明慧法会|真相をはっきりと伝え 生徒たちに福をもたらす(二)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年12月12日】(前号に続く)

 三、真心を込めて、同僚を救う

 私は数年かけて、100人近くの同僚のほぼ全員に法輪大法の良さを伝えました。面と向かって話す機会がない人には、私は電話やSNS、または海外の同修に電話で伝えてもらいました。最初は恥ずかしくて、真相を伝えることができませんでした。後になって、周りの人たちは自分が救うべき衆生であり、自分には大きな責任があることに気付きました。同僚のほとんどは優しくて親切に接してくれて、法輪大法を修煉する私を尊敬しています。

 師父は、「皆さんに教えますが、全世界の全ての人々はかつて私の親族でした」[2]とおっしゃっています。歴史上、師父の親戚であったこれらの貴い生命は大切な存在であり、私は常に彼らのことを気にかけ、大淘汰がやってくる前に、彼ら全員に真相を伝えなければならないと常々自分に言い聞かせています。

 最初の数年間、私はまずショートメッセージや音声電話で彼らに基本的な真相を伝え、その後、昼食や退社後の時間を利用し、個別に面と向かって伝えることにしました。

 ある日、学年の主任が運動場でバスケをしているのを見かけました。私が彼のクラスの生徒たちに真相を伝えた際、彼は理解を示し何回も守ってくれました。私は彼に「『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』を覚えて下さい。それがあなたの安全を守ってくれます。共産党は多くの命を奪っただけでなく、今は良い人になろうとする法輪功学習者を迫害しています。神は決してそれを許しません! 覚えていますか? 共産党に加入された際、あなたもそれのために献身するとの誓いを立てたはずです。それは自らの命を捧げることになるでしょう」と言いました。彼は「誰がそれのために命を捧げるでしょう! 私は自分のためにきちんと生きて行かなければなりません」と答えました。私が「それならば、脱党声明を発して以前の誓いを無効にし、良い未来に向かって人生を歩むのはどうでしょう?」と言うと、彼は痛快に「そうしましょう!」と言いました。「おめでとうございます! 家族にも伝えて下さい。そうすれば、一家全員が無事でいられます!」と聞くと、彼は微笑んで「ありがとう!」と言ってくれました。

 別の日に、中堅幹部が重度の風邪を引いてしまって、私を見ると「死にそうです。もう生きていけません」と言いました。私は「『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と唱えれば、すぐに元気になりますよ」と伝えました。それを暗唱した彼はすぐに元気を取り戻して、嬉しそうに私に会いに来て、三退してから真相資料も求めました。

 何と言われても三退しない美術の先生がいて、私は諦めずに何度も機会を見つけて真相を伝えましたが、やはりダメでした。今回、中国共産党ウイルス(武漢肺炎)の大流行がやってきて、学校は彼を流行防止担当として指名しました。白い防護服を着て、演習を行う彼を見て、私は同情心が芽生え、彼がウイルスに冒されないことを願いつつ、正念を発してからもう一度彼に真相を伝えてみました。疫病を恐れていて、私の真摯な優しさにも感動し、彼は最終的には脱党を承諾しました。

 ある日の昼休み、私は代講の先生に、教科書には大法を誹謗中傷する内容が書かれていて、それを教えれば迫害に参与することになり危険に遭うこと、そして多くの政治科目を教える先生が悪報を受けたことを伝えました。午後の最初の授業を終えて事務室に戻ると、代講の先生は私に「校長先生が呼んでいます」と言いました。

 私が校長室に入ると、校長先生は「先ほど、政治科目の代講先生が入ってきて、『校長、あなたが取り締まるべきです。そうでなければ、私は全校の政治科目の先生たちと一緒に教育局に訴えます!』と叫んでいました。あなたはその先生に何を言って、そんなに怒らせたのですか?」と私に尋ねました。私は内に向けて探し、言った言葉には不適切な部分があって、邪悪に隙を乗じられたことに気づき、正念を発して自分のよくない心を取り除き、何もなかったかのように、従来通りの優しい接し方で政治科目の先生たちに接しました。

