【慶祝513】私たちは1990年代生まれでみな修煉しています(4)
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 【明慧日本2020年12月9日】(前文に続く)

 四、集団環境でより成熟する

 いろいろな所をまわり、私たちはまた一緒に住み、生活と仕事においてより密接な関係を持ち、お互いを大切にして励まし合い、共に修煉と人を救う道を歩みました。

 1、同年齢の「古い同修」を見つける

 大学では、集合環境と古い同修からのアドバイスがありました。しかし仕事の時間が長いと、修煉の中でたるみやすくなりました。化粧をしたり、服を買ったり、高級品を買うという「社会的風潮」は、修煉している女の子に影響を与え、支出をしっかりと抑えないと生活が成り立たなくなり、見た目を重視しすぎ、色欲心が起こりました。お金を稼ぎ、家を買い、昇進して給料を上げるという「闘争哲学」も、修煉している男の子にも影響を与え、うまくいかないと、生計に忙しくなり、思いどおりにならなくなりました。

 めまいがしてバランスが取れなくなった(訳注:何をどうすればいいのかわからなくなった)時、同年齢の若い同修が集団に溶け込み、修煉に対する認識がさらに深まりました。

 その同修は玉米と言い、4歳の時に父親と一緒に大法の修煉に入りました。成長した後、玉米は周りの同級生に法輪功真相を話しましたが、多くの人は神がいることを信じず「トラブルに遭ったら自分を探し」[1]、「殴られても殴り返さず、罵られても口答えしません」[2]の道理を受け入れず、むしろ「人が己れに利するようにしなければ、天帝と地獄の閻魔が彼を破滅させる(訳注:利己主義者の自己弁護の理屈)」を信じ、「誰かが私を怒らせたら、私は他人を怒らせる」を信じ、常に嘲笑し、玉米を疎外しました。玉米はとても悲しみ、「まさか私のような若者はいないのではないか?」と思いました。

 2014年、玉米が大学3年の時、父親が法輪功の修煉を堅持したために不当に懲役4年の判決を言い渡され、玉米と母親はあらゆる部署に救済を求めに行きましたが「虚偽告発」の罪で拘置所に収監されました。拘置所で、麻薬犯が繰り返し玉米を殴打しました。メガネは壊れ、体は殴られて打撲傷になり、沸騰したお湯が何杯も玉米のズボンに注がれました。玉米は辛くなり、心の中で「師父、弟子はふがいなく、しっかり行いませんでしたが、私がここに来たのは真相を伝え人を救うためであり、逆に麻薬犯たちに再び業を作らせないよう、師父に助けをお願いいたします」と懇願しました。この時、玉米は再び麻薬犯を見て、かわいそうに思いました。ある日、麻薬犯が中毒の発作に陥り、布団のない裸のベッドの上に丸くなって震え、その時は本当に寒く、窓が開いて冷たい風が吹いており、玉米は自分の綿シャツをその体にかぶせました。その麻薬犯は非常に感動し、それから変わりました。警察が何日も玉米に食事をさせないとき、危険を冒して玉米にこっそりと食事をあげました。その麻薬犯は法輪功の真相を理解して三退し、玉米と友人になりました。

 拘置されて帰った後、市政委員会は玉米が地元で働くことを許可せず、玉米は大都市に行きました。玉米の最初の仕事は教師で、社長は5カ月間にわたって給料を払いませんでした。玉米は師父が説かれた「修煉者は自然に任せることを重んじるべきです。自分のものなら、無くなることはないし、自分のものでなければ無理に争っても得られません」[3]を思い出しました。玉米は社長が自分に数着の古着をくれたと感じ、社長は実はとても善良であり、玉米は一度も給料を要求したことはなく、まじめにしっかりと子供を教えました。玉米は子供たちのためにおいしい食べ物を自分で買い、自身はいつも腐った野菜を夜市で1元で食べ、住んでいるところは毎日毛布を干さないと毛布が湿ってしまうような小屋でした。玉米が上手に話すので、授業の後、子供たちはいつも玉米の周りに集まり、嬉しそうに抱きつき手を放そうとしませんでした。父兄は「こちらの先生は私が今まで見た中で最高の先生です」と言いました。仕事を辞めた後、社長はやっと玉米に給料を払いました。

 その後に玉米がみんなと会う機会があった時、玉米はとても感動し、すぐにグループに溶け込み、みんなと一緒に精進しました。

 2、「あなたは本当に良い人です」

 明慧ネットで、信仰を堅持した大法弟子が生体から臓器を摘出されたり、性的暴行を受けたり、不明な薬剤を注射されたりしたのを見ると、我々は非常に怒り、とても悲しみました。いつの間にか、だんだんと恐れる心が起こりました。しばらくの間中国共産党(以下、中共)は「ノック行動」を行い、大法弟子に嫌がらせをしました。誰かが家のドアをノックするたびに、その音はまるで拳のように「ドンドン」と胸を打ち「玄関で嫌がらせをしている?」と脳が飛ぶように回転しました。ドキドキしながら思い切ってドアを開けました。

