転んだことで自我を実証する心が見つかる
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2020年12月27日】私は1996年7月に大法を得た古い大法弟子です、現在78歳です。大法を修煉してから、リウマチ、気管支炎、腰痛、乗り物酔いなど、私の人生のほとんどを悩ませていた病気は、2カ月も経たないうちにすべて治りました。これで大法を信じるようになりました。私は出会ったすべての人に、法輪功は素晴らしいと伝えていました。李洪志師父が『轉法輪』の中で説かれたことはすべて真実で、私は最後まで修煉していきたいと思います。

 2020年の8月1日の朝、私はベランダから25㎏の米袋をリビングに移動させようとして、米袋を抱えて運ぶ時、体のバランスを崩して米袋と一緒に地面に転んでしまい、痛みで起き上がれなくなってしまいました。最初の反応は「大丈夫です、私は大法弟子です、師父が見守ってくださるから、どうか師父、助けてください」とお願いしました。

 痛みで着ている服が汗でびっしょりになりましたが、心はとてもスッキリとして落ち着いていました。一人暮らしなので家族には知らせませんでした。大法弟子は、大きな関を越える時、修煉していない家族に頼ることはできません。そこで、痛みに耐えて、まず坐禅が出来るかどうか試してみました。気合いを入れて、一気に足を上げてみたところ、その落ち着いた感じは言葉で表現できません。師父が私のそばにいてくださり、私を守ってくださっていることを心から感じることができました。

 私は痛みに耐えてベッドに移動し、師父の説法の録音を聴き始めました。一日4回の発正念の時間に起きて正念を発する時は、非常に苦痛で、ベッドから出るのに30分から40分近くかかりました。痛みが酷くて眠れず、夜は『師恩を偲ぶ』を一晩中聴いていました。このようにして、昼間は師父の教えを聴き、夜は『師恩を偲ぶ』を聴きました。

 3日間は何も食べられなかったのですが、徐々に少しずつ食べられるようになってきたので、子供には必要な時に、食べ物を持って来てもらうようにしていましたが、子供を呼ばない時には、家に来ないようにと、子供達に伝えていました。

 このようにして、私は毎日煉功学法をして、正念を発していました。私は『師恩を偲ぶ』を30日間、夜に聴き、師父の浩蕩たる佛恩を浴び、聴いているうちに肉体的な苦痛を忘れていました。 『師恩を偲ぶ』を聴いているうちに、共産党文化はいかに私たち中国人を害しているのかを目の当たりにしました。本土の修煉者が師父の強い慈悲なるエネルギーの場の中にいても、中には師父を尊敬していない人もいましたが、台湾の修煉者はそれとは対照的に、修煉者は師父をとても尊敬していて、見ていてとても心地よかったのです。師父はとても慈悲深く、寛容で、衆生が法を得るために多くの犠牲を払ってくださいました。私たちは今、衆生を救うことについて、如何にこのことを軽視し、相手の立場に立って、相手のために物事を考えていなかったと思います。

 振り返って、なぜ今回自分は旧勢力に迫害されたのか理由を探ってみました。私がこれまで歩んできた法を正す道を思い返してみると、この三つのこともずっと行っていましたが、大なり小なり関も乗り越えていました。良く乗り越えていた関もあり、うまく越えていなかった関もたくさんありました。今回の転んだことを通して、内に向かって探すと、自我を実証する心を見つけました。毎回、私は大法の法理を少し理解していたら、または関を乗り越えていた時、同修の中で自分を顕示して、長い間、同修は私が良く修めていると思い、私は同修を誤った方向へ導いていたのです。同修たちはトラブルに遭遇したとき、よく私と交流していました。私は同修に何をすべきだとか、それをどのように行うかと話していました。法をしっかり学んでいない同修は私に依存するようになりました。私もこの状態はとても危険だと感じていたのですが、大法から気づくのが遅すぎて、この状態を変える方法がわからず、今度の転んだことから目が覚めました。

 1カ月間、法を勉強し、『師恩を偲ぶ』を聞いて、今私は「修は己にあり、功は師にあり」[1]ということを法から理解しました。きっと師父は弟子が真に修煉する心を持っていることを見ておられ、弟子にこの次元の法を理解させてくださいました。もちろん、私は他の人心もありますが、これはあくまでも今回の転んだことから、見つかった執着心です。悪いものを良いものに変えるために、師父の慈悲なる保護に感謝致します。これからの残り少ない時間の中で、三つのことをしっかり行って、より多くの人を救っていきたいと思います!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/4/415792.html)
 
関連文章