【明慧日本2020年10月29日】(ニュージーランド=明慧記者)2020年10月25日の土曜日、ニュージーランド・オークランドの法輪功学習者(以下、学習者)は、南区のオータラ週末マーケットで集会を開き、自動車によるパレードを行なった。中国共産党(以下、中共)の法輪功迫害を暴き、中共のニュージーランドへの共産主義思想の浸透工作を拒否するよう呼びかけ、同時に中共ウイルス(武漢肺炎)が中共の隠ぺいにより迅速に拡散され、世界に計り知れない損害をもたらしたことを伝えた。
集会には政界関係者が出席し、中共の暴行を非難した。当地の多くの市民は中共の解体を支持して署名した。自動車パレードが行なわれていた通りでは、車の上に取り付けられた様々なプラカードが目を引き、「中国共産党を終わらせよう」という力強いメッセージを発信していた。反対車線を走る一台の車の運転手は親指を立て、パレードを称賛した。
集会で演奏する天国楽団 |
オークランドで行なわれた自動車パレード |
新保守党副党首「共産主義に断固として抵抗する」
集会で発言する新保守党エリオット・イキレイ副党首 |
新保守党のエリオット・イキレイ副党首は集会に出席し、「共産主義やファシズムは恐ろしい存在だ。共産主義の最大の問題点は、無差別に罪のない人を殺していることで、共産主義の統治下で何億人もの命が奪われた」
「さらに恐ろしいのは、共産主義は人類の本性を瓦解していることだ。共産主義は、労せずに名声と成功の成果を得ることを重んじ、その代価は自由民主を犠牲にし、言論の自由を失わせている。共産主義は歴史上、いかなる国においてもよい作用を働いたことがなく、ましてや根本から良くなることもあり得ない」と述べた。
イキレイ副党首は自身の経歴を語った。「2年前、私は中国に行き、1人の若者と世間話をした。家庭や旅行、故郷の話題を話している時、彼は正常だった。しかし、私が政府と社会の公正を話すと、彼は慌て始め、何かを恐れているのが明らかだった。ある種の恐怖が彼の話す言葉を支配し、監視されているようだった。私は初めて共産体制下の人と交流したが、この厳格な思惟統制に驚いた」
イキレイ副党首は社会主義と共産主義のニュージーランドへの浸透を憂慮しているという。「仮に浸透が我々の学校で行なわれると、あなたの子供たちは、もはや(単純)な少年や少女ではなく、マルクス主義に騙され、洗脳されたメンバーになるでしょう。 だから、より多くの若者には、良いものと悪いものを見分ける力を与えなければならない」、「私達が知っておかなければならないことは、もし私達が屈服し、私達の子供をマルクスの子供にさせれば、信仰のない悪魔になってしまうのだ」
最後に声高らかに、「共産主義にノーを言おう! ニュ―ジーランドは断固としてこの(共産主義)思想に抵抗し、最後まで戦おう!」と呼びかけた。
オークランド市元市議会議員「永遠に中共を警戒」
集会で発言するアンソニーブラント氏 |
オークランド市元市議会議員のアンソニーブラント氏は集会に出席し声援を送った。「今週、私は刑務所の写真を見た。それは(中国)の新疆にある300の刑務所の一つである。この刑務所の長さは3キロメートルあり、あなたは3キロメートル長さの刑務所を想像できますか? これは中共政府が中国で行なっている氷山の一角にすぎない。数百万の中国人がこのような刑務所に監禁されている」
同氏は、「私がもう一つ関心を持っているのは、中共の生体臓器強奪である。中共は毎年、臓器を得るために無数の人を殺害して病院の需要を満たしている。中共は1999年から法輪功に対して大規模な迫害を始め、過去20年で学習者は100万人以上が虐殺されたと推定されている。 これは第二次世界大戦以来、地球上で最悪の残虐行為かもしれない」
「私たちが中共政権に対する警戒を保たなければ、私達の子や孫、ひ孫は共産主義の猛威を受ける中で生活しなければならない。現在の中共は強大な経済力を持っている。私が心配しているのは、中共はその国の人権、言論の自由、報道の自由と自由選挙への抑圧を迫るのである」
「私は、中共が世界のほかの場所への浸透を行なうことを心配している。中共はすでに新疆、チベット、香港まで推し進め、台湾に推し進めようとしている。中共が解体されるまで世界は安全にならないと思う。私達は永遠に中共の行為を必ず警戒しなければならない」と述べた。
「私達は勇敢にニュージーランドを守らなければならない」
集会で発言するジェフリー・ファイアーズ氏 |
国際和平連盟事務局長ジェフリー・ファイアーズ氏は集会で、「今日、集会で発言者が語ったことにとても興味を持っている。私達も中共の世界への浸透に充分に注意している。中共は宗教を禁止し、すべての宗教の声を禁じている」と述べた。