 ある時に再び誰かがドアをノックしたとき、悠悠は自ら進んでドアを開け、ドアに近づいたとたん「法輪功はそこにいるのか? 法輪功はそこにいるのか?」と外の人が叫んでいる声が聞こえました。悠悠はとても驚き、泣きながら家に駆け込みました。後になってわかったのですが、実際はその人が叫んでいたのは「大家さんはいますか?」だったのでした。

 私たちは若く、社会的な経験が非常に浅く、物事がずっと順調に進み、何らかの波風を経験したことはありませんが、私たちの良くない執着心は、同じであっても他の人より少ないということはありませんでした。師父は私たちを向上させるため、受け入れ能力に合わせて修煉の道を按排してくださいました。今回のことで、私たちは「『恐れる』心は、取り除かなければならない」ということに気づきました。

 ゆっくりと、私たちの念は正されていきました。恐れる心も出現することがありましたが、人々に真相を理解させ、中共から離れさせたいという念がだんだん強くなりました。また「なぜこんなに多くの古い学習者が命を危険にさらして人々に真実を伝えたのか、それが善心であり、慈悲だからだ」ということもだんだんと理解しました。これこそが修煉者にあるべきものであり、その「恐れる心」は言及する価値さえありませんでした。私たちは同僚に真相を伝え、運転者に真相を伝え、見知らぬ人に真相を伝え始めました。

 ある時、麦子はレストランで食事をしているとき、目の不自由な人が道を歩き、手探りで前に進んでいるのが見えました。麦子は箸を置いて出て行き、「どこに行くのですか? 助けが必要ですか」と聞きました。目の見えない人はお金を引き出すために銀行に行かなければならないと麦子にわかりましたが、銀行を見つけることができなかったのでした。麦子は目の見えない人が銀行を見つけるのを手伝いました。目の見えない人は「あなたは本当に良い人です、今では良い人は少なくなっています!」と言いました。「そうです、今では良い人は少なくなっていますが、大法の師父はどこであろうとよい人になるように私たちに要求なさっており、私は法輪功を学んでおり、法輪功を、あなたはご存じですか?」と言うと「あなたは法輪功を学んでいるのですか、法輪功は悪いものではないですか?」というので、「法輪功は共産党に誹謗中傷されていますが、法輪功を学ぶ人はみなよい人です。私のように卒業したばかりの大学生も学んでいますよ。法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいを忘れないでください」と、目の見えない人の疑問に答え、見えない人は真相がわかった後、嬉しそうに麦子と別れました。

 3、一緒に病業の関を突破する

 小桃はある時に足に赤い点があるのに気づき、その後この赤い点は大きなこぶに変わり、腫れがどんどん大きくなり、足の指も腫れ、脚を引きずって歩きました。ある日、朝の3時まで、足がずっと痛みました。みんなが小桃を励まし、一緒に煉功する時、小桃は立とうとしても立ち上がれず、壁に寄りかかって煉功しました。煉功の時、小桃は足が鉄板の上で焼かれているように感じ、耐えられませんでした。

 耐えられない時はいつでも、頭の中に「忍び難きは忍びうる。行ない難きも行ないうる」[3]、「大覚は苦を畏れず 意思は金剛より鋳られる 生死に執着無く 坦坦たり正法の路」[4]という師父の法が現れました。小桃は頑張りました。煉功の途中で、足がそんなに痛くないように感じてきました。煉功が終わった後、みんなが小桃の体から香りが出ているのを嗅ぎ、小桃はより自信を持ちました。

 続く2日間で、小桃は熱が出始め、全身が真っ赤になり、赤い斑点が出て、脚のこぶが化膿し始め、くぼんで大きな穴になりました。毎日の煉功の時に膿が流れ出し、煉功しない時は流れませんでした。みんながずっと小桃のそばにつきそい、小桃と一緒に煉功し、法を学び、正念を発しました。夜に熱が最もひどかった時、みんな1時間ごとに起きて正念を発しました。その後に小桃の足はだんだんと回復し、ただれた穴に新しい肉が付き、数日で治癒しました。

 よくなった後、小桃は身軽になったように感じ、出かけるたびにいつも飛び跳ね、すべての重労働をこなし、使いきれないパワーを持っていました。私たちは本当に心の底から小桃のために喜びました。その後に小桃の母親がこのことを聞き「これは帯状疱疹に違いなく、あなたのお父さんもかかりました。当時は病院に行って注射を打ってもらい薬を飲み、1カ月でやっと治ったのに、あなたは薬を飲まずに、なんとこんなに早く良くなるなんて!」と言いました。

