情に執着した教訓
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文/北米の大法弟子

 【明慧日本2020年11月7日】師父は『轉法輪』第一講の中でこのように説かれています。「あなたに一つの真理をお教えしましょう。絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」。私は修煉して23年になりましたが、今でも情に強く執着し、修煉に困難をもたらしたため、旧勢力に隙きに乗じられ、執着を拡大されて容赦なく、死まで至らしめられそうになり、昨年2回、危険な状況に陥った事がありました。慈悲なる師父が私を救ってくださらなかったら、私はもう生きてはいなかったと思います。

 2019年6月21日は、妻(同修)の二周忌でした。 妻を懐かしく思い、いつも彼女に何かをしてあげたいと考えていました。そして、6月20日、私は「憶秦娥」という詞を書いて、彼女の写真の前でそれを読みました。「周年忌の前に、あなたとの思い出を思い浮かべ、辛いことも苦しいことも、50年間手をつないで歩んできました。一昨年の今頃は看病で悲しい時、涙が溢れ、雲を眺めていました。あなたは雲のように行ってしまい、いつになったら会えるのか」

 この「いつになったら会えるのか」というこの深い懐かしさは、旧勢力と邪悪に利用されました。 夜になると心臓発作を起こし、心拍が弱くて横になれず、横になると呼吸できなくなり、特に目を閉じられなくなりました。目を閉じている間は意識を失ったような感覚に陥り、死んでしまいそうでした。おそらく旧勢力は「あなたは彼女に会いたいのだろう? 切に会いたいだろう? 今から会わせてあげよう」と言っているようでした。

 旧勢力が私の情への執着をつかみ、命を奪おうとしています。 私はすぐに発正念をして邪悪に向かって言いました。「私は間違っていたことを知っています。 師父は私に情を軽く見るように要求していましたが、私はまだそれを強く握って離そうとしません。しかし、あなたは私を支配する資格がありません。私は師父によって管理されています。 私の命を奪いたければ、師父の許可を得る必要があります。 師父に触れることができるならば、自滅と同じです」

 何度も何度も発正念をした後、体の症状は消え、すべてが正常に戻った後、学法を始めました。 師父は仰いました。「とにかく人類社会のすべてのことが情から出ています。この情を断ち切らなければ、修煉することはできません」 [1]。私はこの情を完全に手放す時がきたと思いました。

 翌日、私は壁に掛けてある妻の写真に次のように言いました。「師父が法を正すのを手伝い、人々を救うという使命はまだ完了していません。円満し師父とともに帰るとき、また会いましょう。天で待っていてください」。それから彼女のすべての写真を取り外しました。これで、旧勢力に隙きに乗じられなくなり、もう干渉することも許されないと思いました。

 しかし、この一念をまた旧勢力に捕まえられました。「形だけは写真を手放しましたが、本心はどう思っているのでしょうか。あなたは本当に放下できたのか? こっちには、はっきりとわかります」

 7月15日は妻の誕生日です。 心の中で彼女を放下することができなかったので、自然に彼女を思い出しました。旧勢力は、私がまったく情を手放したわけではないことを正確に知って、その夜、彼らは本当に私の命を奪いに来ました。

 深夜の1時ごろ、息ができずに起きました。呼吸困難になりパニック状態になり、目を開けていることが怖くなりました。目を閉じたらすぐに死んでしまうような気がしました。 しかし、悪が本当に私の命を奪おうとするなら、それは私の知らないうちにそれを取り去れば良いことに気づきました。どうして私の目を覚まさせるのですか。 邪悪が再びテストを行なっているのでしょうか? それとも、彼らが私の人生を奪っている本当の理由を私に知らせたいだけですか? 理由は何であれ、私はすぐに発正念をして、邪悪に言いました。「あなたに私の命を奪う資格はありません。私のすべては師父によって管理されています。師父が法を正すことを手伝う私の使命はまだ完了していません。あなたの目的は永遠に達成されません。それから私は発正念を続けました。「法は乾坤をを正し、邪悪は全滅する。法は天地を正し、現世で直ちに報いがある。滅!滅!滅!」と。

 その時、瞼がとても重く、悪が目を閉じてくれることを望んでおり、目を閉じていると死んでしまいそうな気がしていました。私は必死に目を閉じないようにしていました。邪悪が目を閉じてほしくても私は目を閉じません。私はこれが生と死の間の闘いであることを知っています。この状態は少なくとも30分続き、呼吸が非常に困難だったので、太ももをベッドに乗せて前後に向きを変えました。疲れきっていました。その後、事態はますます深刻になり、もう我慢できないと感じたとき、急いで「師父! 弟子を助けてください! 邪悪が私の命を奪おうとしています。師父、早く来てください!」と叫び続けました。まぶたはこの時点で、もはや持ちこたえることができず、自然とまぶたを閉じました。

 目を閉じたとき、目が重たく邪悪は私に目を閉じることを強要しました。しかし目を閉じると死にそうになります。私は目を閉じないように努力して保っていました。あなたが私に目を閉じさせようと強要しても私は閉じません。これは生と死の狭間であることを知っていました。この状態を少なくとも30分以上続けていました。呼吸がとてもきついため何度も寝返りを打っていました。少しの気力もなくなった時、私はすぐに「師父早く弟子を助けてください。邪悪が私の命を奪いに来ました。師父早く来てください」呼び続けているうちに瞼は耐えられなくなり、自然と眠り、それからは、私は何も覚えていません。

 朝5時ごろ、私は目を覚ましました。凄い、まだ生きている、すべてが正常に戻った! 私は感謝で涙が流れました。師父は再び私を死から救ってくださいました。

 生と死の2つの関を通じて、師父が私たちに最後になればなるほど一生懸命に精進するよう要求している理由が分かりました。師父は『轉法輪』で私たちに教えて下さいました。「ところが、あなたが修煉するとなれば、彼らは承知しません。『お前が修煉すると、お前は行ってしまい、しかも功が伸びるのだから、こっちは手が届かなくなり、お前をつかまえられなくなる』と、承知しません。あらゆる手段を考えてあなたを妨害します。修煉させないようにいろんな手を尽くして妨害し、あなたを本当に殺しに来ることさえありえます」。今、邪悪は私たちをじっと見つめています。 私たちが執着を持っているならば、隙きに乗じられ我々を死に追いやります。

 師父は正法の最後の最後で、私は自分の命と引き換えに2つの教訓を学びました。私は必ず師父の要求に従って3つのことを行い「名利情を修し去り 圓満して蒼穹に上る」 [2]という自分自身の修煉の道筋をたどる必要があります。

 個人の修煉の一部分から得た教訓であるため、同修との交流を通して間違っているところがあれが修正をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の詩『洪吟』「功成って圓満」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/18/411908.html)
 
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