同氏は、「マルクスの理念の中で、人は一種の動物と見なされ、動物から進化し、思想を持つ人として見なされていないのである。しかし、私達は人間で、動物と異なり、人間は心性を持っている。だから、私達はすべての人を尊重し、善をもって接しなければならない。人間を恣意に殺害してはならない。しかし、中国において毎日、無数の人々が臓器を強奪され、虐殺されている。もし、私達が内心から生命を愛する人であれば、このことを理解し、兄弟のような中国人を助けることである。中国人は中共の全体主義的な支配下でこのような苦痛に遭っているのである」
「現在、インターネットがこんなに発達しており、私達一人一人は責任をもって、力を注いでこの本当の情報を調べ、中共が何をしたのか? という真相を知り、そしてその真相を積極的に広める手助けをすべきである。目を閉じて、見てみぬふりをしてはならない。なぜならば、この一幕は今も中国で上演され、明日にもここ(オークランド)で起きるのだ!」と述べた。
同氏は涙をこらえて、「思い返せば、前世紀の初頭、第一次世界大戦中に祖父は戦艦に乗り込み、ドイツの独裁政権との戦いに出かけた。それはニュージーランドの民主主義の自由が将来失われることを危惧し、祖父は予見していたのである。第二次世界大戦時に、父は17歳で戦艦に乗り込み、ドイツのナチスと戦うために中東とイタリアに向かった。 彼らは、ニュージーランドの自由を守り、私たちの宗教の自由、言論の自由、民主主義の自由を守る使命を負っていた」
「その時の私達の祖先は時代に召喚されたが、現在の私は同様に召喚を受けているように感じる。ニュージーランドの自由が危機に瀕している時、私たちは自分たちの良心に従い、『中共はこのように行なってはならず、必ず停止させなければならない』のである。現在のメディアと政界はこれを恐れ、あれを恐れ、自分の仕事と利益が失なわれるのを恐れ、良心に背くことを多く行なった。今まさに私達は立ち上がる必要がある。勇敢に銃に立ち向かい、自分を犠牲にしてでもニュージーランドの自由を守る時である。私の祖父や父のようにしなければ、ニュージーランドは最も大切なものを失うことになる。自由と民主の理念は、世界の人々が享受する理念であるが、中共が行なっている理念は強制と革命なのだ」
「ニュージーランドは中共の経済発展に尽力した、しかし、今は中国に依頼するところまで陥った。中共は、まさにこのことを利用してニュージーランドをコントロールしようとしており、これも多くの太平洋の島国が直面している問題である。私はこのことをとても憂慮しており、皆は目覚めるべきで、中共が理念を世界に展開する計画や試みを知るべきだ。オーストラリアとニュージーランドは、太平洋の主要国として太平洋諸国を守り、安易に中共に買収させず、浸透させず、自由と民主を失わせず、信仰を失わせず、これらは天から賦与された人権であり、神から人々に賦与されたものだからだ」とファイアーズ 氏は語った。
「共産主義は全くの大嘘だ」
「共産主義あるところに抑圧が存在する」と話すトニー・ブラウニングさん |
トニー・ブラウニングさんは学校の先生である。彼はかつて系統的に共産主義を研究したことがあり、関係する多くの書籍を読んだという。
ブラウニングさんは、「今日、人々が立ち上がり共産主義に反対しているのを見て、とても嬉しい。私は共産主義をよく知っており、どこも同じで、ロシア、中国、北朝鮮など、共産主義のあるところには抑圧が存在するのである。そして信仰を持つ者を迫害し、彼らが信仰を持つ人を恐れているのは、信仰を持つ者は彼らを見抜くことができるからだ」
「共産党はとても恐ろしい党である。彼らは(共産党思想)を浸透させることができる場所であれば、すべて浸透活動を行ない、人を騙す、これが彼らの本質である。現在の北朝鮮も同じで、そこの人々は巨大な恐怖の下で生活しており、政府に反対する言葉を語れば命を奪われてしまう。だから、私達はすべきことを行ない、このような事をほかの国で発生させてはならない」
「マルクスが思い付いた理論は、資本主義においては、労働者は階級を得ることができず、自己の仕事と成果を得ることができず、共産主義は労働者に仕事や成果を得させることができるという。これは虚言で、共産主義は全くの大嘘である。今の若者は共産主義を聞いて良いと思っているかもしれないが、事実は国民を統治者の奴隷として扱っている。今日の活動はとても素晴らしい、人々に中共の(浸透)を警戒させ、中共の本質を認識させることができる」とブラウニングさんは語った。