 4、他の空間を見て正念で邪悪を取り除く

 しばらくの間、家で抑圧を感じ、数人の間で対立と不一致がしばしばありました。ある時トラブルが発生した後、悠悠はネガティブな思考が重いと感じ、さらに自殺するという考えすらありました。この時、燕子は周りに黒い物体が悠悠のベッドに向かって広がっているのが見え、さらに悠悠の体は白い光に守られているかのようでした。燕子はすぐに正念を発し、これらのよくないものを根絶しました。

 悠悠が再び「自殺したい」と言い出した時、燕子は金色の鎧を着たニシキヘビが目に入り、盾を持って自分に向かって飛びかかり、燕子に発正念をさせませんでした。燕子はすぐにみんなに伝え、みんなすぐに警戒し、周りに集まって正念を発し、しばらくすると、外で雷が鳴り、その後に空間場が平和になり、大きな蛇はいなくなり、悠悠のネガティブな思考も消えました。

 その日の夜、みんな心を開き、心からお互いの意見を言い合い、さらに寛容になり相手を理解できるようになりました。この出来事を通して、私たちは「ネガティブな感情が来た時、自分自身のネガティブな感情に加えて、他の空間にさらにネガティブな感情を強化する多くの邪悪要素がある」ということを悟りました。多くの鬱病患者の極端な考え方のように、ネガティブな感情は自分自身ではありませんでした。自分の悪い心と行動をすぐに見つけ、空間場を清潔で平和に保てば、よくないものはすきをついて入り込むことはできなくなるでしょう。

 5、善意を以って相手を理解する

 私たちは自分の専攻分野を組み合わせ、能力の範囲内で真相を伝えるいくつかのプロジェクトを行うことができ、過去数年間で、実際最も多くの恩恵を受けたのはやはり私たち自身でした。

 修煉した後、学校でも仕事でも、私たちは先頭に立ち皆きわめてすぐれていました。しかしみんなが一緒に協力する時、トラブルが起こりました。みんながそれぞれ自分の見解を持っており、私がこれがいいと感じると、他の人はあれがいいと感じ、たとえ口では他の人の言われた通りにしても、心は納得しませんでした。特に真相を伝えることに関しては、失敗は許されず自分が考えた「最もよい」方法に基づいて必ず行わなければならない、とさらに思いました。その後、変えようとしましたが、時にはまた「好きなようにしてください」とか「何の意見もありません」などと別の極端に走ってしまい、面倒を恐れる安逸心、他人が否決することを恐れる虚栄心、さらにトラブルが起こるのを恐れる心配などがありました。

 師父はずっと静かに私たちを助けてくださり、たとえうまくいかなくても、やはり依然として機会を与えてくださり、さまざまな出来事や同修の言葉を使って悟らせ励ましてくださり、「このようなことは人を救うためのプロジェクトだけでなく、さらに自分たちを向上させる貴重な機会だ」ということがわかりました。

 師父は「皆さん、ご存知ですか? あなたが修煉者でありさえすれば、いかなる環境、いかなる状況下でも、遭遇したいかなる厄介なことや不愉快なこと、ひいては大法の仕事のためであっても、皆さんが思っているどれほど良いことや、どれほど神聖なことであっても、わたしはそれらを利用して皆さんの執着心を取り除き、皆さんの魔性を暴露させ、それを取り去っているのです。皆さんの向上こそが、最も重要だからです」[5]と説かれました。

 師父は「恨みの心ですが、つまり褒められたい心、良いことがあれば嬉しいという心が養われたのです。さもなければ、恨んでしまいます。皆さん、考えてみてください。これではいけません。このように修煉してはいけません」[6]と説かれました。

 だんだんと、プロジェクトを行うと同時に、私たちは善意を以って相手を理解し、自我を放下し、黙々と全体を圓融することを学びました。この時私たちははじめて「すべての人の能力がしっかりと按排されたかのように、ちょうど補完的であり、みんながともに協力し、すぐに成果を出せるのだ」ということに気づきました。

 結び

 6年の間に、師父は私たちを個性の強い若者から、他の人を包容できる修煉者に成長させてくださいました。この時代に、私たちは師父の弟子になることができ、心の中にただ言葉では言い表せない感謝の気持ちがあるだけです。

 中共ウイルスが到来した今、社会全体は前例のない変化を遂げています。私たちは周りの一部の人たちのように、慌てたり、憂鬱になったり、絶望したりするのではなく、冷静に私たちが行うべきすべてを行いました。災害に直面して、中共にだまされた善良な人々が、できるだけ早く真相を理解し、法輪大法のすばらしさを目にし、中共の党、共青団、少年先鋒隊を脱退し、自分の生命にすばらしい未来をもたらすことを心から願っています。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法七』「米国首都法会での説法」
 [2] 李洪志師父の経文:『シドニー法会での説法』
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [4] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「正念正行」
 [5] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「再認識」
 [6] 李洪志師父の経文:『二〇一八年ワシントンDCでの説法』

 (完)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/16/406406.html)
 
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