 ある日の午後、事務室には代講の先生と私しかいなくて、私は彼にお守りを渡して大法の真相を伝えました。彼は嬉しそうに微笑み、お守りを手にして「ありがとうございます」と言ってくれました。

 ある日、事務室の主任が会食を提案し、私はこれは師父が按排された真相を伝えるチャンスだと思い、参加しました。レストランに入ると、十数人の中堅幹部が出席していて、私は彼らが真相を聞きに来たと考えて、正念を発し続けました。食事後、私は立ち上がって、みんなにお茶を出しながらこう言いました。「今日、皆さんと一緒に食事をする機会があり嬉しく思います。皆さんはとても優しく、普段から良く接して、守ってくださり、感謝しています。どうか『 法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』を覚え、真摯に唱えてください。そうすれば災難から逃れ安全でいられます」。副校長はすぐに立ち上がって杯を挙げて、「さあ、大法による保護の下で健康で長生きしましょう!」と言いました。皆は立ち上がって杯を鳴らし、楽しそうに笑っていました。

 通常、教師は一年おきに一つのクラスだけ担当してもいいのですが、校長が割り振れないとき、毎年私に二つのクラスを担当させています。私はそれを苦と思わず、多くの生徒を教えれば、真相を伝える機会も増えると思い、校長にこう言いました。「私は大法を修めているので、健康です。それに、大法の師父から、上司から与えられた仕事は何でも文句無しに受け入れるようにと教えられています」。それを聞いた校長はとても嬉しそうに笑って、全校会議で「某先生は毎年二つのクラスを教えていて、コツコツと働き、苦労をいとわず、不満を持つことなく仕事をしています。皆さんも見習うように」と褒めてくれました。こうして同僚たちに真相を伝えると、彼らはより受けいれやすくなりました。

 四、校長室での談話 

 校長は脱党したものの、職位や利益の関係上、まだ堂々と法輪大法が良いとは言えず、他の先生の前では私を怒鳴ることもあります。たとえそれが本心ではないとはいえ、やはり周辺に及ぼす影響はよくありません。彼を心から責めたことはありませんが、彼の私に対する態度をみて、真相を聞くことを恐れてしまう先生もいます。そこで、私は学校の指導層にもっとはっきりと真相を伝えて、法輪大法が正法であることを認識してもらう必要があると思いました。

 ある日、校長からの呼び出しがあったので、私はチャンスが来たと思い、「師父、ご加持ください」と心の中で言いながら、ネットから広電総局が発表した第50号文章を印刷し、普段使っているワークシートを持って校長室に行きました。彼らから持ち掛けられた談話に応じるのではなく、彼らに真相を伝え、彼らを救い行こうと思いました。

 校長室に入るや否や、彼らは真ん中に空いている大きなソファに座れと言いました。私はそこに座らず、横の椅子に座りました。校長は「談話を行ったことを証明するために、写真を撮って教育委員会に送らなければなりません」と言いました。私は写真を撮ろうとする先生の携帯電話のカメラを手で覆いながら、「写真を撮らないで下さい。悪者の話に従えば、迫害に加担することになります。それに、大法弟子に対して罪を犯せば、将来危険な目に遭い、淘汰されます」と言いました。その先生は行為をやめました。

 私は「皆さん、よくお聞きください。法輪大法を修煉することは完全に合法です。書類はここにありますので、見て下さい」と言いました。校長が「見ない!」と言うと、私は「では読ませて頂きます」と言いました。書類のタイトルを読んだ途端、校長は携帯電話を取り出してダイヤルする仕草をしながら、「警察署に通報する!」と叫びました。その時、以前言及した副校長が私を庇うために前に出てきました。私は彼に「書類を見てください」と言いました。

 その時、師父のお言葉を思い出しました。「この法門を修煉する人は、心性をしっかりと制御さえできれば、一正が百邪を圧することができるので、何の問題も起こりません」[3]。私は心性を保って彼らと争わず、校長の立場や上から受ける圧力を理解するように努め、校長が引っ込みがつくように、ワークシートを渡しながら「校長先生、これをお渡ししに来ました」と言いました。この時点で彼は警察を呼ぶのをやめて、「話を逸らすな!」と言いました。私の笑いで雰囲気が和らぎました。

