【明慧日本2020年12月30日】荒涼とした畑に、死体が並べられていました。列の先頭が見えず、最後の尾さえ見ることができず、死体は、一層ではなく、幾つもの層に積み重なっているようで数えることができません。私と何人かは遺体を燃やすのに精一杯で、濃い煙がもくもくと立ち込めていました。
少し体の向きを変えると目が覚め、それは夢であることが分かりました。これは、疫病で排除された人たちかもしれないと思いました。私の心はとても穏やかで、人類は長年、このような状態が続いていたので、おそらくそうなるに違いないと思っていましたが、どうしようもありません。師父は「真相が大いに顕れ天下は茫然とする」 [1]とおっしゃっています。突然私は、自分の状態はなんで今になっているのでしょうか? 今はまだ天象が明かされておらず、私はこんなにもしびれを切らしています。もし数年前にこのような夢を見ていたら、これらの命には哀れみと悲しみを感じていたでしょう。このような事態を防ぐためには何もできませんが、少なくとも急いで人を助けたいという気持ちになります。しかし今、どうして慈悲心が薄れてしまったのでしょうか?
私は目が覚めてしまい、眠れなかったので、自分自身を反省し始めました。20年以上、法輪功迫害の実態を伝える中で、何度も迫害されました。毎回私は、転んだら立ち上がり、転んだら再び立ち上がって前進し続けてきました。数年前、迫害で疲れてくたくたになって正念が弱くなり、ひたすら身の安全に注意を払っていました。過去には、縁のある人を見逃すようなことはありませんでしたが、今は安全ではないと感じてしまうと、真実を伝えるのをやめてしまいます。自分は圧力に耐え切れず、大切な人はまだ刑務所に入っているから、身の安全に注意しなければならないというのが口実でした。とにかく、数年にわたり、私は多くのことに遭遇したので、最後の時間の中で、何かがあってはいけません。これは私心ではないでしょうか? 最後の時期、私はまた、より多くの人々を急いで救わなければならないことを知っていますが、しかし、成し遂げることができません。毎日、三つのことは慣例によって行っているようで、非常に無力感を感じています。
私はこれが安逸心だとわかっていますが、自分は非常に時間に執着し、法を正すことが早く終わることを望んでいます。特に情勢の進展に注目し、海外でのコロナ状況はとても深刻ですが、中国の迫害はとても深刻で、どうして中国の邪悪な人々を淘汰しないのでしょうか? 悪魔は、衆生を救うことを妨害してますが、迫害は確かに衆生を救うことを妨げているのです。衆生にとって、大法弟子は彼らの唯一の希望なのです。しかし、私たち自身の執着心も、人を救い済度する妨げではないでしょうか? 本当に淘汰が来たら、人を救うには遅すぎるのです。
夢から悟ったことです。適当でないところがあれば、慈悲なるご指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「心自明」