怨恨心を取り除かないためにもたらした重い代償
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2020年11月23日】ここ数年、私の周りの数人の修煉者が旧勢力に肉身を引きずられ、亡くなってしまいました。旧勢力は大法弟子に執着があるという口実で迫害をしています。最も主要な口実は、修煉者が怨恨心を抱いていることです。ここでは同修に注意を促すため、いくつかの例を紹介します。

 同修・Aさんは、20年近く大法を修煉している古い修煉者です。皆が彼女は良くできている修煉者で、しっかり法を学び、気立てが良く、義理の両親に親孝行をしており、義理の姉妹とも仲が良く、夫に寛容であると思っていましたが、2年前に突然病気になりました。それ以来、長期的に入院しており、透析を受け、幾度も緊急救命されてきましたが、少し前にAさんは突然脳出血で亡くなりました。

 同修たちは非常に残念に思っていますが、悔しさのあまり事態を理解していません。彼女はなぜ突然亡くなったのでしょうか? 私はAさんと多く接触していたため、彼女の背後には非常に強い怨恨心が隠れていたことが分かります。表面では彼女はひたすら苦しみと圧力に耐え、人に対して穏やかであり、家族の中ではバランスを維持しているように見えていましたが、実際心の中では平然ではなかったのです。ただそれを現していなかっただけです。彼女は同修にこのような執着心があると指摘された時、ただ彼女は泣くだけで何も言いませんでした。怨恨心を旧勢力に引きずられるまで執着していた可能性があります。最近、ある同修から聞いた話では、Aさんが亡くなった後にAさんに関する夢を見て、彼女はもう苦を嘗めず、とても良いところにいました。しかし、過去にはできなかったことがたくさんあったということでした。

 同修・Bさんは強制労働「再教育」から帰ってきた時、夫(大法を修煉していない)の浮気を知り、夫と離婚しましたが、夫に対する怨恨心が捨てきれず、その話を持ち出すと怒りの心がこみ上げていました。 病業の迫害により彼女は多くの苦しみを嘗め、夫への恨みの心を抱えたまま亡くなってしまいました。恨みの心を捨て去ることができず、旧勢力が彼女の弱みを握り、病業の迫害という形で肉身を引きずって行ってしまったのかもしれません。

 Cさんは他の場所から来た同修です。迫害の最中に職を失い、夫に離婚され、後に息子が病死しました。彼女は10年以上1人で流浪生活をしていました。同修たちは彼女に地元に帰り修煉するようにと勧めていましたが、彼女はいつも拒否していました。彼女を知る同修の話によると、彼女には二つの心があり、放棄できず、向き合う勇気もなかったのです。一つは離婚した夫への愛情により再会が怖くて戻れなかったこと、もう一つは離婚した夫への恨みをなかなか放棄することができなかったことだといいます。

 この10年間、Cさんはずっと迫害を受けており、投獄されたり、労働を強いられたり、「再教育」を受けさせられたり、刑や拷問を受けたりして、そのほとんどの時間を刑務所で過ごしていて、数え切れないほどの拷問を受けてきました。最近聞いた話によれば、彼女は邪悪に殴打された後故郷に帰されたようです。彼女が自分の修煉状態を真剣に省み、心を正し、将来的には正しい道を歩んでくれることを心から願っています。

  もう1人、数年前に投獄と迫害を繰り返し、長年病気に悩まされてきた年配の同修がいて、修煉状態はあまり良くありませんでした。彼は内に向かって探しましたが、恨みの心が捨てられず、日に日に積み重なることにより、恨み心を取り除くことに困難を感じていました。親戚の家に泊まったことがあるそうですが、その親戚の言葉がとても冷たく、数時間にわたり彼を冷やかしていたそうです。彼は自分を抑えて何も言いませんでしたが、心の中では多くの不満、怒り、憎しみがありました。数年が経過しても、親戚への恨みの心を完全に取り除くことはできていませんでした。

 このような例が多くあります。怨恨心にこんなにも重い代償を払うのは不甲斐ないと思ってしまうかもしれません。怨恨とは、怨みから恨みへと変化し、この「恨み」は特に悪い心で、魔性の現れです。邪悪な共産主義の邪霊は「宇宙の低い次元にある恨みとあらゆる腐敗した物質で構成されているのです」。さらに、恨みは闘争心、嫉妬心、不平に思う心、面子を重んじる心、名声への追求など、多くの良くない心を含んでおり、これらは共産邪霊の特徴であり、修煉者は必ず放棄しなければならないものです。旧勢力がなぜ恨みの心を抱く同修に残酷な迫害をしたかの理由はこのようなことだからではないでしょう?

 私たちは真・善・忍に基づいて修煉する修煉者です。これらの悪しき物質、心は大法に大いに反しているのですから、どうしてこのような魔性の塊を持ったままにしておくことができるのでしょうか? これは本当に真剣に考え、注意してもらわなければならない問題です。

 わずかな認識ですが、適当でないところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/15/415117.html)