文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年12月26日】私は2012年から法輪大法を修煉し始めました。修煉する前は、私はいくつもの病気を患っていました。特に頭痛がすると、頭が一日中大きな帽子を被っているかのように感じていました。修煉してからは、全身の病気が消えていき、清々しくなり、風を切って歩くかのようになり、心身とも比類ない愉悦を覚えました。
一、智慧を以って真相を伝え 一心で人を救う
修煉を始めたころは、私は二人の古い同修と一緒に学法していました。古い同修らが積極的に法輪功迫害の実態を伝え、人を救っているのを見ると私もやりたいと思いました。最初のころは、私は迫害の真実を伝えることができず、一人で法輪功迫害に関する資料を背負って、至る所に行き、配布していました。年始年末になると、私は資料とお土産を持って故郷の農村に行き、親戚や友人を訪ねたり、朝と夜は、一軒ずつ資料を配布したりしていました。
時には、市場に行ってすべての店舗に資料を配ったり、住宅コミュニティーに入りビルの上から下まで一軒ずつ資料を配布した時もありました。会社の宿舎の入口に歩いて行くと、門衛に会うこともありますが、私は自分の住宅コミュニティーに帰ったかのように、よく知っているかのように笑顔で寛大な気持ちで門衛に挨拶しました。「お兄さん、当番ですか」、すると門衛も笑顔で「お帰りですか」と言いました。私は普通に中へ入りました。
エレベーターホールに入った時、もし人に会ったりすると、私は自ら声をかけます。「おばさん、涼しい所にいらっしゃいますね」、相手もとても自然に、「はい、今仕事の帰りですか」と応えてくれます。私は気楽に思うままに上へあがります。
それから後に、私は同修とグループを作り、街で法輪功迫害の真実を伝え人を救いました。時には路上で縁のある人に出会います。人を救うために買いたくない物を買ったりもします。たくさん買ってしまったとき、食べきれないとき、近所の人にあげたりして、その機会を借りて真相を伝え人を救ったりします。
ある日、私は同修と一緒に出かけて法輪功迫害の真実を伝えている時、路上で礼儀正しい大学生が、携帯電話のカードを販売しているのを見ました。私たちはその大学生に迫害の真実を伝えましたが、互いに気持ちよく自然に話し合えました。大学生はとても佛縁があり、悟性が優れていて、完全に真実を受入てくれました。彼は法輪功迫害の真実が分かると感激し、何回もお辞儀をして感謝の気持ちを表しました。「おばさん、ありがとう! 李大師がおばさんを送って私を救ってくれたことに感謝します。私は邪党に入党しません。ありがとう、おばさん! おばさんたちが、私にこれほどたくさんの道理を分からせてくれたので、これからは、私も真・善・忍を振る舞いの基準とします。学校の先生や両親は、これらの道理を教えてくれたことがありません。しかしみなさんは、私に如何に振る舞うかを教えてくれました。本当に感謝します。おばさん! 私は法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいを覚えました」
その大学生に、もっと真相を理解して貰いたかったので、真相冊子や、真相の書かれたお守り、ネット封鎖を突破するソフトをあげました。彼は喜んで両手で受け取り、再びお辞儀をしました。大学生が救われた後、こんなに喜んでいるのを見ると私も同修もとても満足しました。
普段、電柱や宣伝用ボードを見かけると、私はついでに真相スティッカーを一枚貼ります。師父のご加持の下、私は柔軟で機敏に物事に対処します。同修は「大法を実証することにおいて、あなたは利口で賢い、正念が強く、恐怖心がありません」と言いました。
二、自我を放下し、全体に円容する
数年前、現地で資料を作成していた古い同修が、引っ越しをする時、パソコンとプリンターを私に残してくれました。古い同修は、このプロジェクトの担当を私にしてもらうことを望んでいました。しかし、私は全く使い方が分からず、マウスを手にしたこともありませんでした。しかし、周囲で7、80代の年配の同修が、『明慧週刊』と法輪功の資料を緊急に必要としていることを目にすると、私は本当に困ってしまいました。そのため、一人の同修からインターネットに繋げる方法、印刷方法を教わり、技術担当の同修からは、機械に簡単な問題が発生した際、どのように修理するかを教えて貰いました。それからは毎週、年配の同修に、『明慧週刊』と法輪功迫害に関する資料を印刷し、時間通りに届け、その度に数枚の用紙を持ち帰りました。用紙には年配の同修が三退させた人の名前が書かれています。その三退情報を、大紀元ウェブサイトに入力することが私の担当になったのです。
この数年間、私はずっと年配の同修に協力しながら、三つのことをやって来ました。風雨のなか、今日まで歩んできました。かつて何回も試練に遭遇したことがあります。昨年のある日、私は70歳を超えた同修Aさんに法輪功の資料を届けました。私が数人の古い同修と学法していた時、なんと現地の数人の警官がドアを破り、押し入りました。私と7、80代の年配の同修が派出所に強制連行されました。私は一言も言わず、ずっと発正念しました。翌日、警官は不法に家宅捜索をしましたが、入って少し見てから帰りました。警官は私を留置場に連行し、不法に拘束しました。10日後、私は帰宅しました。同修Aさんは1年の刑を言い渡されました。
