自分を清め 精進して人を救う(一)
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文/湖北省の大法弟子

 【明慧日本2020年12月16日】私は1994年に法輪大法を修煉し始め、師父の功法伝授講習会に参加したことがあります。修煉の過程で、師父の無限の慈悲と大法無辺の力を深く体験し、師が法を正すことがどれほど困難であるか悟りました。同時に、師が法を正すことを手伝う使命と責任をはっきりと認識しています。

 私は貧しい家庭に生まれ、家族代々が神を信じ天を敬い、伝統的な考え方と厳格な家庭教育を受けていました。これは今後の自分が大法に出会うための基礎を作ってくれました。

 一、嫉妬心を取り除く

 ある日、息子の嫁と一緒に帰省して、帰りに駅で嫁の知り合いに出会いました。 私たちはタクシーを呼んで、その知り合いも同じ道なので、嫁は同乗するようにと声をかけました。その人は喜んで乗りました。車の中で、その人が嫁に「あなたは本当に良い人ですね、兄さんにお金をあげて兄さんは家を買ったんだけど、兄嫁は逆にあなたの悪口を言っている」と話しました。嫁は車の中に私がいるので、その話を言わないようにこっそりと知り合いを押しました。この全てを目にして、その話の内容もよく分かり、その時の私はとても不快な思いをしました。

 その知り合いが車を降りた時、私は嫁に「あなたは自身が古い家に住んでいるのに、お金を実家にあげたの? その時に私も家を買ったのに、貸してくれなかったね」と言いました。嫁は何も言わずに黙っていました。

 あれから4、5年が経ち、今年の4月に帰省した時、突然嫁からその話を言い出し、その兄嫁が私に話があると言い、私が息子の嫁をいじめたと言いました。 その時、私は困惑して悔しい思いをしました。その後、嫁は何度も遠回しにあてこすりを言ったことがあり、自分を罵っているのが分かっていたので、とても嫌な気持ちになりました。ある日、嫁の叔母でさえ、私を指差しながらどうのこうのと言い、またお前の息子はこれがダメ、あれがダメだと言いました。 それを聞いた時、胸が詰まってとても辛かったのです。

 嫁が家に来る時、いつも少しの物しか持ってこないのに、実家に帰る時には、小さい袋から大きな袋まで持って行きます。これを思うたび、心のバランスが崩れてしまいます。別々に生活してから、なぜだかわかりませんが、息子が嫁を叩いて叱っているのを見て、もしかしたら嫁が浮気をしたのではないか、因果応報かもしれないと思いました。この些細なことで心が平静でいられず、なぜか分かりませんでした。

 ある日、10歳の孫に嫁のどうのこうのを話しました。孫は「おばあちゃん、もう言わないでね、姑と嫁は生まれてから敵だから、それを理由に母と縁を切るわけにはいかない」と言いました。小さな孫の言葉を聞いて悲しくなりました。

 学法の時に、師父が説かれている「悪者は嫉妬心によって、私のため、怒りのために、自分が不公平だと言います」[1]のところを読んで、衝撃を受けました。師父は私のことを語られており、自分が正にそのような人だと感じました。その時にふと目が覚め、このすべての原因は、嫉妬によってもたらされたことだと悟りました。嫁がお金を兄にあげて、私にはくれない、それで機嫌が斜めになる、それは嫉妬心だ。嫁が実家に沢山のものを持って行っても私にはほとんどくれない、それで不公平だと感じる、これも嫉妬心だと分かりました。この嫉妬心は何度も自分の前で演じられ、自分に見せられ、長い間辛い思いをしていたにもかかわらず、それが嫉妬心だと認識できなかったのは、本当に悲しいことです。正念でこの嫉妬心を取り除いてからは、心が平穏になりました。

 二、利益心を取り除く

 私は3階に住んでいます。ある時期に、2カ月外出して家にいなかったのに、電気代が500元を超えていました。どうしたのかと思って、婿に確認してもらったところ、4階の家の配線がうちのメーターに挿し込んであったことが分かりました。 6、7年前からだそうです。つまり、4階の家は6、7年間も私の家の電気を盗んでいるということです。実際には、数年前、私と同修はある電気係に真相を伝えたことがあります。その時、真相を理解した電気係は、4階の住民が改装した際に500元以上の電気を盗んだので、返してもらうようにと言ってくれましたが、今回、6、7年間もずっと盗まれていたことを知り、4階の住民が理不尽な人だと思って、心が動じました。

