21年前の一幕で 大法の超常さを現した
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年10月18日】1999年7月20日、中国共産党政権は法輪功に対し残酷な迫害を始めました。1999年7月23日、私はいつも通り、地元にある政府機関の建物前にある広場へ行き、同修達と集団煉功をしました。静功をしていると、突然、人の足音と声で周囲が騒がしくなりましたが、私は目を閉じたまま、清浄心を保ちながら坐禅を続けました。

 静功が終って目を開けると、目の前の光景に驚きました。私の後ろに隙間なくびっしりと並んでいるたくさんの人が一つの塊になっていました。数百人余りの人達は全員法輪功学習者でした。私は立ち上がり、自分は大法の修煉者なので、その塊の中へ行かなければと考えました。最後の列は既に人でいっぱいだったので、私は移動して最前列の真ん中に並びました。

 その時、200人前後の警察が続々と現れて陣を作り、私達と対峙した形になりました。私は最前列にいる警官から1メートルあまりしか離れておらず、面と向かっている状態でした。普段の私は恥ずかしがり屋ですが、この状態に置かれて、私は緊張感に襲われました。真・善・忍という信念を貫くために常人社会にある自分の全てを失ってもいいのかと何度も何度も自分に問いかけました。両親ともに高官である私は勤め先でも官職についている人間です。それでも、真・善・忍、と言う宇宙の真理を守りたいと最後に私は決めました。

 その時です。1人の警官が合図を出すと、警官は大法弟子たちを捉まえようと私達の列に突進してきました。1人の警官は私の前に突進してきて、両腕で私の左腕を掴みました。本能的に、私は腕を振り払いました、その警官は何歩も先までよろけました。びっくりした私は彼を見て、随分遠くまで行ったなと思いました。その時、私の右腕はまたもう1人の警官に掴まれ、本能で、また右腕を振り払いました。その警官も先の警官と同じように、遠くまでよろけました。その光景を見て私はさらに驚きました。今度は、自分の両腕が2人の警官に同時に掴まれたので、先と同じ反応で、両腕を同時に振り払うと、その2人の警官がよろけながら離れたところに転びました。当時、自分は大法が私にこの能力を与えてくれたことに気付いていなかったのです。

 訳が分からないまま、先の警官達は凄まじい勢いで引き返してきて私を抑えました。警察側は大量のバスを調達しており、数人の警官がバスへと私を強引に引きずり、バスのドアの前に来ました。私は足を斜め前に突き出し、バスの入り口の階段で足を突っ張って、乗車を拒否しようとしました。私の左右にいる2人の警官が私をバスの中へ押し込もうとしましたが、私は少しも動きませんでした。バスに乗っている警官2人が私の腕を掴んで、一緒になって私をバスの中へと引きずり込もうとしましたが、4人の警官の力を合わせても私は動きませんでした。そして、また数人の警官が加わりました。たくさんの手が私の背中を押していると感じましたが、依然として、私は動きませんでした。双方対峙したまま、私が後ろを振り向くと、扇の形に分散していたたくさんの警管たちがこちらに向かっているのが見えました。

 私達を乗せたバスが満員になったので、ドライバーに発車するように警官が命じました。道中、警察はずっと電話で上部に伺いを立て、電話の向こうから途絶えることなく指令を出していました。最後に電話の向こうから「拘置所も、学校もいっぱいだ」という声が聞こえました。バスは走り続け、街から遠く離れていく様子でした。私達を乗せたバスは周辺が田んぼばかりの、建物が見当たらない場所に着き、私達をバスから降ろし、現地で待つように命じて、警察官はドライバーとバスに乗り、去っていきました。

 警察が私達をほったらかしたことに気付き、私達は歩いてバス停を見付けて、帰宅しました。

 その日、通常通り、何も起きなかったかのように、私は時間通りに出勤しました。体中はひりひりと痛みました。袖を捲ってみると、腕の上は青や紫のあざがあちこちにあり、ある個所は青紫の手の形をしたあざがそのまま残っていました。

 約3週間が過ぎ、腕にあった青や、紫のあざはほぼ消えました。ある日、シャワーを浴びようとして、鏡の前を通りかかった時に、突然、背中に炭のように黒ずんだあざが見えました。私は身体をくねらせて、鏡に近づいて自分の背中をよく見ると、あの黒ずんだあざは自分の左右の肩甲骨にある、膏盲穴(こうこうけつ)の位置する場所にある2個の大きな黒ずんだ瘀血だったのです、親指の形をしていました。警察が私達へ毒手を伸ばそうとしたことを知りました。

 当時1人の60代の上品な女性同修がいました。「自分は何もできませんので、坐禅をすることにしました。坐禅したまま、一歩も動きませんでした。数人の警官がいくら私を動かそうとしても、びくともせず、最後に警官たちは諦めました」と事後に彼女からその話を聞きました。

 修煉する前に、ちょっとした重い荷物も持てず、日に当たればすぐに熱中症になるような私のようなひよわな女性が、今回大法の信念を固く貫く試練の中で、真・善・忍の宇宙の真理の実践において、私は大勢の大法の修煉者と共に、大法の威力と超常さを現しました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/14/410881.html)
 
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