2日に1回だけ出かけて生活用品を購入させる所がありました。危機にさらされた人々は自宅に閉じこもり、路上には人が少なく、互いにウイルスを警戒して話そうとしません。このような状態はわれわれが大法迫害の実態を伝え、人を救うことに大きな困難となりました。
どうすれば良いのか、私たちは交流を通して、いかなる環境でも人を救わなければならないと意見が一致しました。私は毎日出かける前に、線香をお供えし、縁のある人と出会えますように、弟子の私たちを守ってくださいますようにと師父にお願いしました。私は家を出てから歩きながら発正念をし、人に会うと声をかけて大法迫害の実態を伝えました。毎日数人から十数人ぐらいの人を救うことが出来、伝え終えるたびに心から「師父、弟子を励ましてくださりありがとうございました」と感謝しました。師父のご加持のお陰で、マンションなど住宅地を出入りする時に、一度も阻まれませんでした。
ある日、バスに乗り、周りの人達に「こんにちは。武漢ウイルスが皆さんから遠く離れるようにお祈りします」と声をかけました。すると、彼らは私にも「無事でありますように」と言ってくれました。私は一人一人に「三退」の意義と、中共がこれまで引き起こした運動で8000万人の中国人を殺害したこと、また現在は法輪功を迫害し、生きたまま学習者の臓器を摘出して金儲けしていることを伝えました。「天地にも許されないことです。中共が天に滅される時、われわれはその巻き添えになってはいけません。法輪大法は高徳な佛家大法であり、本当に人々を救うことが出来ます。真・善・忍に従って良い人になれば、そのような人は神佛の守りを得られます」
私の言葉に皆が賛同してくれました。さらに三退を促し、仮名でこの人たちを三退させました。「『法輪大法は素晴らしい』『真・善・忍は素晴らしい』を唱えることは武漢ウイルスを撃退する特効薬です」と伝えると、彼らはとても喜んで、何度も「ありがとう」と言ってくれました。私は笑顔で「創世主が人々を救っておられるので、われわれは創世主に感謝しましょう」と言いました。
この前、全国的な大雨が続いていた時期、バスで乗客に法輪功への迫害の実態を伝えました。大雨の中でも、私たちは人を救うことが出来ます。