ハルビン市の王徳金さんが迫害死 妻は不当判決で拘禁
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年12月12日】黒龍江省ハルビンの尚志市で心神喪失に至るまで迫害された法輪功学習者(以下、学習者)の王徳金さんは、懲役4年の不当判決を下されて拘禁され、11月に亡くなった。享年78歳。

 生前に、王さんは中国共産党(以下、中共)に迫害され、王さん夫婦は2人とも懲役4年を宣告されたことがあり、王さんは認知症になるまで迫害され、自立生活ができなくなった。空腹か満腹か分からず、家の中で排尿、排便をしていた。外出すると家に戻る道が分からず、家族は派出所に行く監視カメラをチェックするしかなかった。2019年、王さんの妻、杜貴英さんは法輪功迫害の真実を人に伝えたため、中共によって懲役4年の不当判決を宣告され、いまだに刑務所で拘禁されている。王さんは面倒を見てくれる妻がいなかったため、亡くなった。

 2004年、尚志市の学習者は警察官らに真実の情報を伝え、「尚志市610弁公室と公安局への公開書簡」を送り、悪事を働いた者は将来、その代償を払わなければならないと忠告した。しかし、尚志市610弁公室と公安局の警官は、悔い改める気はなかった。事件を解決するために特別捜査チーム設定し、当時の責任者の梁曉明は「1人でも捕まえたら、濡れ衣を着せてやる」と言った。

 2004年2月16日、真夜中に派出所の警官は王さん夫婦の家のドアを壊して家に入っていた。王さん夫婦を連行し、家にあった掛け布団をバラバラに引き裂いた。

 2004年5月20日、王さん夫婦は、傍聴人がいないだけでなく、弁護する弁護士もいないまま、不当に開廷され(裁判官2人、書記官1人、検察官1人だけで起訴状を読み上げた)、懲役4年の判決を言い渡された。

 王さんは刑務所で心神喪失に陥るほどの拷問を受けた。

 2015年7月24日、王さん夫婦は尚志鎮第四派出所の警官に家宅捜索され、事情聴取のために連行された。この日、学習者の多くが家宅捜索され、連行された。

 2016年末、尚志鎮第四派出所は王さん夫婦に対して嫌がらせを続けていた。

 杜さんは2019年7月、法輪功迫害についての資料を少量配布したことで、阿城市裁判所から懲役4年の実刑を言い渡された。介護してくれる人がいなくなったため夫の王さんは2020年11月に死亡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/5/416007.html)
 
関連文章