寧夏の馬智武さん 懲役11年の冤罪を受けた後14年の実刑判決
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 【明慧日本2021年1月11日】寧夏回族自治区の固原市中級裁判所の裁判官が2020年12月25日に固原市留置場へ行き、法輪功学習者・馬智武さんに懲役14年、罰金3万元の実刑判決を宣告した。判決を受けた馬さんはその場ですぐに控訴する意思を表明した。

 馬さんは50歳で、元寧夏銀川鉄路安全監察室のドライバーであり、1998年5月から法輪大法の修煉を始め、2カ月内に無病で全身軽快な状態に達した。

 1999年7月に中国共産党による法輪功への迫害が始まった後、馬さんは北京へ陳情に行ったため3年の労働教養を強いられた。労働教養所で、馬さんは悲惨な迫害に抗議したため、続いて懲役6年の実刑判決を言い渡された。また、2010年9月、馬さんは再度懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 2020年6月5日、実家に戻って仕事を探していた馬さんは再度連行された。6月25日、逮捕状が発付された。

 同年11月19日、固原市中級裁判所が開廷した。馬さんは「オンラインテレビ開廷に反対する。共産党員の検察官や裁判官は回避すべき」と二つの意見を提出したため、裁判官は一時休廷し、22日に再度開廷すると宣告した。

 11月22日に再度開廷した。馬さんが提出した「共産党員の検察官と裁判官は回避すべき」という意見が拒否された。弁護士が提出した「証人、担当警官、捜査官、認定官も出廷すべき」という意見も受け入れてもらえなかった。法廷審理は二つの罪名を巡って展開した。一つは「邪教を利用して法律の実施を破壊する罪」で、午前9時から午後3時まで審理をしていた。審理が終わっていなかったが、裁判官はいきなり二つ目の「国家政権を転覆させる罪」の審理に転換させ、すべての傍聴者を追い払った。審理は午後10時まで続けられた。審理の間、家族は弁当と水を馬さんと弁護士に届けようとしたが、裁判所の警官に止められた。そのため、弁護士と馬さんは一日食事を摂っていなかった。

 検察官が法廷で挙げたいわゆる証拠はすべて偽物であったり、罪名に関係ないものであったり、本当の証拠にならないものばかりだった。また、検察官はこの一つの事件を二つの罪名に分けて審理した。まさに検察官自身が法律を破壊していたのだ。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/2/417994.html)
 
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