今回の教訓は深刻なものでした。私は内に向けて探しましたところ、たくさんの執着心が見つかりました。学法する時内容が心に入らず眠くなること、そして自ら法理を悟れなかったのです。法を得てないので、自分を修めることができませんでした。発正念する時、時には掌が倒れたり、正念が充分ではなく、人心が重い、観念が強い、家族や同修に対して文句を言い、恨む心がありました。当時、私はすでに同修Aさんが邪悪に妨害されていることに気付いていました。師父は何回も私を悟らせてくださいましたが、私は悟りませんでした。そして問題が発生したのです。また、恐怖心を取り除くことと、安全に注意することを正しく理解できず、旧勢力に隙に乗じられ、旧勢力の按排した道を歩みました。
心を静めて学法することによって、法に対する理解が深まりました。心性が向上するにつれて、私は、邪悪な旧勢力がどのような妨害形式を演化して出しても、その目的は私に三つのことをしっかり行わせないことであり、私の修煉に対する自信を動揺させると同時に私が真相を伝えて人を救うことを妨害することだと認識できました。そのため、旧勢力のすべての按排を徹底的に否定し、取り除き、正念を以って正しく行い、揺ぎ無く師父の按排された道を歩まなければなりません。
師父はこのように説かれました。「もちろん、旧勢力が按排したこの全てを私たちは認めておらず、師父である私も認めていません。大法弟子も当然認めていません。(拍手) しかし、旧勢力はなんといっても、やりたいことをやりました。大法弟子は今まで以上に良く行い、衆生を救い済度する中で自らを良く修めるべきです。修煉の中で魔難に遭ったら、自分自身を修め、自分自身を見るべきです。これは旧勢力が按排した魔難を認め、それらが按排した魔難の中でいかに良く行うかのことではなく、こういうことではありません。私たちは旧勢力そのものが現れたこと、それらが按排した全てまで否定しており、旧勢力の存在自体を認めていないのです。私たちは根本から旧勢力の全てを否定しています。旧勢力を否定し排除する中で皆さんが行った全てこそ、威徳あるものです」[1]
私はこう思いました。「旧勢力の全ての按排を否定するだけでなく、一人の大法弟子としての責任と、師父の法を正すことを助けるという大きな誓約と願望を理解しなければなりません。必ず師父の法を正す進展に追いついていき、師父の必要とされることに円容します」。今、年配の同修に法輪功の資料を届け、彼らに協力して三つのことをしっかり行うことは私の責任であり、師父が私に付与された神聖なる使命で、その責任を免れることはできません。認識できたら、私は法理に基づいて自分を正し、直ちに行動し、引き続き法輪功の資料を作成し、タイミングよく周囲の年配の同修に届けます。武漢肺炎の感染状況が厳しい時期でも、私は資料を作成して届け、断ったことはありません。
今年の上半期に、不法に監禁されていた同修Aさんが帰宅したと聞きました。周囲の同修はみなAさんの自宅を訪れることを怖がっていました。一部の同修は、Aさんに会っても話すことさえ恐れていました。その数日間、私はいかに恐怖心を取り除き、最も助けを必要とするAさんを手伝うかを考えました。自我を放下した後、心の中で、ずっと人のためになることを考えました。恐れる物質が一瞬にして消えました。私はまずAさんに大法の書籍を1セット送りました。それから会いに行きました。Aさんは私に会うと非常に喜びました。
1年の間で、Aさんは痩せて顔は憔悴していました。私たちは法理に基づいて交流し、各自が内に向けて探しました。私たちは自分のある一部の執着心を見つけました。Aさんは、「心を静めてしっかり学法し、しっかり内に向けて探し、法理に基づいて自分を正さなければならない」と、私にこう言いました。Aさんは厳正に声明を書き、私は明慧ネットに発表することを手伝うことにしました。
数日後、Aさんは山ほどの用紙を持って来ました。真剣に数年間の修煉体験を書いたのです。それからも今まで通り、Aさんに『明慧週刊』や、法輪功の資料を届けました。Aさんは自分の状態を調整した後は、顔色が艶々し、素早く法を正す進展に追いつくことができました。毎日出かけて真相を伝え、人を救っています。そして半月に一度、長い三退リストを持って来てくれます。
これらの三退リストを見るたび、心より同修らに敬服すると同時に、自分も更に勇猛邁進するように促しています。
歴史の最後の時期に、私は三つのことをしっかり行い、自我を放下し、全体に円容するように努力します。師父の法を正すことを手伝い、衆生を救い済度する道のりで、師父からの大きな期待を裏切らず、師父の次の教えに従います。師父は「皆さんは残りのことにしっかり取り組み、悔いのない修煉過程をもって未来へ向かってください」[2]と説かれています。
同修の慈悲なるご叱正をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法四』「二〇〇四年シカゴ法会での説法」
[2] 李洪志師父の経文:『カナダ法会へ』