 直後、私は堂々と「法輪大法は正法です! 宇宙の大法です! 法輪大法を修めるのは合法です!」と大声で言いました。部屋にいる人は誰一人として言葉を発さず、みんな静かに聞いていました。私の声が室内で響き渡り、この言葉を心の底から発した途端、私はホッとしました。

 ある副校長は「皆あなたを守っていますよ。分かりませんか? 私は警察署から何度も電話を受けて、あなたが外で法輪功について話していると言われましたが、全部押し返しました」と言いました。私は早速「皆さんが守って下さっていることは分かっています。ありがとうございます。皆さんは優しい方なので、きっと福報を得られます。しかし、事前に何の知らせもなく、来るや否や写真を撮るって言われると…」と言いました。校長は笑って「小屋に移動して勤務を続けるようにと言いたかった」と言いました。

 私は「大法を修め、真善忍に従って良い人になることには間違いがありません。大法を修めてから、病気だらけだった私は健康を取り戻しました。当初、中国には1億以上の人々が大法を学んでいて、今では大法が世界中の100以上の国や地域に広まりました。校長の段取りに従い、小屋に移動します」と言いました。校長は満足げな顔で「よし」と言ってくれました。私は「どこにいようと、私は正々堂々と大法弟子として衆生を救います!」と言いました。

 私が言ったことを聞いて、ある副校長は笑いました。校長も笑って、「形式的なものだから、もう戻っていいよ」と言いました。帰りながら、私はこう言いました。「校長先生、そして優しい皆さん、ありがとうございました。『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』をぜひ覚えて下さい。将来、天災地変がある際はきっと災害から免れます。皆さんが安全でいられることを心から願います」

 五、時間を大切に

 今年は新型コロナウイルスが発生し、都市が封鎖され、パトカーがサイレンを鳴らしながら大音量のスピーカーで外出禁止の放送を流しながらパトロールしていました。私は心を動じず、そのようなショートメッセージが送られてくる度に読まずに削除し、恐れも感じませんでした。そのような封鎖は常人に適用するもので、大法弟子には無意味なことだと思いました。地元の精進している大法弟子たちは正念を発しながら、衆生を救うというやるべきことを着々と行っていました。

 私は同修たちと励まし合いながら恐れや困難を克服し、いつも通りにグループ学法に参加し、資料を配り、真相を伝えていました。他のコミュニティを自由に出入りできない中、私たちは自分たちのコミュニティ内で資料を配り、多くのカメラに向かって正念を発し、たくさんのステッカーを貼りました。

 時間を節約するために、私はシンプルな食事を心がけています。今という大切な時間の中で美味しいものを食べれば、師父に申し訳ない気がします。夫はギョウザが好きなので、私は彼のために彼の分だけを作っています。彼は私に多くの時間があるように、ギョウザを作らなくてもいいと言ってくれました。私は彼に美味しい餃子屋さんに行って食べたり、お母さんにも買ってあげるように勧めました。時には、夕飯を作ってから夫に先に食べさせ、私は近所で資料を配ってから食べるようにしています。

 今の時間は師父が大きな犠牲を払って引き延ばして下さったものです。まだまだ多くの衆生が救い済度されることを待っていて、私自身にはまだ多くの取り除かれていない人心があります。大法弟子として、私は自分の使命や責任を覚えてしっかりと自身を修め、師恩に背かず、使命を全うできるようにやるべきことをきちんと行い、偉大なる師父について真の故郷に帰りたいと思います。

 跪いて、慈悲で偉大なる師父に感謝の意を申し上げます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法五』「二〇〇五年カナダ法会での説法」
 [2] 李洪志師父の経文:『二〇〇三年元宵節での説法』
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 (明慧ネット第十七回中国大陸大法弟子修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/14/414808.html)
 
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