法理に基づき 目に見えない迫害を認識しよう
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文/中国の青年弟子  

 【明慧日本2020年11月28日】修煉において、私は長い間ある困惑に悩まされています。それはネガティブな考えです。何かがあればすぐにマイナス思考が動き出し、考えれば考えるほど不安になり、心配や悲しみ、劣等感が増してきます。それを認めてはいけないと思って懸命に排斥しましたが、しばらくするとそれがまた出てくるので、どうしても根本から問題を解決することができません。このネガティブな考えの影響で、私は物事を行なう際に自信を持つことができず、修煉に対する信念も緩んでしまいました。それがすでに師父と大法に対する正信をひどく妨害していると認識しましたが、その考えの根源がどこにあるか分かりませんでした。

 最近、自分を厳しく律し着実に修めてから、修煉状態が少し良くなりました。私は心の中で、ネガティブな考えについてご教示下さるよう師父にお願いをしました。数日前、私は仕事の中で連続して幾つものミスを犯してしまいました。それは誰がやってもミスしがちなことだったにもかかわらず、心に大打撃を受けた私に、またもやネガティブな考えが生じました。スタジオに座って考えれば考えるほど不安になった私はほんの一瞬、「辞職しよう! もうこの業種はうんざりだ!」と思いました。

 混乱する中、私はふと「この考えは間違っている! これは大法弟子が持つべき考えではない。師父に対する正信が欠けている。これは私ではない。この考えは要らない!」と気がつきました。この考えの根源を探っていくと、これが旧勢力の一種の迫害戦術であることに気づきました。旧勢力は人間の観念、思想業力、ネガティブな感情などを利用し、人間にあるネガティブなものを無限に拡大させ、師父と法に対して懐疑を生じさせ、最終的には大法弟子の正しい信念を破壊させようとしています。これは、人間の考えに対する旧勢力の直接的な妨害と迫害であり、非常に気づきにくく、非常に邪悪なものです。それをはっきりと認識できず、それに従って物事を考えていけば、先に述べた私が経験した暗い状況に陥り、ますます恐れて正念を失い、ますます師父や修煉に対する信念が薄れていき、やがて修煉ができなくなってしまうでしょう。

 私が悟ったのは、旧勢力はまさにこのネガティブな思惟を利用して、大法弟子の考えや正念を直接妨害しているのです。これは病業と違って、目に見えない迫害です。 それらの目的は、大法弟子にとって最も基本的なものである「師」と「法」に対する正しい信念、修煉者のプラス思考や正しい悟りを叩き壊し、大法弟子を完全に破壊してしまうことにあります! なんと悪質で険悪なことでしょう。それらは罪を犯しているのです!

 私がそれに引っかかってしまった原因は、自分には後天的な観念、思想業力、実証科学による障碍があるため、問題に遭遇した際は法理に基づいて考えるのではなく、人間の理や観念、経験、そして感情や感受的なものに身を任せて対処してしまうからだと悟りました。師父はこのようにおっしゃっています。「皆さんは、常人として百年千年来、骨の髄までしみ込むように形成された人間の理を変えなければ、人間としての表面の殻を取り除くことはできず、圓満成就できません」、「もしも、みな一人一人が心から法を認識することができれば、それこそが威力無辺の法の体現であり─強大なる佛法のこの世での再現なのです!」[1]

 修煉していくにつれて、師父に対して正信を持つことの重要性をますます実感するようになりました。修煉において、それが終始欠かせないものであり、私たちが圓満成就できるかどうかの根本でもあります。毎回の試練や魔難を前にして、私たちは正念をもって物事を見ることができるかどうかが極めて重要です。修煉によって得た正念で問題を見つめ、正しく行動していくことができれば、すなわち大法の基準に符合することになり、偉大な法の力が現れてきますが、旧宇宙や旧勢力の導きに沿って問題解決を図ろうとすれば、行き詰まるしかありません。なぜなら、それらは正法によって淘汰されるべき生命だからです。

 この点に気づいてから、私はすぐに旧勢力による思想の妨害や迫害を排除するように正念を発し、瞬時に師父に対する正念が湧き上がり、それまで持っていたネガティブな感情が一掃され、代わりに心が喜びや希望に満ちていることを感じました。

 明慧ネットで、多くの同修の米大統領選に関する交流文章を読み、私ははっきりした認識を得ることができたと感じ、周りの同修と交流を交わした結果、いかなる時も師父への正信が揺らぐべきではなく、表面的な現象に惑わされず、法理に沿って問題を考えるべきだと悟りました。最終的な結果は師父によって決められており、師父は根本からすべてを掌握されていると思いました。

 世間の正邪の戦いはどんなにスリリングなものであっても、それが表面的な現象に過ぎず、それが師父によって世人に与えられた邪悪を認識し、未来を選択する機会であるかもしれません。善良な人を選んで救っているのは神なのです!  それらの邪悪な要素や共産主義の邪霊は塵埃ですらなく、何ものでもなく、いずれは淘汰されます。米大統領選は世人にとって善悪を選択する機会であり、私たちにとっては法を正す師に手伝い、別の空間の法に抵抗する邪悪な要素を一掃する過程で、宇宙が浄化されていく過程でもあります。

 『大統領選』という師父の経文が発表されて以来、私は家族の同修と一緒に発正念を続けてきましたが、ここ数日、気づきにくい妨害(仕事でのミスも含めて)が現れています。旧勢力はありとあらゆる手段を使って法を正す過程を妨害してくるので、同修の皆さんもくれぐれも気をつけましょう。

 正法時期の大法弟子として、どのような状況、環境、試練、苦難に直面しても、師父に対する正信をしっかりと持たなければなりません。私たちが圓満成就し、師恩に報いるには、この正念に頼るしかないと思います! 残されたわずかな修煉の道のりにおいて、大法弟子はみな正念を強く持ち、正しく悟り、正しい行動をもって師に恩返しできることを心から願っています。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「警告の言葉」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/20/415284.html)
 
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