 その日帰宅したあと、そのことを夫に話したら、「もういい」と言われました。 まだ心が落ち着かないので、どうしましょう? 4階の家に言ってみようと考えましたが、ご近所さんなので、気まずくなると思い、結局何も言いませんでした。 その後、4階はまだあなたの家の電気を使っていると、婿が教えてくれました。 それを聞いてすぐに「その家族は本当に私たちをバカにしている、これはいじめではないか」と思いました。その家族と喧嘩はしませんが、はっきりと言うべきで、ずっと放任していくことも罪になると思った自分は、そのことを4階の家に伝えました。その家の女の子は、電気自動車の充電をしただけで、それほどの電気はかからないと言いました。私は、「口論しに来たのではないので、今後このようなことをしないように伝えるだけです。それは合法的なことではないので、今後同じことを繰り返した場合は、まとめて請求します」と言いました。

 実はこのトラブルの中では、自分の利益の心が晒し出され、金銭に対して重く見ているかどうかの試練です。師父はこのように説かれています。「しかし、煉功者としては、どのように失と得に対処すればよいでしょうか? それは常人の場合とは違います。常人が得ようとしているものは個人の利益で、どうすれば暮しが良くなるか、どうすれば楽に暮せるかということです。煉功者はそれと正反対に、常人の得ようとするものは求めようとしません。そのかわり、常人は修煉しないかぎり、われわれの得るものを得ようとしても得られません」[2]

 師父は修煉者に利益の心を放下するように要求されています。私は真の修煉者になりたいので、師父の教えられた通りに、利益の心を放下しなければなりません。電気トラブルの中で、私は不平不満から心が穏やかになるまで、修煉する過程がありました。最後に、私は師父の教えに従い、相手と喧嘩せず、電気代金を請求せず、人間としての道理を教えてあげました。心はとても平静でいられるようになり、これは大法の力です。

 三、色欲心を取り除く

 2019年後半、法律の知識を用いて真相を伝えることはとてもいい効果があるという、明慧ネットの交流文章を読みました。そして、「夕陽紅」というユーザー名で携帯電話の動画サイトを使って真相を伝え始めました。この携帯電話の動画サイトは「火山」と呼ばれています。この過程の中で、ある男性に出会い真相を伝えました。その後、彼は私と結婚したいと申し出ました。数日間、私の心は動揺し続け、ひどく妨害されました。

 数年前に夫が亡くなり、孫と2人暮らしをしていますが、たまにがらんとしている部屋を見て、少し寂しく孤独感があります。自分でも不思議に思いますが、どうしたのでしょうか? 師父の講習会で講義を受け、20年以上も修煉してきたのに、なぜ現在こうなっているのだろうか? 師父は自分がなかなか悟れないのを見られ、時々同修を家に来させてくださり交流します。同修の言葉は本当に急所を突いていましたが、自分は表面上ではうなずいても、心の中では変えようとせず、依然としてその男性に対して未練を持っていました。ある日、派出所に連行された時、やっと目が覚め、この心をある同修にさらけ出しました。

 これは色欲心と自我が邪魔をして、自我を放下できず、「私」を放下できないことは、明らかです。師父はこのように説かれています。「歴史においても、あるいは高次元空間においても、人が修煉できるかどうかを判断するのに、人の欲望、特に色欲のことが重視されてきました。ですから、それらには本当に淡泊でなければなりません」[2]

 高次元では、色欲心は存在せず、修煉する中で、この心を徹底的に取り除かなければならないと悟りました。以前、色欲心に妨害された同修を見て、どうしても理解できず、なぜあんなに落ち着かないのか、と思ったことがあります。今なら理解できますが、その状況にいないと理解できません。「傍観者には明確にわかるものの、当事者は迷う」という熟語の通り、今、その時の自分を振り返ってみると、まさに自分だったとは思えません。もちろん、それは本当の私ではなく、色、欲、孤独、好奇心、負けづらい心、恨む心、人を学ぶが法を学ばない心、オシャレに対する執着心、自我、「私」から形成した偽りの自分であり、そして共産邪霊に拡大された色欲心です。これらの心はすべて取り除かなければならない汚いものなので、これらの人間から抜け出さなければなりません。

(続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/6/413651.html)
 
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