文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年11月29日】私は1998年に法輪大法の修煉を始めました。二十数年の修煉の道において、旧勢力に押し付けられた迫害に直面し、かつて3回不当に監禁されたことがあります。近年、法理に対する悟りと心性の向上に伴い、正念で旧勢力のやり口を見抜き、正々堂々と迫害を否定できるようになりました。ここで自ら体験したいくつかのことについて述べ、師父の慈悲と偉大さ、正念の作用と法の威力を証言したいと思います。
一、「私が無事であれば、あなたも無事です」
2015年、中国の法輪功学習者は迫害の首謀者・江沢民を訴える大潮流を引き起こしました。私も実名で江沢民を告発しました。私が郵送した告訴状は我が県に戻り、派出所の警官と鎮政府の責任者が我が家にやってきました。彼らはほとんど毎日やってきて、私を迫害しようとしました。私はずっと彼らに会うことを拒否しました。
2017年初秋のある日、4、5人の警官が突然我が家に侵入してきました。当時、私は外にいました。夫から電話がかかって来て「警官が私を探しに来た、いくつかの質問をした」と言いました。当時、私はちょうど家政婦サービスセンターでトレーニングに参加していました。私はいま帰れないと言い帰りませんでした。警官は仕方なく派出所に帰りました。派出所はちょうど家政婦サービストレーニングセンター付近にあり、私はあいにく警官に見つけられてしまいました。3人の警官が直ちに私を囲んで、私をオフィスの中に連れ込みました。一人の警官が手にキラキラと光るビデオカメラを持って入口を塞いでいたので、私は出られませんでした。
一人の警官が私の前にきて威張りながら質問しました。「あなたは誰誰さんですか? あなたは法輪功を煉っていますか?」私は、私は師父の弟子で、法を正す時期の大法弟子であり、法輪功を煉っていることは正々堂々としたことで間違ってないと思い、私は静かに「私はやっています!」と答えました。
警官は笑いながら、また声をあげ、凶悪な形相で「本当の話をしなさい、一体煉るのか煉らないか?」と聞きました。私は「煉る!」と思い切って答えました。同時にカバンから携帯電話を取り出し、その警官の写真を撮りました。
その警官は一瞬にして驚き大声で叫びました。「写真をネット上に送ってはいけない、削除しなさい!」私は彼の言いなりにはならず、直ちに携帯電話をカバンに入れました。私は彼に厳しく警告しました。「私が無事であれば、あなたも無事です!」私の一言が彼を怯えさせ、3人の警官は何も言わずに直ちに離れて行きました。
離れて行く警官の後ろ姿を見つめながら、私は師父の説かれた「念を正にすれば 悪は直に崩れる」 [1]を思い出しました。大法弟子はただ正念を以って正しく行えば、師父に保護され、邪悪な迫害の陰謀は思いのままにはならないと悟りました。
二、師父に保護され、転んでも無事でした
2017年初夏、私は姉、甥と一緒に実家に帰りました。帰りの道で、前に十数メートルの水が濡れていることに気付きました。ただ路面にかけられた水だと思いました。私が先に上がっていきましたが、自転車とともに前へ滑りながら倒れてしまいました。自転車が2メートル以上前へ滑って転びました。身体と両手が油にまみれてベタベタとして、後頭部と背中から尾骨まで非常に痛くなり、頭がぼんやりしました。地面を見ると道にまかれていたのは水ではなく、大変汚い地溝油でした。
姉と甥も追いついて来ました。姉らが私を引っ張ろうとしましたが、私は手を振って、寄ってこないようにしました。私はこう思いました。私は李洪志師父の弟子であり、金剛の身体を持っており、誰も私を動かすことができない、誰かが私を迫害したら、その人に罪がある。全身が痛み、腰がこわばりましたが、私は頑張って立ち上がりました。
その時、ひとりの若い女性が2人の子供を乗せたバッテリーカーを運転してやって来ました。私は大声で彼らを阻止しました。「来ないで!」しかし、すでに間に合いませんでした。3人とも転び、2人の子供が泣き出しました。私と姉、甥は彼ら3人を引っ張りあげました。私は思いました。早く何かを探してこれらを遮らないといけない。私は付近にゴミ箱があることに気付き、もう1人の優しい通行人と一緒にゴミ箱を動かしました。ちょうどその時、ひとりの子供を連れている女性がまた転びました。その後ろの自転車に乗った老人も転びました。私たちは急いで転んだ人を引っ張り起こして、ゴミ箱で濡れた道を遮り、通行人が入ることを阻止しました。そこは車両が絶え間なく通る場所でした。その後、通行人と車両が無事に迂回路を通っていることを見て安心しました。当時、私は自分の身体の痛みを忘れていました。
帰宅後、私は背中と臀部が真っ黒になっていることに気付きました。全身が冷えており、私は直ちに五式の動作をやりました。煉功してから、身体が暖かくなり、痛みが軽減されました。三日後、身体が完全に回復しました。私は師父のご加護に感謝しました。私はまたひとつの関を乗り越えました。
三、正念の作用と法の威力
2019年の秋、私は道端で子供が遊んでいるのを見ながら、携帯電話をいじっていました。その時、突然頭痛と目の痛みを感じました。私は急いで携帯電話を閉じ、目を閉じて発正念しました。しばらくして、突然師父の説法を思い出しました。「華佗には曹操の脳の中に腫瘍があるのが見え、手術で頭蓋骨を切り開いて腫瘍を取り出そうとしました」 [2]この部分の法を思い出した時、後頭部にあった掌の大きさの黒色の物質が飛んで行きました。たちどころに目の前がぱっと明るくなり、頭脳明晰になりました。先ほどの悪い気分が直ちになくなりました。実は師父が私を悟らせてくださり、師父は私に自ら正念の作用と法の威力を体得させてくださいました。
母が亡くなった日、私はその日の夜のうちに実家に戻り、忙しい数日間を過ごしました。葬儀の日、私は突然身体の半分の具合が悪いと感じ、頭半分が針で刺され、身体に重荷を背負っているかのように感じました。私は少し休めば回復できると思いました。しかし、予想外に数日後、ご飯を食べると米粒が落ち、水を飲むとき水をこぼしました。上唇が思い通りに動かず、脳血栓の症状のように見えました。
その時、私は絶えず法理に基づいて自分を正し、正念で旧勢力の妨害と迫害を取り除きました。私は師父の按排された道を歩み、師父の説法の中で説かれたあの脳血栓にかかった人のように、悟性があれほど悪くてはならないと思いました。その人は肝心な時に人間の認識と観念で物事を行なっていたため、自ずと大法の威力を体得できず、師父の慈悲なる救い済度を裏切りました。そのことから分かるように、修煉者として、肝心な時に正念を持たなければならず、人間の認識と観念を放下しなければなりません。つまり、旧勢力の按排を取り除き、否定しないといけません。修煉の初期、師父はすでに私の身体を清めてくださいました。これほど長く修煉してきたのに、どうして脳血栓にかかるでしょうか。私は自分に問題はないと思いました。
私には脳血栓の虚像が現れましたが、すでに常人の脳血栓とは異なっていました。やるべきことを行ない、三つの事を毎日行っていました。私は師父と大法を堅く信じていて、自分が必ず乗り越えられると信じていました。法理上絶えず昇華するに伴い、心性も絶えず昇華し、数日と経たないうちに、すべての症状が消えました。このことを通じて、私はさらに正念の作用と法の威力を体得しました!
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「恐れ無し」
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』